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観音石・江良山(長門市東深川) [県北部の山]

鉄割山から北西尾根伝いに林道面河内線へ下った際、四等三角点「日能寺」の横に石祠を見つけたので、参道を探してみようと真砂溜池側から登ってみることにした。
馬頭観音堂のところから林道日能寺線に入り、奥ノ院の観音石までは明瞭な道がある。奥ノ院から植林斜面に取り付くと途中から雑木尾根に変わり、さらにシダ尾根となるが長くは続かない。ヒノキ植林境尾根と合わさるとまもなく四等三角点の山頂に至る。
帰路は西へヒノキ植林境をそのまま下ってみた。途中で支尾根分岐を右に取り、次の支尾根分岐も右に取って植林境を下り、林道日能寺線へ合流した。帰宅後点の記のルート図を見たら、帰路に取った道と同じルートだった。(2013.09.29)
P1110414奥ノ院.JPG観音石(奥ノ院)
四等三角点「日能寺」.jpg (クリックで拡大)

馬頭観音堂の駐車場を借りる。駐車場奥から林道日能寺線が延びている。
P1110460駐車場標識・中電標柱.JPG駐車場標識
P1110391観音堂駐車場・林道入口.JPG観音堂駐車場・林道入口

すぐ先で真砂溜池の堰堤にぶつかる。ここで鉄塔巡視路が右に分かれる。
P1110392溜池下分岐.JPG溜池下の分岐

堰堤土手から前方に三角点ピークが遠望できる。
P1110394溜池堰堤.JPG溜池堰堤
P1110393真砂溜池・三角点山頂.JPG土手から三角点ピークを望む

溜池用水路上に架かるコンクリート橋を渡ると左の路傍に「奥ノ院」と記された道標が倒れている。
P1110396奥ノ院道標.JPG奥ノ院道標

すぐ先で巡視路が左の支谷方向へ分かれる。
P1110395巡視路分岐・中電標柱.JPG巡視路分岐・中電標柱

右に溜池を見ながら林道を進むと、左ヒノキ谷のところで再び道標を見る。
P1110397道標.JPG道標

林道をさらに進むと、溜池が切れるあたりで右側竹林となる。
P1110399林道.JPG林道
P1110400林道.JPG林道
P1110401林道.JPG右に竹林が現われる

まもなく右に堰堤を見る。
P1110402右に堰堤.JPG堰堤

少し先で林道終点広場に着く。
P1110403林道終点・左に幅広参道分岐.JPG林道終点広場

左に作業道風の幅広山道が分かれており、「奥ノ院」の倒れた道標がある。
P1110404分岐の道標.JPG分岐の道標

幅広山道に入り、支尾根を左に巻きながら谷沿いに進むとスギ林に変わる。
P1110405幅広山道.JPG幅広山道
P1110406山道.JPG幅広山道
P1110407山道.JPGスギ林に変わる

道標を見て小沢を過ごすと、すぐに沢を右へ渡り左岸に移る。
P1110408道標・小沢.JPG道標・小沢
P1110409沢渡り.JPG沢渡り

スギ植林谷を進み、左に道標を過ごすと、まもなく石段がある。
P1110410山道.JPGスギ谷
P1110411道標.JPG道標
P1110412石段.JPG石段

すぐ上が広場となり、奥に観音石が祀られた奥ノ院がある。
P1110416奥ノ院の広場.JPG奥ノ院の広場
P1110413奥ノ院・観音岩.JPG奥ノ院・観音石

奥ノ院から先の谷には明瞭な道がなさそうなので、ここで右の植林尾根を上がることにする。
P1110417植林尾根取り付き.JPG植林尾根の取り付き

尾根に取り付くと、斜面にケモノのものか人のものか不明瞭な踏み跡があり、特に尾根上にこだわらず歩きやすそうな斜面をジグザグに登る。
標高差150mぐらいの急登なので、かなりしごかれる。
P1110418スギ植林斜面.JPGスギ植林斜面
P1110419植林境尾根(逆方向).JPG植林境尾根(逆方向)

やがて植林が終わり雑木尾根に変わる。
P1110420雑木尾根に変わる.JPG雑木尾根
P1110421岩が散在する雑木尾根.JPG岩が散在する雑木尾根

さらにシダ被りの尾根となり、登り切ると右からのヒノキ植林境の尾根と合流する。
P1110422シダ尾根となる.JPGシダ尾根
P1110423シダが少し深くなる.JPGシダが少し深くなる
P1110424ヒノキ植林境尾根と合わさる.JPG植林境尾根と合わさる

植林境をそのまま登っていくとまもなく四等三角点(点名:「日能寺」)と石祠がある山頂に着く。
P1110429四等三角点・石祠.JPG四等三角点・石祠

南東方向の切り開きに鉄割山、北北西の樹間に青海島の高山が遠望できる。
P1110430石祠・背後に鉄割山.JPG石祠の背後に鉄割山
P1110432樹間に青海島高山.JPG樹間に青海島高山

帰路は、ヒノキ植林境尾根をそのまま西へ下る。
P1110434ヒノキ植林境尾根の下り.JPGヒノキ植林境尾根の下り

コン杭とプラ杭のある最初の支尾根分岐では、前回左の尾根を下ったが、ここは右に取る。
P1110435尾根分岐のコンクリート杭.JPG分岐のコン杭・プラ杭

境界部に低木が茂り、ヤブ気味のヒノキ植林境を下る。
P1110436ヒノキ植林境.JPG植林境
P1110437植林境.JPG植林境

「町有林」と刻まれた倒れたコンクリート杭を確認し、支尾根を右に取る。
P1110439「町有林」コン柱.JPG 倒れた「町有林」コン柱
P1110440支尾根分岐.JPG支尾根分岐

依然としてヒノキ林境の尾根を下るが、やがてシダ被りの尾根となる。
P1110441ヒノキ植林境.JPGヒノキ植林境
P1110442シダが被る.JPGシダが被る
P1110446シダが被る植林境.JPGシダが被る植林境

さらに下ると雑木尾根となり、シダ被りの尾根がその後も続きそうなので、次の支尾根分岐で右のヒノキ植林尾根側へシダを少し分けて下ると、尾根上にコンクリート杭を見る。
P1110447雑木尾根に変わる.JPG雑木尾根に変わる
P1110449シダが多くなる.JPGシダが多くなる
P1110450支尾根分岐下のコン柱.JPG支尾根分岐下のコン柱

北方向の樹間に青海島の高山が遠望できる。
P1110451青海島高山遠望.JPG青海島高山の展望

その後も随所にコンクリート杭が打たれている。
P1110452植林境・コン柱.JPG植林境・コン柱

急勾配の植林尾根を下り切ると、左に丸太小屋を見る。
P1110454丸太小屋.JPG丸太小屋

丸太橋を渡ると、山道に出会う。
P1110455丸太橋.JPG丸太橋
P1110457幅広道(逆方向).JPG幅広の山道(逆方向)

谷沿いに下っていくと土砂で埋まった堰堤に出会う。
P1110458堰堤.JPG堰堤

埋まった土砂上を歩いて対岸へ渡ると、林道終点広場へ出る。
P1110459林道終点広場.JPG林道終点広場

林道を歩いて駐車地まで戻る。
駐車地横にある「馬頭観音堂」とその奥にある「椙杜先祖之塚」に立ち寄ってみた。
P1110462馬頭観音堂.JPG馬頭観音堂
P1110467椙杜先祖之塚.JPG椙杜先祖之塚

近松門左衛門は本名椙杜信盛と言い、東深川江良で生まれたという伝説がある。この塚は明治期に椙杜家の子孫が建てたものらしい。
真砂山馬頭観音と椙杜先祖之塚については、『ながと歴史散歩』(長門市郷土文化研究会、平成8年発行)に詳しい。

◆観音石

「防長風土注進案」深河村の名所古跡の項に、「観音石」が絵入りで紹介されている。
それによると、「前の高サ九尺横七尺 後ノ高サ七尺五寸横一丈 左 九尺 右 八尺」
「江良山の梺(ふもと)、人家より六丁程はなれ壹間四方許(ばかり)の岩あり、石面に圓相、中に人足馬蹄の趾等數多有之、往古より観音の佛體なる由申傳候」

◆山名考等
江良山については、「防長風土注進案」深河村の大山の項に、「江良山  眞砂山とも申候、高六丁、惣廻貮拾丁程」とある。
観音石が山麓に位置するということは、標高319.5mの四等三角点ピークか、その南東に位置する標高350mピークが山頂であろう。
また、同書深河村の御預山と合壁山の項に江良山の名が見え、特に御預山では「椙杜英太郎様分」との記載があり、椙杜家の給領地であったことがうかがえる。

なお、「日能寺」は、江良奥にあったという寺、「日濃寺(ひのうじ)」に由来する地名と思われる。