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土対山・道の巣山(長門市俵山) [県北部の山]

堂ヶ岳の西麓に「土対溜池」というのがある。何と読むのか以前から気になっていて、調べてみると「どっつい」と読むようだ。そこで林道を利用して市境尾根へ上がれそうのなので、歩いてみることにした。(2013.06.29)
P1100467とっつい池からとっつい山.JPG土対溜池から土対山
土対山・道の巣山.jpg (クリックで拡大)

林道長浴(ながえき)線入口の広くなったところへ駐車。未舗装道を進む。
耕作地へ降りる道など何箇所か分岐があるが、主要道を進めばよい。
P1100461林道長浴線.JPG林道長浴線
P1100462林道・前方にとっつい山.JPG林道・前方に土対山

左の谷方向へ上がる林道を分けると、まもなく右に小滝を見る。滝のすぐ上流から216mピーク斜面への伐採作業道が上がっている。
P1100463林道分岐.JPG林道分岐
P1100464小滝.JPG小滝(どっついの滝?)

右、左と分岐を過ごし、土対溜池の土手に出会う。土手からは西方向に西山が望める。
P1100465林道分岐.JPG林道分岐
P1100466土対池.JPG土対溜池
P1100468西山.JPG西山

林道へ戻り植林帯の中を進むと、前方からの林道土対線と出会う。ここで林道をトタン柵のあるネット沿いに右の谷方向へ向かう。
P1100470林道.JPG林道
P1100471ヒノキ林・林道.JPGヒノキ林・林道
P1100473林道分岐.JPG林道合流部
P1100474林道土対線.JPG林道土対線方向
P1100475右折林道.JPG林道右折方向

まもなく草被りの道に変わり林道終点となる。
P1100476林道.JPG草被りの林道
P1100477林道終点部.JPG林道終点部

左方向にカヤの茂みを分けると突然堰堤が現われる。
P1100478左に堰堤.JPG左に堰堤

ここで谷分岐を右に取り、左植林帯斜面沿いの踏み跡をたどる。左斜面側には鹿避けネットが設置されている。まもなく右の沢沿いからの作業道と合わさり、これを進む。
P1100479谷沿いの山道.JPG谷沿いの山道
P1100480幅広作業道に出る.JPG幅広作業道に出る
P1100481作業道.JPG作業道
P1100482防獣柵.JPG防獣柵

作業道が小尾根先端部で終わり、左の支谷沿いに山道が続くのでこれをたどる。
P1100483山道.JPG山道

やがて道が獣道程度になり怪しくなるので、左の植林帯斜面を登り、尾根鞍部へ出る。
P1100484鞍部手前斜面.JPG鞍部手前斜面
P1100485鞍部から尾根.JPG鞍部から東方向の尾根

ヒノキ植林尾根を少し登ると左の谷からの巻き道と出会う。尾根上はシダが被っているので、尾根を外れ、この巻き道を右折して進むことにする。
P1100486山道と出会う(左方向).JPG左からの巻き道と出会う
P1100487山道(右方向).JPG巻き道(右方向)

まもなく小崩落地上に出るので、注意しながら左上に巻いて、やや荒れてきた道を進むと、谷に合わさり石柱を見る。
P1100488小崩壊地.JPG小崩落地
P1100489谷部の境界石.JPG谷の石杭

ここで前方の谷を詰める手もあるが、倒木で多少荒れ加減のようなので、ふたたび左の斜面を登り、植林尾根へ上がる。
尾根上から下方を見ると、シダヤブはそれほどではなさそうなので、巻き道を取らず、そのまま直登してもよかったようだ。
P1100490杉植林谷.JPG杉植林谷
P1100491左斜面.JPG左斜面

ヒノキ植林尾根をひたすら登ると、山頂手前でイバラ交りの雑木ヤブとなる。
P1100492植林尾根.JPGヒノキ植林尾根
P1100493山頂手前の低木ヤブ.JPG山頂手前の低木ヤブ

なんとかヤブを抜けると、小伐採された標高397mの「土対山」山頂に出る。
山頂からは北から東方向が開け、捻松山、三ツ頭、堂ヶ岳などの山々が見渡せる。
P1100495とっつい山山頂・地籍図根三角点.JPG土対山山頂
P1100496とっつい山山頂・地籍図根三角点.JPG山頂
P1100497堂ヶ岳.JPG堂ヶ岳
P1100498捻松山.JPG捻松山

ここからさらに堂ヶ岳の黒川コースと今出コースの合流点となる鞍部(笹ヶ垰)まで足をのばすことにする。もちろん余力があれば堂ヶ岳まで縦走も可能だ。
山頂から方向を確認して踏み跡を下る。最初の鞍部を登りかえすと、国調多角点プラ杭がある小ピークに着く。
P1100500雑木尾根.JPG雑木尾根
P1100502国調多角プラ杭・360m小ピーク.JPG360m小ピーク

さらに次の鞍部を登り返し小ピークを下ったところがコース合流点の峠(笹ヶ垰?)だ。
P1100503鞍部.JPG鞍部
P1100504 次の360m小ピーク.JPG次の360m小ピーク
P1100507黒川方向.JPG峠(黒川方向)
P1100506笹ヶ峠(今出方向).JPG峠(今出方向)
P1100508堂ヶ岳方向(東)の尾根.JPG堂ヶ岳方向(東)の尾根

両側のコース方向へは標識や目立つテープなども見当たらない。遠回りになるので最近はこちら側からはあまり歩かれないのだろうか。
この峠で引き返すことにする。土対山山頂手前の鞍部で左の巻き道を取ってショートカットし、山頂南側の植林境鞍部へ出る。
P1100516 380m小ピーク方向.JPG鞍部から380m小ピーク方向
P1100517とっつい山頂方向.JPG土対山山頂方向

小ピークを越え次の390mピークを目指す。
P1100518 380m小ピークからの下り・植林境.JPG380m小ピークからの下り・植林境
P1100519 390m小ピーク手前.JPG390m小ピーク手前

小j伐採地のピークを過ぎ、次の380mピークでヒノキ植林境が左の支尾根上にも分かれるが、そのまま両側ヒノキ植林尾根を前方へ向かう。
P1100522 390m小ピーク.JPG390m小ピーク
P1100524 380m鞍部への下り・植林境.JPG380m鞍部への下り・植林境
P1100525 380m小ピーク・国土調査プラ杭(黄).JPG380m小ピーク・国土調査プラ杭(黄)

小伐採地を過ぎて登りかえすと、平坦植林尾根が続く。
P1100527両側ヒノキ林平坦尾根・地籍多角ぷラ杭.JPG両側ヒノキ林平坦尾根・地籍多角プラ杭
P1100528ヒノキ林平坦尾根.JPGヒノキ林平坦尾根

小伐採地の350mピークに着くと前方に捻松山が望める。
P1100529小伐採地からの展望(捻松山).JPG小伐採地から捻松山を展望

ここで左方向へ直角に折れ植林尾根を下り、鞍部から少しシダが被る尾根を登ると、広く伐採された「道の巣山」山頂に着く。四等三角点(点名:「道の巣」)は広場の中央にある。正面(北側)に353mピークが望める。
P1100531両側ヒノキ林尾根.JPG両側ヒノキ林尾根
P1100532三角点山頂手前の低シダ.JPG三角点山頂手前の低シダ
P1100533 四等三角点山頂.JPG四等三角点山頂
P1100534 353mピーク.JPG353mピークを望む

三角点山頂から市境尾根を少し進むと352mピークに着く。こちらの方がわずかに標高が高いので、こちらを山頂とした方がよいのかもしれない。
P1100535 352mピーク.JPG352mピーク

少し先で支尾根が左に分かれるが、そのまま直進し、ヒノキ植林尾根を下る。
P1100536 支尾根分岐.JPG支尾根分岐
P1100537両側ヒノキ植林尾根.JPG両側ヒノキ植林尾根

勾配が緩み平坦尾根に変わる所で、左に踏み跡が分かれ、分岐に石杭を見る。
P1100538石杭.JPG石杭

平坦尾根を進み、竹が交りはじめると倒れた石柱を見る。ここで支尾根が左に分かれるが構わず直進すると、ふたたびヒノキ植林帯となり、尾根が二方向へ分かれる。どちらも植林境尾根で歩きやすそうだが、ここは左の市境尾根を取る。
P1100539270鞍部.JPG平坦尾根
P1100540倒石柱.JPG倒石柱
P1100541竹交りの尾根道.JPG竹交りの尾根道
P1100542ヒノキ林境.JPGヒノキ林境

鞍部を登り返すと地籍図根三角点が設置された240mの伐採小ピークに出る。前方に西山が望める。
P1100543ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1100544 240m伐採ピーク.JPG240m伐採ピーク
P1100545地籍図根三角点・西山.JPG地籍図根三角点・西山

方向を確認して枝打ちされた枝をよけながら植林境尾根を下り、平坦尾根となり鞍部へと下る。

P1100546ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1100547 150m鞍部への下り.JPG150m鞍部への下り

鞍部では左に旧山道の名残りらしき巻き道があり、右は伐採谷となり踏み跡が下っている。
P1100548 150m鞍部.JPG150m鞍部
P1100549左側旧山道.JPG左方向の旧山道
P1100554伐採谷.JPG右方向の伐採谷

ここで前方の160m平坦ピークまで歩いてみると、伐採地となっており、地籍図根三角点を確認できる。東方向に道の巣山が望める。
P1100551 110mピーく.JPG160m平坦伐採ピーク
P1100552.JPG地籍図根三角点
P1100553 352mピーク.JPG道の巣山

市境方向は雑木ヤブとなり明瞭な道はなさそうなので鞍部へ戻り、北側の伐採谷を下る。
P1100555伐採谷.JPG伐採谷

谷を下りきると沢に出会うので、これを渡ると作業道に出る。左折し作業道を進み、耕作地跡を過ぎると、丸木橋を渡り林道へ出る。駐車地はすぐ先にある。
P1100556沢渡り.JPG沢渡り
P1100557作業道.JPG作業道
P1100558作業道.JPG作業道
P1100559丸木橋.JPG丸木橋
P1100560林道八ツ又線合流部.JPG林道長浴線合流部(逆方向)

■山名考
地下上申俵山村境目書によると、堂ヶ岳より西側に、「笹ヶ垰」、「とつつい山」、「とうのす山」という名が記されている。
また地吉村境目書によると、「笹ヶ垰」の次には「大つえ山」のみで、俵山側のいずれの山を指すのか不明だが、両山合わせた呼び名かもしれない。さらに「辻堂垰」、「野山之平」の名が記されており、これらは「標高150mの鞍部」と「地籍図根三角点のある160m平坦ピーク」をそれぞれ指すものと思われる。

◆笹ヶ垰
この峠はルート図に示した位置、もしくはその前後の鞍部をさすものとみられる。

◆土対山
溜池名の「土対」と同じ呼び名と思われるが、ネットで検索すると溜池の呼び名は「ドッツイタメイケ」とされている。
地下上申俵山村境目書では「とつつい山」、諸給領境目書では「とつつひの浴」の名がある。また、林道長浴線沿いの電柱には「トツイ」の名が使われている。
さらに、「角川日本地名大辞典 山口県」の小字一覧によると、長門市俵山の項に「戸村」(ドツツイ)が見える。(「村」は「対」の誤記か?)
いろいろと呼び名があるが、ここでは土対溜池に準じて「土対山」の名称を採り、読みは「どっついやま」とした。
山の位置は、笹ヶ垰から西の最高地点であり、市境が急角度で折れている特徴のある箇所であることから、397mピークが適当と判断した。

◆道の巣山
標高347.3mの四等三角点の点名は「道の巣」で「みちのす」と振り仮名がふってある。三角点が設置された土地の字名から取ったものと思われるが、これは「どうのす」もしくは「とうのす」の誤りだろう。
地下上申俵山村境目書には「とうのす山」のほか「堂之巣」の名が見える。また「角川日本地名大辞典 山口県」の小字一覧、長門市俵山の項には「道ノ子」がある。
以上から判断し、三角点名および字名から「道の巣山」を採り、読みは「どうのすやま」とした。
また山の位置は標高347.3mの三角点のあるピークもしくはそのすぐ西の352mピークとしたが、もう少し東の、土対山に寄ったいずれかのピークである可能性も否定できない。

◆とつついの滝
地下上申俵山村由緒覚書の滝の項に、「とつついの滝 黒川村長浴ニ有」と記されている。今回歩いた限りでは林道長浴線沿いの小滝しか見当たらなかった.
さらに上流の谷に滝があるとすれば、溜池や堰堤の造成でなくなった可能性もある。