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高山・行者様〈沖浦ルート〉(萩市須佐) [県北部の山]

久しぶりに県最北部へ出かけてみた。以前から高山を沖浦側から上がる道はないかと気になっていたので実行する。
車の離合箇所を気にしながら県道305号を進むと、沖浦集落の近くで伐採作業の業者の方と地元のお年寄りに出会う。
「こちらから上がる道をご存知ですか?」
「道なんてない! 道は山の向こう、こっちにはない!」とにべもない。
ある程度予想はしていたものの、ここまで否定されると意地でも見つけてやろうという気になる。想定ルートのいくつかを道々確かめながら、取りあえず尾根に取り付く。
踏み跡程度の山道もすぐに消え、あとは雑木疎林の緩やかな尾根が続く。山頂近くで切り立った岩尾根に阻まれる。高度感に怯えながら恐る恐る岩の間を縫って何とかクリア。苦労した甲斐があり、観音岩と呼ぶにふさわしい岩塔の発見というオマケが付いた。
帰路、行者様までは紹介本のとおり問題なく歩ける。行者様山頂から未踏の北尾根を下ったが、上りより岩尾根が多く、岩を右や左に避けながら下る。最後は採石場の作業道跡とおぼしき道に降り立つ。その後は道が崩壊・消失したりで、ほうほうの体で作業道跡へ抜け出る。予想してはいたが地形図の破線道はまったくあてにならない。採石行為や自然崩壊により完全に消失していると思われる。(2013.12.14)
P1120975沖浦側から高山.JPG沖浦側から高山
高山・行者様.jpg (クリックで拡大)

沖浦集落が近づき道幅が広くなったところで駐車。この先も駐車地はある。小雨まじりの霰が止むのを待ち、少し遅めのスタート。
右に小堰堤、廃屋を過ぎ、道が左に大きくカーブするところでヤブ化した作業道入口があり、これに進む。
P1130125堰堤.JPG小堰堤・高山橋
P1130124廃屋の看板?.JPG廃屋で見た看板
P1120976作業道入口.JPG作業道入口

作業道はすぐに右にカーブするが、左の法面上に幅広の道(ひとつ東の谷の堰堤へ通じる管理道か?)が残っており、法面を上がってこれをたどる。
P1120977作業道.JPG作業道
P1120978取り付きの法面.JPG取り付きの法面
P1120979山道.JPG幅広道

すぐに支尾根を右に巻くところで、尾根に取り付く。雑木疎林の尾根に残る踏み跡程度の山道を進むとやがて不明瞭になる。
P1120980尾根取り付き.JPG尾根取り付き
P1120981雑木疎林尾根の山道.JPG山道
P1120983切り開き.JPG切り開き

シダ被りのところが少しある程度で、大部分は雑木疎林の尾根で酷いヤブコギ箇所はない。勾配の緩いだだっ広い尾根が多いので雑木尾根を外さないよう尾根の方向を確認しながら登る。
P1120985シダ.JPGシダP1120986.JPG雑木疎林尾根
P1120989石が散在する尾根.JPG石が散在する尾根

途中測量杭は見あたらず、標高200mあたりで黄色のプラスチックポールが横になっているのを確認したぐらいである。このあたりから緩い尾根が左右に分かれるので、左方向へ向かう。
P1120990黄色ポール(倒).JPG黄色ポール
P1120991雑木疎林尾根.JPGだだっ広く緩い尾根

標高270mあたりで右(南西)方向へ尾根が変わる。
P1120993尾根が右方向に変わる.JPG右方向へ
P1120994だだっ広い尾根.JPGだだっ広い尾根

標高330m付近、右からの支尾根が合流する手前で、高さ4m強ぐらいの岩と出会う。
P1120995岩.JPG

その右方向へ少しトラバースしたあたりに変わった形の岩が見えたので行ってみると、高度差のある大岩だった。
P1120996大岩.JPG大岩
P1120999大岩上方.JPG大岩上方
P1130001大岩下方.JPG大岩下方

南方向へ少し登っていくと小さな崩壊斜面に出会うので、このあたりから右(西)方向へ疎林尾根を進み、まもなく再び南方向に変わる。
P1130002左に崩壊面.JPG左に小崩壊面
P1130003右方向に向かう.JPG疎林尾根を右へ
P1130004疎林.JPG南へ向かう

少し登ると5、6mほどの岩と出会う。
P1130005岩.JPG

岩が散在するところをさらに登ると大岩が現われ、右上方には岩尾根が屹立する。
P1130007岩が散在.JPG岩が散在
P1130008大岩が現われる.JPG大岩
P1130009屹立する根.JPG岩尾根(上部)
P1130010下方.JPG岩尾根(下部)

尾根へ上がれるか不安になったが、左の大岩の間になんとか登れそうな僅かな空間を見つけたので、手がかりとなるしっかりした木を確認しながらよじ登る。
岩慣れたした人であればどうということもない岩場かもしれないが、どうにか尾根上へ出たときは内心ホッとした。
P1130011岩の間を縫って上がる.JPG岩の間をよじ登る
P1130012逆方向.JPG岩間(逆方向)
P1130013屹立する岩(上方).JPG屹立する岩(上方)
P1130014屹立する岩(下方).JPG屹立する岩(下方)
P1130016岩尾根上へ出る.JPG岩尾根上へ出る

尾根上の岩の間を抜けていると、左方向の樹間に岩塔らしきものが見える。近寄ってみると、平坦な岩の上に5、6mの岩塔が乗っかっている。平坦岩に上がり岩塔の前面へ回ってみると、眺望が開け、眼下に大きく海が広がっている。岩の上は幅が狭く、下は切り立ったガケになっていると思われるので、とても覗き込む勇気はない。岩塔の下には石仏が鎮座し、「三田村 ?拾八番」といった字が刻まれている。その横には石が大岩を支えるように嵌っている。自然か人工的なものかは分からない。
P1130020岩塔(観音岩).JPG岩塔
P1130029岩塔の後ろ側.JPG
P1130021高山岬・山島・四ツ瀬.JPG山島・四ツ瀬・高山岬
P1130022黒崎・宇生カ崎.JPG黒崎・宇生カ崎
P1130024.JPG石仏
P1130025岩塔下の石.JPG岩塔下の石

尾根上へ戻り岩の間を縫って先へ進むと、すぐに岩に囲まれた平坦地がある。石祠2基があり、ひとつは石仏が祀られ、もうひとつには石のみが納められている。
P1130033平坦地.JPG平坦地
P1130030石祠.JPG石祠
P1130031石仏.JPG石仏
P1130032岩・石祠.JPG岩・石祠

すぐ先に小さな円形状の窪地を見る。これが狼煙場跡かもしれない。
P1130034小穴.JPG窪地

さらに岩場を進むと、「風穴順路」の看板を続けて見る。途中で風穴へ下る道を見落としたようだ。
P1130035.JPG岩場
P1130037.JPG岩場
P1130038風穴看板.JPG風穴看板

まもなく山頂広場の一角に出る。右下にはきれいに刈られたツツジに囲まれた広場がある。
P1130039山頂庭園.JPG山頂広場
P1130041手入れされた広場.JPG山頂広場

山頂最高部へ上がると、隅に一等三角点「高山」を見る。
山頂部の磁石石と思われる岩にコンパスを近づけてみると方向が変わった。
P1130042山頂部.JPG山頂部
P1130040一等三角点.JPG一等三角点
P1130046山頂部の石仏.JPG山頂部の石仏
P1130047黄帝社コース.JPG黄帝社コース下山口
P1130049展望地から遥かに遠岳山.JPG須佐湾・遥かに遠岳山

展望台に上がり眺望を楽しんだあと行者様へ向かう。昼時だが、山頂周辺には通信塔の工事関係者以外人の姿は見えない。
P1130050展望台.JPG展望台
P1130051犬鳴山.JPG犬鳴山方面
P1130053周應山方面.JPG三ヶ岳方面
P1130054行者様.JPG行者様

途中通信施設が林立する。地形図に記された意外にも結構建っている。近道をしようと車道を外れて尾根道に入ったらすぐにヤブとなり、通信施設の裏を回り車道へ出た。
車道が右に大きくカーブするところで斜面に取り付き、山道に入る。
P1130056行者様取り付き.JPG行者様取り付き

明瞭な尾根道を下り、途中段状のところで道が少し分かりづらくなるが、そのまま鞍部へ下る。
P1130058やや不明瞭.JPGやや不明瞭箇所
P1130059鞍部.JPG鞍部

右に旧参道コースを分け、尾根を直進して登り返す。
石段が現われ、石鳥居の一部が倒れているのを見ると右の巻き道に変わる。
P1130060山道.JPG山道
P1130061石段.JPG石段
P1130062鳥居の一部.JPG鳥居の一部

大岩を回り込むと左上に行者堂が見える。
P1130063大岩.JPG大岩
P1130064行者堂.JPG行者堂
P1130065行者堂.JPG行者堂

474mピークへは行者堂から少し下ったところから上方へ踏み跡が続いている。
P1130066踏み跡.JPG踏み跡

登り切ると鞍部に出て、左は岩が重なる尾根となっている。
P1130068尾根左側.JPG尾根左側

右折し岩の多い尾根を進むと雑木切り開きの平坦尾根となり、緩い尾根を進むと最高部の474mピーク(行者様)に着く。展望は得られない。
P1130067尾根右側.JPG尾根右側へ進む
P1130069石が散在する尾根.JPG石が散在する尾根
P1130070雑木尾根の切り開き.JPG雑木の切り開き
P1130071行者様山頂.JPG行者様山頂

ここで北方向の切り開きに進む。
P1130072北西方向の切り開き.JPG北方向の切り開き

小さな岩が続く雑木尾根を下る。
P1130073岩尾根.JPG岩尾根(逆方向)
P1130075.JPG雑木尾根

途中、標高390mから350mあたりの岩尾根が続く斜面では尾根を右によけながら下る。
P1130076岩尾根.JPG岩尾根
P1130077岩尾根.JPG岩尾根(逆方向)

標高320mあたりで大岩の箇所を過ごす。
P1130078大岩.JPG大岩
P1130079大岩下部.JPG大岩下部

さらに標高300mあたりの岩尾根を左によけながら下ると、黄色のプラスチックポールと「田万川町」のプラスチック杭を見る。このあたりから明瞭な雑木の切り開きが再び現われ、随所に黄色のプラスチックポールが打たれ、目印となる。
P1130081岩尾根.JPG岩尾根
P1130082岩尾根.JPG岩尾根(左側面)
P1130083黄色ポール・測量ポール・プラ杭.JPG黄色ポールなど

標高230mあたりで勾配のある斜面となり、やや左に黄色のポールの方向が変わり、そのまま下ると作業道の法面上に出る。降りやすところを選んで下りる。
P1130084切り開き.JPG切り開き
P1130086尾根分岐.JPG尾根分岐
P1130087下に作業道.JPG下に作業道
P1130088法面の下降部(逆方向).JPG法面下降部(逆方向)

作業道は疎林が茂り荒れている。
P1130089ヤブの作業道跡.JPGヤブの作業道

左折し進むとまもなく崩壊箇所となり道が怪しくなるので、雑木疎林の法面を少し下ると、一段下の作業道が現われ、これをたどる。
P1130091作業道.JPG作業道
P1130092作業道崩壊部.JPG崩壊箇所
P1130093尾一段下の作業道.JPG一段下の作業道

この道もまもなく崩壊し寸断される。上方へ迂回して先の道へ出る。
P1130094作業道跡.JPG作業道
P1130097作業道崩壊部.JPG崩壊箇所
P1130098崩壊部(逆方向).JPG崩壊箇所(逆方向)
P1130099作業道.JPG作業道

右にスギ林が現われ黄色ポールに出会う。作業道もこの先で終わるようなので、ここで下の幅広道へ下り、崩壊箇所を過ごし、そのまま道を下っていく。
P1130100黄色ポール・下の道へ下る.JPG黄色ポール
P1130101幅広山道.JPG幅広山道
P1130102山道崩壊.JPG山道崩壊
P1130103山道.JPG山道
P1130104山道.JPG山道

沢を渡り支尾根を回り込むあたりで道が不明瞭となるが、そのまま先へ進むとふたたび明瞭な道となる。
P1130105沢を渡る.JPG沢を渡る
P1130106山道不明瞭.JPG山道不明瞭
P1130107明瞭となる.JPG明瞭となる

次の沢に出会うところで道が消失する。
P1130110沢で道が消失.JPG沢で道が消失
P1130111沢上部.JPG沢上部
P1130112沢下方部.JPG沢下方部

沢を渡りスギ林に入ると、右の谷に堰堤を見る。
P1130113堰堤.JPG堰堤

スギ林の斜面を上方へ向かうと、送水パイプを見て作業道跡に出る。上方にあった採石場跡からの道と思われる。
P1130114排水パイプ.JPG送水パイプ
P1130115作業道跡.JPG作業道

すぐにコンクリート水路を右に過ごし、そのまま荒れた道を下っていくと、左から別の作業道と合わさり、まもなく県道に出る。
P1130117コンクリート水路.JPGコンクリート水路
P1130118作業道跡.JPG作業道
P1130119.JPG作業道
P1130121作業道入口(逆方向).JPG作業道入口(逆方向)
P1130122高山山頂を望む.JPG高山山頂を望む