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天井ヶ岳・展望岩〈一の俣桜公園ルート〉(下関市豊田町殿居) [県西部の山]

先日天井ヶ岳の南尾根を歩いたとき展望岩を見つけたが、手前ピークの植林尾根が倒木等でかなり荒れていたため、東側の植林谷から岩の北側鞍部へ上がるアプローチがみやすそうに思えた。そこで今回、上りは谷の北側の尾根に取り付いて山頂をめざし、帰路にこの植林谷を下ってみた。
尾根ルートは植林境にシダ被りがあり荒れ気味だが、標高508.3mの三角点ピーク手前あたりからシダが消え、雑木疎林の尾根歩きとなる。
帰路、鞍部からの谷ルートはそま道程度の不明瞭な道から、スギ植林帯に変わると踏み跡程度の道となる。伐採倒木が多くて歩きにくい道が続き、期待したほどの道ではなかった。(2013.05.11)
P1090980展望岩・天井ヶ岳.JPG展望岩より天井ヶ岳
天井ヶ岳山.jpg (クリックで拡大)

国道491号線沿いにある「一の俣桜公園」に広い駐車スペースがある。コンクリート橋手前の寄せ墓のところから谷へ向かって林道が分かれるが、これは帰路に取ることにし、橋を渡ってすぐの雑木尾根に取り付く。
P1090904一の俣桜公園.JPG一の俣桜公園
P1090905林道入口.JPG林道入口
P1090908尾根取り付き.JPG尾根取り付き

急登するとまもなく左側がヒノキ植林帯となり、防獣ネット跡が残る植林尾根境を登る。
P1090909雑木尾根.JPG雑木尾根の急登
P1090911ヒノキ林境・ネット跡.JPGヒノキ林境・ネット跡

腰高のシダとなり、踏み跡をたどったり右の雑木林に逃げ込みながら登る。シダで足元が見えず、この時期不安だが致し方ない。
P1090913シダ.JPGシダ

標高260mの小ピークに着いて振り返るとダム湖が見下ろせる。
P1090915小ピーク.JPG小ピーク
P1090916小ピークからの展望.JPG小ピークからの展望

両側ヒノキ林の平坦尾根に変わると、前方に標高350mの伐採ピークが現われる。伐採帯はシダが薄く踏み跡をたどりながら進む。
P1090917両側ヒノキ林.JPG両側ヒノキ林
P1090918シダ尾根.JPGシダ尾根
P1090919前方に伐採尾根.JPG前方に伐採尾根
P1090921伐採尾根.JPG伐採尾根
P1090922ダム湖.JPG後方にダム湖

伐採ピークに着くと、前方に中腹まで伐採された次のピークが立ちはだかる。
P1090924 350m伐採ピーク.JPG350m伐採ピーク
P1090925ピークから天井ヶ岳.JPGピークから天井ヶ岳
P1090926伐採尾根が続く.JPG次の伐採尾根が続く

伐採帯のシダ尾根が終わると右側ヒノキ林の植林境となるが、ヤブ化しているので歩きづらい。
P1090927シダ尾根.JPGシダ尾根
P1090928下方に350m伐採ピーク.JPG後方に350m伐採ピーク
P1090929右ヒノキ林境.JPG右側ヒノキ林境
P1090930ヒノキ林境のヤブ.JPGヒノキ林境のヤブ

410m小ピークで防獣ネット跡が右の支尾根へ方向を変える。左折しヤブ気味の平坦雑木尾根を進む。踏み跡もなく、このところ測量も入っていないようだ。
P1090931 420mピーク・ネット跡終わり.JPG420mピーク
P1090933雑木シダ尾根.JPG雑木シダ尾根
P1090934.JPG雑木シダ尾根

470mピークあたりでシダが消え、雑木疎林に変わると歩きやすくなる。右の谷間から沢音が聞こえてくる。天井ヶ滝より上流にある小滝の音だろうか。
P1090937 470mピーク.JPG470mピーク
P1090938シダが消える.JPGシダが消える

やがて四等三角点(点名「一の俣」)ピークに着く。雑木に囲まれ展望は全くない。
P1090942三角点ピーク.JPG三角点ピーク
P1090941 四等三角点.JPG四等三角点

切開きの尾根を登ると左ヒノキ林が現れるが、それも長くは続かず、再び雑木尾根となる。
P1090943雑木切開き尾根.JPG雑木切開き尾根
P1090946 左ヒノキ林.JPG左ヒノキ林
P1090948 雑木尾根.JPG雑木尾根


途中、樅の木が数本見られる。まだ大木と言えるほどではない。
P1090949樅の木.JPG樅の木
P1090950小枝.JPG樅の木の小枝

岩が散在する雰囲気のある尾根となり、ここで左から先日歩いた南尾根ルートが合流する。緩やかな尾根のため分岐が明瞭ではないので、下山時はこれらの岩を目印にするしかなかろう。
P1090951支尾根分岐点・小岩が散在.JPG支尾根分岐点

少し登ると前方に稜線が現われ、先日登った開作側からの直登尾根のルートが合わさる。ここにも明瞭な目印はない。
P1090953稜線合流手前.JPG稜線合流手前
P1090954稜線合流部から左.JPG稜線合流部から左
P1090955稜線合流部から右.JPG稜線合流部から右

あとは前回のルートと同じである。
P1090962天井ヶ岳.JPG天井ヶ岳山頂

帰路は同じルートで支尾根分岐まで引き返し、展望岩へ立ち寄って谷ルートを下る。
先にも記したように、二つの支尾根分岐とも明瞭な目印がなくわかりづらいので、注意を要する。
P1090963支尾根分岐部(左へ).JPG支尾根分岐部(左へ)
P1090964支尾根分岐部(逆方向).JPG次の支尾根分岐部(逆方向)

岩が散在する二つ目の支尾根分岐からしばらくは、切開きが不明瞭な雑木尾根を下る。平坦尾根となるあたりから切開きがはっきりしてくる。
P1090965切開き尾根.JPG切開き尾根
P1090968.JPG切開き尾根
P1090969 500鞍部.JPG500m鞍部

雑木ヤセ尾根の先端部で左へ直角に折れて下ると、左側ヒノキ植林谷の鞍部へ着く。
P1090970雑木ヤセ尾根.JPG雑木ヤセ尾根
P1090971 610m鞍部.JPG610m鞍部

ここで展望岩をめざし登り返し、雑木尾根の切開きを登る。左から支尾根が合わさり、さらに切開きを進むと、前方の樹間に大岩が見えてくる。
P1090972展望岩への雑木切開き.JPG雑木切開き
P1090974.JPG切開き尾根
P1090975展望岩手前.JPG展望岩手前

前回気が付かなかったが、こちら側から登ると並んだ二つの大岩とも簡単に上がることができる。
P1090987展望岩(南側から).JPG展望岩(南側から)
P1090976展望岩no.1より天井が岳.JPG展望岩no.1より天井ヶ岳
P1090977傍示ヶ峠方向.JPG傍示ヶ峠方向
P1090978一位ヶ岳.JPG一位ヶ岳
P1090979勇山.JPG勇山

左の大岩からの展望を楽しんだ後、前回登らなかった右側(西側)の大岩にも上がってみた。残念ながら周囲の樹木に遮られ、白滝山の稜線が眺められる程度である。
P1090981展望岩No.2より白滝山.JPG展望岩No.2より白滝山

さらに、前回同様、右側(西側)へ少し下ったところの大岩にも上がってみた。
P1090984展望岩No.3.JPG展望岩No.3
P1090985狗留孫山.JPG狗留孫山
P1090986白滝山.JPG白滝山

今回落ち着いて岩の周辺を歩いてみると、展望が得られる三つの大岩だけでなく、他にもいくつか岩があることが分かった。

鞍部へ再び戻りヒノキ植林谷を下る。下草がなく歩きよいがそま道程度の道しかない。
P1090988鞍部からヒノキ谷.JPG鞍部からヒノキ谷

途中いくつか炭焼窯跡を見ながら、右岸側を基本にガレ石の多い道を下っていく。
P1090991炭焼窯跡.JPG炭焼窯跡
P1090993ガレ道.JPGガレ道
P1090994そま道.JPGそま道
P1090996炭焼窯跡.JPG炭焼窯跡
P1090998ガレ道.JPGガレ道

やがてスギ植林谷に変わる。伐採倒木が多く歩きにくい。
P1100001スギ谷に変わる.JPGスギ植林谷

植林作業時のものとみられる踏み跡程度の山道を下っていくと、一旦沢へ下りたところで大岩を見る。岩の中央部に何か丸いものがぶら下がっている。目を凝らすと小振りながらスズメバチの巣だった。あわててその場を離れ先を急いだ。
P1100003スギ林の山道.JPGスギ林の山道
P1100004大岩.JPG大岩
P1100007スズメバチの巣.JPGスズメバチの巣

道を塞いだ倒木を何とか過ごすと、やがて前方が開けたところへ出る。
P1100008山道.JPG山道
P1100010前方が開ける・伐採ピーク.JPG前方が開け伐採ピークを望む
P1100011前方が開ける.JPG山道

まもなく伐採木の間を下り切ると、林道終点広場へ降り立つ。
P1100013林道終点・取り付き(逆方向).JPG林道終点と取り付き(逆方向)

林道はカヤや下草が被り、荒れている。車のわだちがないので不審に思っていたところ、林道入口手前で小j規模の崩落箇所があり、林道を塞いでいるためとわかった。
P1100015荒れ林道.JPG荒れ林道
P1100016崩落箇所.JPG崩落箇所

まもなく国道へ出る。

■ 山でのワンショット:「牽強付会」

「こんな感じで続けていってもいいのかな」

「オーライ、オーライ」 
P1090989「オーライ」.JPGお調子ものの木

「そりゃあ、どうかいな」 
P1090999思案岩.JPG思案岩

「じゃあ、どうすりゃええの」

「王道なし。あの手この手を試し、あとは運任せじゃ」 
P1090947.JPG八方ふさがりor大風呂敷の木

「うーむ、ますます分からんようになった。しかし、まっすぐな気持ちに対しては少なくともまっすぐな気持ちで返してほしいと思うのは、勝手な言い草だろうか」

■ 余談
本浴上集落の寄り合い所の前に来ると数台の車があった。今日も集結しているようだ。ちらっと入口に目をやると、窓際に例の古老の顔が見えた。カモが来ないか、いつも見張っているふしがある。

今日は無事通過したが世の中そう甘くはない。桜公園の駐車地で帰り支度をしているところへ、下の集落の方から60代くらいの男性がトラクターに乗ってやってきた。車を降りて、なんだか嬉しそうな顔つきで近づいてくると、

「山登りですかいのー」
「えぇ、この先の尾根を登って天井ヶ岳まで行き、帰りは谷を歩いて戻ってきました」

展望岩のことを尋ねたが残念ながらご存知ない。最近は天井ヶ岳の山頂にも上がったことがないらしく、山頂からの展望はどうかと逆に尋ねられた。

駐車地から下のダム湖へ車で降りることができ、ミニキャンプ場のようになっている。先日北九州からやってきたという男性がここでキャンプし、次の日傍示ヶ峠コースで天井ヶ岳へ登ったという。ここで駐車している車があるか日に何度か見回りに来られるようだ。

そこへ電動カートに乗って、70代後半ぐらいの古老が集落の方からやってきて話に加わった。展望岩のことはこちらもご存知ない。

「泣き岩があるっつうんで、皆で山ん中を探したことはあるがのー。尾根を違えて田耕側へ下ったりすることがある。昔、男が山中で迷い、何でも岩のところにいるらしいというんで探したがわからんかった」

60代の男性の方へ帰路に下った谷の名前を尋ねた。

「地元ではハイビキと言ってるがのー。どんな字を書くかは知らん」

谷全体の名前ではなく、入口の場所の名前で谷を区別しているとのこと。たとえば「天井ヶ滝の入口」とか。
お礼を言ってわかれた。

帰宅後「ハイビキ」の名を関係書で探してみたが見当たらなかった。

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