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持門山・桂谷山(岩国市周東町祖生) [県東部の山]

P1140255桂谷山(右).JPG南麓から桂谷山(右側)
寺門山・桂谷山.jpg (クリックで拡大)

高照寺山から南へ派生する尾根を時計回りで周回してみた。前半の通津峠までは平成13年に一度歩いているが年月も経ち記憶からは消えている。
取り付きの小ピークには弘法大師堂がある。大師堂への道は最近(個人で?)整備されたようで、山道がいくつか付いている。石鳥居や大師堂のあるピークの周りには八十八箇所めぐりの石仏が並ぶ。
四等三角点「笠松」は周囲が伐採後ヤブ化しており、西方向わずかに氷室岳が望める程度である。560m東峰の持門山からは旧市町境となり、境界尾根には番号が刻まれたコンクリート境界杭が設置されており目印となる。
通津峠まで下りピストンしたが、後半は雨が降り出したので、桂谷山への縦走をあきらめ鞍部から林道へ下ったところ、しばらくして一旦天気が持ち直したので、その間を利用し、林道から沢と尾根のルートで周回した。(2014.01.28)

●林道~大師堂ピーク~峠
桂谷橋を渡り、林道に入って右にログハウスの民家を見ながら尾根に出ると、林道が左へ巻くところで雑木尾根へ取り付く。
P1140091桂谷橋.JPG桂谷橋
P1140092林道分岐.JPG林道が左へ巻く
P1140093尾根道取り付き.JPG尾根道取り付き

明瞭な尾根道を登り切ると、山道(参道)と石仏に出会う。
P1140094ヒノキ境尾根道.JPGヒノキ境尾根道
P1140095雑木尾根.JPG雑木尾根
P1140096参道出合い・八十八箇所巡り石仏.JPG参道出合い・石仏

八十八箇所巡りの参道は周回しているが、左へ少し下ると、右の斜面へ石段と石鳥居が見えるので、これを登ると弘法大師堂の境内へ着く。鳥居があるところを見るともともとは神社があったと思われる。堂の右手に重ね石風の岩があるがこれがご神体かもしれない。
P1140098参道(南側).JPG参道(南側)
P1140097石段・鳥居.JPG石段・鳥居
P1140106弘法大師堂.JPG大師堂・鐘楼
P1140108重ね岩.JPG

鳥居をくぐり参道を右へ下ると、かなり切り立った切通しの峠へ降り立つ。
P1140112参道(北側).JPG参道(北側)
P1140113切通し(東側).JPG切通し

●峠~390m平坦ピーク~林道
峠から右の尾根へ上がり、ヤブ化した段状の雑木尾根を登ると、ヒノキ林境尾根へ出る。
P1140114山道取り付き.JPG尾根取り付き
P1140115段状の尾根.JPG段状の尾根
P1140118ヒノキ林尾根.JPGヒノキ林尾根

290m小ピークを越え、鞍部で竹林の巻き道を進むと、支尾根上で右からの山道と出会う。以前の記録を見ると、前回はこの山道を登って尾根へ取り付いたようだ。
P1140119ヤブ気味の尾根.JPGヤブ気味の尾根
P1140121植林境尾根.JPG植林境尾根
P1140122 290m小ピーク.JPG290m小ピーク
P1140124鞍部・タケが現われる.JPG鞍部・タケ
P1140126右からの山道と出会う.JPG右からの山道と出会う

ヤブ気味の雑木尾根を少し登るとヒノキ林境尾根へ出る。竹林から雑木ヤブとなるので、右の疎林へ逃げ込みながら登ると390m平坦ピークとなる。タケ混じりのスギ植林で展望は得られない。
竹林鞍部へ下り、抜けると林道終点部へ出る。
P1140128雑木尾根の山道.JPG雑木尾根
P1140131ヒノキ尾根.JPGヒノキ尾根
P1140132タケ林.JPGタケ
P1140133雑木ヤブ尾根.JPG雑木ヤブ尾根
P1140134右の雑木林へ逃げ込む.JPG右の疎林へ逃げ込む
P1140135スギ・タケ.JPGスギ・タケ
P1140137スギ.JPGスギ
P1140138 390mピーク(タケ混じりのスギ林尾根).JPG390mピーク
P1140140竹林鞍部.JPG竹林鞍部
P1140141林道終点へ出る.JPG林道終点へ出る

●林道~三角点「笠松」~持門山(560m東峰)
林道は西側が広く伐採され、氷室岳のすっきりとした山容が望める。
P1140143林道から528.3mピークを望む.JPG528.3mピークを前方に望む
P1140144林道から氷室岳を望む.JPG氷室岳を望む

林道が右の巻き道へ変わるところで植林尾根へ取り付く。一旦雑木尾根に変わるあたりで両側に巻き道が残っている。緩い雑木尾根を登っていくと倒木ヤブとなった山頂一角に出る。左方向へ平坦尾根を進むと、密生したヤブの中に四等三角点「笠松」を見る。樹間越しわずかに氷室岳方面が見える。
P1140147林道から尾根取り付き.JPG尾根取り付き
P1140149ヒノキ植林尾根.JPGヒノキ植林尾根
P1140150コン杭「祖生村有林」・西南側切り開き.JPGコン杭「祖生村有林」
P1140151雑木尾根.JPG雑木尾根
P1140153コン杭「九七」・左右に旧巻き道.JPG左右に旧巻き道
P1140156雑木尾根.JPG雑木尾根
P1140157倒木ヤブ.JPG倒木ヤブ
P1140158やや左方向の尾根道.JPGやや左方向の平坦尾根道
P1140159ヤブの中に四等三角点「笠松」.JPG三角点「笠松」
P1140160山頂のヤブ(逆方向).JPG山頂のヤブ(逆方向)

ここから勾配は緩やかだが、ところどころ低木ヤブや倒木が現われる。小ピークを二つ越えると、ヒノキ林の560m西峰に着く。
P1140161ヒノキ林尾根.JPGヒノキ林尾根
P1140162 530m小ピーク.JPG530m小ピーク
P1140164 540m小ピーク.JPG540m小ピーク
P1140165倒木.JPG倒木
P1140167鞍部.JPG鞍部
P1140168ヒノキ尾根.JPGヒノキ尾根
P1140169寺門山西ピーク?(560m).JPG560m西峰

倒木をよけながら鞍部へ下りヒノキ林尾根を登ると、ヤブの中に地籍図根三角点を見つける。560m東峰(持門山)である。コンクリート境界杭「岩・周24」も確認できる。周辺のピークにこまめに付けてある山名札がここにもあった。
P1140172倒木.JPG倒木
P1140173地籍図根三角点.JPG地籍図根三角点
P1140200寺門山560m東ピーク・コン杭「24」.JPG560m東ピーク・コン杭「24」
P1140175山名札.JPG山名札

●持門山~通津峠
ここでひとまず峠へ向かう。境界コン杭の番号を確認しながらヒノキ植林境を忠実に下る。鞍部で登りかえすと雑木尾根に変わり、510mピークでは「通津村」の倒れた石杭を確認できる。
P1140177北尾根ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1140178コン杭「岩・周25」.JPGコン杭「岩・周25」
P1140179ヒノキ植林境・支尾根分岐点.JPGヒノキ植林境
P1140182鞍部・コン杭「27」.JPG鞍部・コン杭「27」
P1140184510mピーク.JPG510mピーク・倒石杭

次の鞍部を登りかえすと509mピークへ着く。ここから峠へ向けて北方向へ急勾配の斜面を下ると、平坦地へ出る。左のヒノキ植林帯を下ると県道の通津峠へ降り立つ。
P1140189 509mピーク.JPG509mピーク
P1140190前方に高照寺山.JPG前方に高照寺山
P1140191峠上の鞍部.JPG峠上の鞍部
P1140192車道へ出る.JPG車道へ出る
P1140194通津峠(東方向).JPG通津峠(東方向)

●通津峠~持門山~500mピーク~林道(470m鞍部)
持門山まで引き返す。峠を少し東へ下った電柱が立つところから測量跡があるので、帰路はこれに取り付く。同じ道を持門山まで戻る。途中前方に持門山の東峰と西峰が樹間越しに並んで見える。
P1140197尾根取り付き・電柱.JPG電柱・尾根取り付き
P1140199寺門山?(560mツインピーク).JPG560m東西峰

持門山からは旧市町境をたどり500mピークをめざす。境界コン杭などを確認しながら進む。途中何箇所か、市尾根の方向が変わるピークからの下降は注意が要る。
P1140201右ヒノキ林境.JPG右ヒノキ林境
P1140202「23」.JPGコン杭「23」
P1140205 520mピーク・「19」.JPGコン杭「19」
P1140209石柱「通津村」.JPG石杭「通津村」
P1140211伐採木で荒れた尾根.JPG伐採木で荒れた尾根
P1140212平坦植林尾根.JPG平坦植林尾根
P1140215「16」?.JPG鞍部・コン杭「16」

500mピークでは境界コン杭「8」と「九七」を確認する。
左へ90度振って下ると灌木ヤブ尾根となり、鞍部で右からの林道と出会う。林道は下草が被り鞍部が終点となっている。
P1140218 500mピーク「8」「九七」.JPG500mピーク・コン杭「8」など
P1140222ヤブ気味のヒノキ林境.JPGヤブ気味のヒノキ林境
P1140223 480m尾根分岐.JPG480m尾根分岐
P1140224「由60」.JPGコン杭「60」
P1140225鞍部.JPG鞍部
P1140226やや荒れた林道.JPGやや荒れた林道

●林道~桂谷山~林道
ここで雨が落ちはじめたので、方針変更し、そのまま林道を下ることにする。
右からの林道と合わさり、さらに改修されたばかりの末東から桂谷川沿いに上がっている林道へ出る。
P1140228林道.JPG林道
P1140231林道.JPG林道
P1140232林道出合い.JPG林道出合い

途中で雨が小休止したので、ふたたび桂谷山をめざすことにする。右へ大きくカーブする谷と合わさるところから沢を遡行し、ヒノキ林斜面を登ると主尾根へ出る。右折しヒノキ林境から雑木尾根を進むと、ヤブ化した桂谷山山頂へ着く。四等三角点「桂谷」もヤブの中に見る。展望は西方向に氷室岳山頂部がのぞく程度だ。
P1140233取り付きの谷.JPG取り付きの谷
P1140234沢.JPG沢沿いに進む
P1140235ヒノキ植林谷斜面.JPGヒノキ植林谷斜面
P1140237ヒノキ植林境の主尾根へ出る.JPGヒノキ植林境の主尾根
P1140238「周・由46」.JPGコン杭「周・由46」
P1140239雑木尾根.JPG雑木尾根
P1140240ヤブの山頂.JPGヤブの山頂
P1140242氷室岳.JPG氷室岳

帰路はヤブを抜け、西方向のヒノキ林境を一気に下った。林道が見えるとカーブ地点で林道へ出る。そのまま林道を下って桂谷川沿いに戻る。
P1140243植林境尾根へ.JPG植林境尾根をめざす
P1140244植林境尾根.JPG植林境尾根
P1140248下降地点.JPG下降地点(逆方向)
P1140249林道.JPG林道P1140250堰堤.JPG堰堤
P1140252宝禅寺山.JPG宝禅寺ヶ岳

◆山名考
持門山は『玖珂郡志』の通津村、祖生村の各項に高山として記述がある。
通津村の項には「持門山。通津境。此山ハ昔時、持門ト云天狗住ケル故ニ山ノ名トスル也。」とあり、祖生村の項もほぼ同じ内容である。
560m東峰を持門山としたが、『享保増補村記』に記された祖生村や通津村の境界の項を読むと、いささか疑問が残る。長野は現在祖生とは接していないが、「村記」では南から由宇村、長野村、通津村と境が接した形で記載され、祖生・長野・通津の三村境あたりが持門山とされている。
また、「郡志」では長野村は通津村の小村扱いとなっている。これらから当時の長野村の境界が鍵になると思われる。
このあたり再考する必要があるが、当面、『周防アルハイク』の巻末資料(「持門山565m」と記載)などに拠ることとした。
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