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原岡山・径塚山(長門市日置中) [県北部の山]

原岡山は、山には失礼だが山名からしてあまりパッとしない。実際に歩いてみても同様の感がする。ネット情報等でもこの山に登ったという記事を見たことがない。それでも何だかんだで平成10年、21年と過去2度ほど歩いている。
今回も日置側の林道東門前線から取り付く。林道とは名ばかりの山道に毛がはえた程度の道だが、それも途中で消失する。上方で林道門前線へ一旦出て横切る形で支谷へ取り付く。ナメ沢沿いに踏み跡をたどり、主尾根に出ると雑木の切り開きがある。シダ等で所々荒れた平坦尾根を進み、一部防獣ネット沿いに歩いていくと平坦山頂に出る。
帰路はそのまま南へ下り、四等三角点の径塚山を目指す。まもなく再びネットが現われ、スギ植林沿いに鞍部の峠までたどる。ネットとわかれ一旦東の植林谷へ下り、登りかえして谷を詰め、鞍部から尾根伝いに山頂へ向かう。そのまま雑木尾根の縦走を続け、一旦346mピークを踏み、支尾根を伝って林道へ降りる。(2013.11.09)
P1120017草添山への縦走路から原岡山.JPG草添山の縦走路から原岡山
原岡山・径塚山.jpg (クリックで拡大)

中の瀬橋を渡り南へ進むと、左カーブのところにサクラの植樹と花壇のある小公園があり、ここに駐車。
P1120336中の瀬花壇.JPG小公園

カーブが終わるところで草付きの幅広山道に入る。これが林道東門前線である。
P1120337林道入口.JPG林道入口
P1120338林道.JPG林道東門前線

左の植林谷沿いに進むと谷と合わさり、まもなく炭焼窯跡を見る。
P1120340林道.JPG林道
P1120341林道・沢と合わさる.JPG林道
P1120342窯跡.JPG炭焼窯跡

峠状のところで右に門前堤方向へ下る道が分かれる。
P1120343分岐・右は門前堤.JPG分岐

すぐにシダとカヤのヤブとなる。左尾根上にシダを切り開いた道が上がっている。気になったので上がってみる。途中からトラロープが現われ急坂を登り切ると、平坦尾根上に「畑配水池」があった。
P1120345林道・カヤとシダのヤブ・左尾根道分岐.JPGカヤとシダのヤブ
P1120346切り開き尾根.JPG切り開き
P1120348畑配水池.JPG畑配水池

あわよくばそのまま尾根伝いに登るつもりだったが、切り開きはここで終わり、その先はシダヤブ尾根が続くようなので断念し、展望を楽しみながら林道へ戻った。
P1120350原岡山方向.JPG
P1120352門前堤.JPG門前堤

シダヤブを分けながら進むと、そのうちシダが薄くなる。右の谷側はヒノキ植林帯となりネット沿いに歩くようになる。
P1120353シダ被りの林道.JPGシダ被りの林道
P1120354林道・右ヒノキ植林.JPG右ヒノキ植林
P1120355ネット沿いの林道.JPGネット沿いの林道

ネットが終わり右の植林帯が終わると、沢沿いの道となり、左上の斜面へ山道が分かれるところで、道が消失する。
P1120356林道.JPG林道
P1120357山道分岐・渡渉点.JPG山道分岐・林道消失

対岸へ渡り踏み跡をたどる。倒木の多い広い植林谷となり、涸れ沢を歩いたりしながら谷を進む。
P1120358踏み跡.JPG踏み跡
P1120359山道.JPG山道
P1120360道消失・沢へ下りる.JPG道消失・沢へ下りる
P1120361涸れ沢を歩く.JPG涸れ沢を歩く
P1120362山道.JPG山道

谷分岐を右に取りさらに谷を詰めると、倒木等で行き止まり状態となる。
P1120364左の植林帯.JPG左の植林帯
P1120365植林谷.JPG植林谷
P1120366谷が行き詰まる.JPG行き止まり

仕方なくヤブを分け右の植林斜面に取り付くと林道の法面が現われ、これをよじ登るとなんとか林道へ飛び出る。林道門前線である。
P1120367林道法面.JPG
P1120368林道.JPG林道門前線

ここまで4年前とほぼ同様の歩きとなったが、面白味に欠けるので、敬遠したければ最初から林道横坂線か林道門前線をたどった方がよいだろう。
前回はここから林道を南へ向かい、山頂東側の支尾根へ取り付き直登した。今回は初めて登ったときと同様そのまま支谷を詰めることにする。ただ、初回のときは林道門前線がここまで延びていなかったため、林道を横切ることなく谷詰めで登った。
支谷の左側に上方の植林作業や測量で入った際の踏み跡とみられる踏み跡があり、これに取り付く。
P1120369支谷入口.JPG支谷取り付き

小さなナメ沢を右に見ながら、そま道風の踏み跡をたどると、植林伐採谷となる。
P1120370右にナメ状の沢.JPG右にナメ状の小沢
P1120371そま道.JPGそま道
P1120373植林谷を詰める.JPG植林谷を詰める
P1120375ナメ状の沢沿いに登る.JPG沢沿いに登る

流量はわずかながら落差のある小滝が現われるので、左に巻いて進むと、炭焼窯跡を見る。
P1120376小滝・8m.JPG小滝
P1120377炭焼窯跡.JPG炭焼窯跡

ここで沢を右に渡り、倒木伐採谷の分岐を右に取る。
P1120378倒木伐採谷.JPG倒木伐採谷

さらに谷を詰め、次の分岐を左に取って登ると主尾根に出る。
P1120379上部の谷分岐.JPG上方の谷分岐
P1120380ヌタ場.JPGヌタ場
P1120381稜線が見える.JPG稜線が見える
P1120382稜線へ出る・赤ポール.JPG稜線へ出る

雑木の切り開き尾根となり、左折して進む。切り開きは狭く所々シダヤブが現われるので、左の雑木疎林へ逃げ込みながら進む。
以前の記録を見ると、初めて歩いたときは右側(西側)は伐採斜面となり、境界部分は低木やイバラで歩きづらかったようだが、今では雑木が密生し展望も全くなくなっている。
P1120384雑木尾根切り開き.JPG雑木切り開き尾根
P1120385シダ被り部分.JPGシダ被り部分
P1120386切り開き.JPG切り開き

400mピークで防獣ネットに出会うので、これをくぐり、反対側に続く切り開きをネット沿いに進む。雑木の切り株が残り少し歩きづらい。
P1120387 400mピーク.JPG400mピーク
P1120388ネットが現われる.JPGネットが現われる
P1120391ネット沿いの切り開き.JPGネット沿いの切り開き

次の小ピークでネットが左の支尾根へ分かれるので、ネットをくぐり平坦尾根を進む。ここでも鹿の古い骨が散乱しており、ネットの犠牲になったようだ。
P1120393ネットと分かれる(逆方向).JPGネットと分かれる(逆方向)

次の小ピークから鞍部へ下り、登りかえすと三等三角点(点名:「原岡」)のある原岡山山頂に出る。
上空が少し開けた小空間で、15年前はここから西側に伐採斜面が広がり、熊野岳などを見晴らすことができた。現在は雑木に囲まれ展望は全く期待できない。
P1120394切り開き.JPG切り開き
P1120396鞍部.JPG鞍部
P1120397切り開き尾根.JPG切り開き
P1120399山頂.JPG山頂
P1120398原岡山三等三角点.JPG原岡山三等三角点

落ち着かないので、早々に山頂をあとにする。
雑木切り開き尾根を下ると、右にヒノキ植林が現われる。
P1120400右ヒノキ林界鞍部.JPG右ヒノキ林鞍部
P1120401植林境.JPG植林境

410mピークで尾根が分岐するが、そのまま右のヒノキ林境を下る。
P1120402支尾根分岐・植林境右へ.JPG植林境右へ
P1120403植林境尾根.JPG植林境尾根

380m鞍部でヒノキ林とわかれ、その先でスギ植林帯を囲む防獣ネットに出会う。
P1120404鞍部・赤ポール.JPG鞍部
P1120406ネット(右方向).JPGネット(右方向)

時々イバラも交じるネット沿いの踏み跡を左へ進むと、小ピークですぐにネットが右方向へ向かうので、そのまま下っていく。ネットと左の雑木の間が狭く歩きづらい。
P1120405スギ植林沿いのネット(左方向).JPG植林境のネット(左方向)
P1120408 380小ピーク・石杭・ネット折れ点.JPG380m小ピーク
P1120410ネット沿いを下る・スギ植林.JPGネット沿いを下る

鞍部で登り返した350mピークでは、ネット越しに天井ヶ岳や白滝山など西側の展望が望める。
P1120411ネット沿いを登る.JPGネット沿いを登る
P1120412ネット沿い.JPG350mピーク
P1120413ネット越に天井ヶ岳・白滝山.JPG天井ヶ岳・白滝山

さらにネット沿いに下っていくと、一旦右へ折れ、峠状の鞍部へ出る。ネットは右(西)側の谷沿いに下っている。
ここで主尾根の旧町境を伝って南の320mピークをめざすつもりだったが、シダヤブが濃いようなので、予定を変更し、一旦東側の谷へ下り、谷詰めで径塚山をめざすことにする。
P1120414 370mピーク.JPG前方に370mピーク
P1120415植林境鞍部.JPG植林境
P1120416ネット折れ部分.JPGネット折れ部分
P1120417西側の谷方向・ネット.JPG鞍部から西側の谷方向
P1120420 370mピーク方向のシダヤブ.JPG370mピーク方向のシダヤブ

鞍部からは踏み跡も明瞭ではないが、そのまま植林谷へ下る。
P1120418東側の谷方向.JPG東側の谷方向
P1120421植林谷.JPG植林谷

倒木が目立つ谷を分岐点まで下り、方向を定めて南の谷へ進む。
P1120423倒木谷.JPG倒木谷
P1120424植林谷を詰める.JPG植林谷を詰める

途中左に炭焼窯跡を過ごし、谷を詰めると再び主尾根へ出る。
P1120425窯跡.JPG炭焼窯跡
P1120426植林谷上部.JPG植林谷上部
P1120427稜線が見える・ヒノキ林.JPG稜線が見える
P1120428主尾根・右植林谷.JPG主尾根・右植林谷

左折し、やや不明瞭な植林境の尾根を登る。
P1120429尾根の踏み跡を登る.JPG尾根の踏み跡を登る
P1120430植林尾根の斜面・踏み跡不明瞭.JPG植林尾根の斜面

右からの尾根と合わさり、左折して少し進むと、小ピーク状の角ばった小石が集積する小さなピークに出る。
P1120431尾根合流点の杭.JPG尾根合流点
P1120432山頂手前の切り開き.JPG山頂手前の切り開き
P1120433手前ピーク・角石の集まり.JPG手前小ピーク

すぐ先にも同様の小ピークがあり、その先のヤブに四等三角点(点名:「径塚山」)がある。雑木に囲まれ展望はない。
P1120434後ろピーク.JPG次の小ピーク
P1120435四等三角点.JPG四等三角点

そのまま縦走を続ける。しばらく雑木の岩尾根が続くので慎重に下る。
P1120436さらに先でも石の集積.JPG山頂先の石の集積
P1120438岩尾根(逆方向).JPG岩尾根(逆方向)
P1120439岩尾根.JPG岩尾根
P1120440岩尾根(逆方向).JPG岩尾根(逆方向)
P1120442雑木尾根鞍部.JPG雑木尾根
P1120443左植林谷.JPG左植林谷

380mの尾根分岐で方向を確認しながら主尾根を下る。
P1120447雑木尾根.JPG雑木尾根

標高330m付近で両側ヒノキ林となる。
P1120448両側ヒノキ林尾根.JPG両側ヒノキ林尾根

鞍部を登り返し小ピークをいくつか過ごすと346m平坦ピークに着く。雑木に囲まれ展望は得られない。
P1120450雑木尾根.JPG雑木尾根
P1120451 346mピーク.JPG346mピーク

当初は標高213.2mの三角点ピーク(高倉山)まで縦走の予定だったが、時間の都合でここまでとし、西側の林道へ下ることにする。
手前鞍部まで戻り、北西方向へ派生する雑木支尾根を下る。
P1120452下降地点鞍部.JPG下降地点の鞍部

両側の植林谷を見ながら、雑木疎林の尾根を下る。明瞭な踏み跡はないので歩きやすいところを選びながら下る。
P1120453左植林谷.JPG左植林谷
P1120454雑木疎林尾根.JPG雑木疎林尾根

急斜面に変わると、幹につかまりながら慎重に下る。
植林尾根に変わり、シダや倒木をよけながら下っていくと、段状の平坦地へ出る。最後は法面を下り林道に降り立つ。
P1120455植林境尾根.JPG植林境尾根
P1120456植林尾根.JPG植林尾根
P1120457植林尾根.JPG植林尾根
P1120458林道への下降地点.JPG林道への下降地点

右折し、林道横坂線を歩いて戻る。
P1120459林道横坂線分岐.JPG林道横坂線の分岐方向
P1120462舗装林道.JPG舗装林道

途中、高倉山の取り付きで「高倉様入口」の板が枝にぶら下げてあるのを見る。
このピークへは平成13年に登っているが記憶が薄れてしまった。
P1120464高倉様入口看板.JPG高倉様入口看板
P1120465林道横坂線看板(逆方向).JPG林道横坂線入口看板(逆方向)
P1120466高倉山.JPG高倉山

■山名考
◆原岡山
地下上申や風土注進案を見ても原岡山の名はない。久富側の小字名に「原岡」、西麓の支谷に「原岡ノ谷」があり、山名はこれに由来するものと思われる。
◆径塚山
点の記に記載された三角点名であるが、どうも怪しい。経塚山の誤記載ではないかと考える。三角点設置時に、地元での聞き取りの際聞き誤ったか書き誤ったものではないだろうか。他にもこうした例はある。
その根拠として、この山名との関連は不明だが、『山口縣風土誌』の日置中村の字地・小字地・小名の項に、字畑の小名として「経塚」が見える。
また、『防長地下上申』の日置村石高境目書には、日置・久富境として「京つか嶺尾峠より久富村長やふへ出道を横切」といった記述が見える。
さらに日置村由来には場所の記載はないが、「経塚山 但往古此近所正光院と申古跡有之、日干之時分此寺より経を書うつし、右之山え納候て雨乞仕候へは雨降申候故、経塚と申伝候由地下人申伝候事」とある。

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