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牛地山・高瀧山(長門市油谷河原) [県北部の山]

前回魚地山、前々回熊野岳と歩いたので、それをつなぐ目的もあり大坊ダム側から作業道赤滝線を利用し標高346mの牛地山を目指すこととし、帰路は高瀧山まで縦走し高滝観音の参道を戻った。(高瀧山は『防長山野へのいざない 第2集』で紹介されている)
作業道赤滝線は途中分岐し主稜線近くまで延びているため、アプローチがみやすくなっている。尾根上は大部分が雑木尾根だが、シダ被りのところが多く、特に高瀧山への縦走路は大字境ではないせいか近年測量された形跡がない。
牛地山の山頂には方形の穴があり、熊野岳山頂の塹壕風の溝と合わせて興味をそそられる。(2013.12.07)
P1120961熊野岳・牛地山.JPG高瀧観音参道から牛地山
牛地山・高瀧山.jpg (クリックで拡大)

大坊ダムを数百メートル南下し、旧道が左へ分岐する手前の展望公園に駐車。ダム建設で水没した二本松集落の経塚がここに移設されている。
左折し旧道へ入る。
P1120974二本松の納経石碑.JPG二本松の経塚
P1120833旧道分岐.JPG旧道分岐

赤滝橋を渡ると左へ作業道赤滝線が分岐するので、これに入る。
P1120834<strong>赤滝橋</strong>.JPG赤滝橋
P1120835架橋と丸卒塔婆山.JPG新設橋と丸卒塔婆山
P1120836谷あいに253m峰.JPG赤滝ノ浴と253mピーク
P1120837作業道赤滝線.JPG作業道入口

未舗装の作業道を進み、堰堤を三つ過ごすと、作業道分岐に出会う。
P1120838作業道.JPG作業道
P1120839コンクリート橋.JPGコンクリート橋
P1120840作業道.JPG作業道
P1120841堰堤.JPG堰堤①
P1120842堰堤.JPG堰堤②
P1120843暗渠.JPG暗渠
P1120844林道.JPG作業道
P1120846堰堤.JPG堰堤③
P1120847作業道分岐.JPG作業道分岐

左の道を取り、伐採谷を進む。
新設堰堤を二つ過ごし、支尾根を左の大きく回り込み、さらに支尾根をいくつか小さく回りこむと、支尾根の先端で作業道終端部に着く。
P1120848堰堤.JPG堰堤
P1120849堰堤.JPG堰堤
P1120850作業道・伐採斜面.JPG作業道・伐採斜面
P1120851伐採谷・天井ヶ岳.JPG伐採谷・天井ヶ岳
P1120853 253m峰.JPG作業道から253mピーク
P1120854作業道.JPG作業道
P1120856天井ヶ岳・白滝山.JPG天井ヶ岳・白滝山を遠望
P1120857作業道・伐採谷.JPG作業道・伐採谷
P1120860作業道先端部.JPG作業道終端部

途中、伐採作業中の方に出会った。何でも三年がかりで周辺の斜面を伐採するという。もう一年残っているらしい。かなりの雑木斜面が消え残念だが、これも仕方のないことなのだろう。
当初、前回踏査したピークの先の鞍部へ出るつもりだったが、このまま伐採尾根を直登し、主尾根に出ることにした。
伐採尾根を登ると途中から雑木尾根に変わる。明瞭な道はなくシダが少し被るところもあるが疎林なので歩きやすい。
P1120862伐採尾根.JPG伐採尾根
P1120863雑木尾根.JPG雑木尾根
P1120864伐採谷.JPG伐採谷

シダが被る尾根に出て右折し、雑木尾根を300mピークまで行ってみる。その先も雑木尾根が続いているようだ。
P1120865シダの稜線.JPGシダ゙尾根に出る
P1120866 300mピーク.JPG300mピーク
P1120868 ピークから樹間に熊野岳.JPG樹間に熊野岳
P1120867 ピーク東側の雑木尾根.JPGピーク東側の雑木尾根

もとへ戻り、シダが所々被る雑木尾根を進む。シダを分けた跡があり人が歩いた形跡はある。シダが濃く歩きづらいところは疎林側へよけながら進む。
P1120870 シダ尾根.JPGシダ尾根
P1120871 シダ尾根.JPGシダ尾根
P1120872 シダ尾根・右の疎林へよける.JPGシダ尾根
P1120873 390mピーク.JPG290mピーク
P1120874 前方に320m峰.JPG前方に320mピーク
P1120875雑木尾根の下降.JPG雑木尾根の下降
P1120876鞍部.JPG鞍部
P1120877シダ尾根.JPGシダ尾根
P1120878シダ尾根をこぐ.JPGシダ尾根

320mピークへの上りのシダ尾根で振り返ると、展望が開ける。
P1120880東側の展望.JPG径塚山
P1120882一位ヶ岳.JPG一位ヶ岳
P1120883原岡山.JPG原岡山
P1120884 胸高のシダ尾根.JPG胸高のシダ尾根
P1120885 320mピーク.JPG320mピーク
P1120886 樹間に346m峰(左).JPG樹間に牛地山(左)

320mを過ぎるとその先の鞍部で数ヶ所、土塁状の細尾根となったところがある。境界標もいくつか確認できる。
P1120887雑木尾根.JPG雑木尾根
P1120889土塁状の鞍部.JPG土塁状の鞍部
P1120890 300mピーク.JPG小ピーク
P1120891雑木細尾根.JPG雑木細尾根
P1120892 300mピーク.JPG小ピーク
P1120893土塁状の鞍部.JPG土塁状の鞍部

シダの急斜面を上り、シダ゙ヤブを分け二つ目の320mピークを越えると、土塁状の鞍部となり溝状の掘削道が両方へ分かれる。
P1120894 シダ尾根の急な登り.JPGシダ尾根の急な登り
P1120895シダ斜面の境界標.JPGシダ斜面の境界標
P1120896シダ尾根.JPGシダ尾根
P1120897シダ尾根.JPGシダ尾根
P1120898 320mピーク.JPG二つ目の320mピーク
P1120899 シダ尾根・前方に346m峰.JPG前方に牛地山
P1120900土塁状の鞍部.JPG土塁状の鞍部
P1120922溝状の巻き道.JPG溝状の巻き道

境界標のところから右へ巻き道を分け、そのまま尾根を登り切ると、標高346mピーク(牛地山)へ着く。ここにも境界標を見る。展望は得られない。
P1120920尾根道と合流(逆方向)・境界標.JPG境界標・右の巻き道
P1120902シダ尾根.JPGシダ尾根
P1120903346m峰.JPG牛地山山頂
P1120904境界標.JPG境界標

境界標のすぐ左下に四角い穴がある。先に出入口が空いており、北面は石垣が築かれている。炭焼窯の天井を少し高くしたような感じの造りである。人が3人程度しか入れないだろう。出入口の先には溝状の道があり、尾根上を西へ延びている。軍事施設の跡だろうか。
P1120905四角い小穴の入口方向(西側)から.JPG小穴の入口方向(西側)から
P1120906 北面の石積み.JPG北面の石積み
P1120907東面.JPG東面
P1120908西尾根に続く溝状の道.JPG西方向に続く溝状の道

尾根を東方向へ進んでみた。鞍部へ下ると防獣ネットと出会う。役目は終えているようだ。左に妙見山や油谷湾方面が眺められる。
P1120909雑木細尾根.JPG雑木尾根
P1120910鞍部・ネット.JPG鞍部・ネット
P1120911北西側の樹間展望.JPG北西側の樹間展望

340mピークまで登ってみたが、前方の樹間に熊野岳が望めるぐらいである。伐採された小枝がうるさい尾根を少し下ると、左側がヒノキ植林となり、やや展望が開ける。この先もネットが張られた植林境が続くようなので、ここで引き返すことにする。
P1120912340mピーク.JPG340mピーク
P1120913北東方向に熊野岳.JPG北東方向に熊野岳
P1120915ヒノキ植林境.JPGヒノキ植林境
P1120914ヒノキ植林境尾根最上部から熊野岳.JPG前方に熊野岳

346mピーク手前の鞍部まで戻り左の巻き道に入る。そま道程度の道を進むとピーク南側の鞍部へ出る。
P1120918巻き道分岐.JPG巻き道(左)分岐
P1120919巻き道.JPG巻き道

少し先で往路では気付かなかった長方形の小穴を見る。ピーク上の穴が監視所などの軍事施設であれば、案外トイレ用の穴かもしれない。
P1120921長方形の小穴.JPG長方形の小穴

再びシダ被りの斜面を下り、290m鞍部まで戻って、ここから右(西)側の雑木疎林の谷へ下り高瀧山への縦走にかかる。
P1120923雑木疎林谷.JPG雑木疎林谷

少し下ったところで右の支尾根鞍部へ上がる。ここにも境界標がある。
P1120924 尾根鞍部へ上がる.JPG尾根鞍部へ上がる
P1120925境界標.JPG境界標

この先ここ最近人が入った形跡はなく、尾根上はシダが濃いところが多いので、尾根を右によける形で付いているケモノ道とおぼしき巻き道を利用しながら進む。所々シダが切れた鞍部に出る。支尾根に入り込まないよう要所要所で位置を確認する。
P1120926縦走尾根.JPG縦走尾根
P1120927シダヤブを右によける・ケモノ道.JPGシダヤブを右によける
P1120928シダヤブ尾根.JPGシダヤブ尾根
P1120929ケモノ道.JPGケモノ道
P1120930290mピーク先端のシダヤブ尾根.JPGシダヤブ尾根
P1120931鞍部.JPG鞍部
P1120932雑木尾根.JPG雑木尾根
P1120933雑木尾根.JPG雑木尾根
P1120934境界標・280m細尾根.JPG境界標

高瀧山への分岐点はシダが被り目印となるものもないので、位置確認して北西方向の支尾根に下ると、右の谷にヒノキ林が現われる。
P1120935シダヤブ・尾根分岐点.JPG尾根分岐点
P1120936下降方向のシダ尾根.JPG下降方向のシダ尾根
P1120937鞍部・右ヒノキ林.JPG鞍部・右ヒノキ林

これもすぐに終わり雑木ヤブの斜面に変わる。
三角点山頂をめざしてシダヤブを分けながら進むと、濃いシダに覆われた山頂と思われる高みへ出る。
GPSで山頂確認をし三角点探しを始めようとしたら、足元に何か当たるものがある。足でシダを踏み分けたところ三角点の頭が出てきた。ちょうど三角点の上にいたようだ。四等三角点「高滝」で保護石はない。
P1120938植林が終わり雑木シダヤブに入る.JPG雑木シダヤブの上り
P1120939シダヤブの三角点.JPGシダヤブの三角点山頂

次に高滝観音堂をめざす。尾根を西方向に踏み分けながら進み、次の小ピークから支尾根を北へ下る。途中から左の雑木疎林の急な斜面を下る。
P1120942シダヤブ尾根.JPGシダヤブ尾根
P1120944シダ斜面.JPGシダ斜面

谷底へ下ると、左の支尾根上にピンクのテープが付いており、上方へ続いている。気になったので支尾根を上がってみることにする。
溝状の山道跡らしきものが残っており、それを横切るように直登すると280mピークへ出る。尾根を切るように掘割り状の穴がある。
ここで、4年前に高瀧観音堂へ登った際にもここまで上がったことを思い出した。逆コースから登るのであれば、一旦このピークへ上がり、尾根伝いに三角点ピークへ向かった方がみやすいと思われる。
P1120945280mピーク上りの掘割状の道.JPG尾根に残る掘割状の道
P1120947280mピークの掘割り状の最上部.JPGピーク付近の掘割り
P1120946三角点方向のシダ尾根.JPG三角点方向のシダ尾根

支尾根を戻り、そのまま下っていくと奇岩が並ぶ高瀧観音堂の裏手に出る。
P1120948高滝観音裏側.JPG観音堂裏側
P1120949小屋.JPG小屋
P1120951奇岩群.JPG奇岩群
堂の表側へ回り、そのままシダの間に延びる参道を下る。
P1120952高滝観音.JPG高瀧観音
P1120955高滝観音.JPG
P1120954参道.JPG参道

所々路傍に石仏が鎮座し、東側の展望が開ける道が続く。
P1120956参道・石仏.JPG参道・石仏
P1120957参道からの展望(妙見山・雨乞山).JPG妙見山・雨乞山方面
P1120958油谷湾.JPG油谷湾・向津具半島

牛地山が正面に眺められ、下るに従いその左に熊野岳が小さく現れてくる。
標高170mあたりで参道左上に展望地があり、東側に加え、丸卒塔婆山や天井ヶ岳など西側の展望が開ける。
P1120962高瀧山.JPG高瀧山
P1120963.JPG牛地山・左に小さく熊野岳
P1120964天井ヶ岳・白滝山・丸卒塔婆山.JPG天井ヶ岳・白滝山・丸卒塔婆山

左に赤い木の鳥居が立つシダ被りの参道を分けるとすぐに林道終点広場へ出る。
広場には不動明王像が立つ。
P1120966木鳥居(逆方向).JPG木鳥居(逆方向)
P1120967林道終点・参道入口(逆方向).JPG林道終点・参道入口(逆方向)
P1120968不動明王.JPG不動明王

その先から西の谷へ山道(参道)があので、林道と分かれこれを下る。
防獣ネットがが張られた植林谷沿いの道を下る。数ヶ所で石仏を見る。
P1120969植林谷の山道(参道).JPGネット沿いの山道
P1120970石仏.JPG石仏
P1120971山道.JPG山道
P1120972山道・石仏.JPG山道・石仏
P1120973山道入口(逆方向).JPG山道入口(逆方向)

県道へ出て、大坊ダムや赤滝湖を右に見ながら戻る。

■山名考

◆牛地山
『地下上申』久富村石高境目書には「牛地頭」、同覚書には「牛地山」の名が見え、『風土注進案』河原村・新別名村・久富村の地下修補山の項には「牛地山」が見える。牛地ノ谷の源頭部にあたることから久富村側の呼称と思われる。

◆高瀧山 
『風土注進案』河原村・新別名村・久富村の地下制道修補山及び地下修補山の項にその名が見える。高滝ノ谷の源頭部に位置し、高瀧観音の裏山が山頂部となっている。
なお、地形図を見ると山頂部に280m台の小ピークが三つ並んでおり、東のピークに三角点があり、中央のピークが源頭部にあたると思われる。ところが、実際に観音堂から山頂へ向けて支尾根を上がると西のピークに出る。
地形図がこのあたりの細かな支尾根の形状を忠実に表わしていないと思われる。

■山のアルバム「木(気)の合う二人」
320mピークから牛地山へ向かう尾根上で出会った。
クロマツをとなりの木が抱え込むように腕(枝)をまわしている。まるでダンスをしているようだ。ちょっぴり妬けた。
P1120888ダンスの両木.JPG