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七ツ尾山・涼山(山口市宮野下・宮野上) [県央部の山]

七ツ尾山と涼山の縦走を完踏したという記事を見たことがないので、今回歩くことにした。
七ツ尾山は十数年ぶりのため、「防長山野へのいざない第3集」の概念図を参考に、野田神社側から取り付いた。縦走路はひどいヤブこぎ箇所はないものの、平坦な支尾根が複雑に入り組んでおり、また不明瞭箇所もあるため、しっかりとした地図読みが強いられる。今回は最近の測量による切開きが一部あり少し楽ができた。それでも駐車地まで戻るのに休憩時間を含め7時間30分は優に要したので、それなりに時間的余裕が必要と思われる。また、エスケープルートを予め考えておくとよいだろう。(2013.04.05)
P1090084トンネル入口上から七ツ尾山.JPG七尾山トンネル入口上部から七ツ尾山
P1090085縦走尾根.JPG縦走尾根
P1090086涼山.JPG涼山
七ツ尾山・涼山1.jpg (クリックで拡大)
七ツ尾山・涼山2.jpg


野田神社の駐車場を借り、トイレの南側にある道に下りて神福寺をめざす。
P1080942連絡道.JPG連絡道

墓地の間を抜けて、最高部にある八十八番の大師堂の裏から尾根に取り付く。
P1080948八十八番大師堂.JPG八十八番大師堂
P1080953大師堂裏の取り付き.JPG大師堂裏の取り付き

少し荒れているが、やがて歩きやすい雑木尾根となる。
P1080954荒れ山道.JPG少し荒れた山道
P1080955尾根上の山道.JPG尾根上の山道

「古金」と刻まれた倒石柱がある削平地を過ぎ、登り切ると、石杭のある標高138mの尾根に出る。
P1080956平坦地.JPG削平地
P1080957石柱「古金」.JPG倒石柱「古金」
P1080959石杭.JPG石杭
P1080958尾根上の山道.JPG尾根上の山道

雑木や植林の緩い尾根を進むと、所々鞍部に堀割状の溝が付けられている。
P1080962山道.JPG尾根道P1080964堀割.JPG堀割状の鞍部

平坦ピークから低シダの植林斜面を下ると、先端部で右手に涼山、前方に七ツ尾山が望める。
P1080965低シダの下り.JPG低シダの下り斜面
P1080968右手に涼山.JPG右手に涼山
P1080967 250m峰.JPG前方に七ツ尾山

山頂手前の峠部分はヤブ化しており、足元の踏み跡をたどりながら進むと、左の巻き道に抜ける。
P1080969ヤブ気味の峠.JPGヤブ気味の峠

ややササが被る道を進むとまもなく歩きやすくなる。
P1080970 ササ被りの巻き道.JPGササ被りの巻き道
P1080971巻き道.JPG巻き道

いくつか分岐を過ごし、支尾根を右に回りこむと、巻き道と別れ、右の尾根道に取り付く。

P1080973支尾根を巻く.JPG支尾根を回り込む
P1080974山道分岐(山頂右へ).JPG山道分岐(山頂右へ)

すぐに石仏(安政年間)と石鳥居(享和年間)に出会う。鳥居の額束には「山上」と刻まれている。
P1080975石仏と鳥居.JPG石仏と鳥居
P1080976石仏(安政).JPG石仏
P1080977石鳥居(享和三年).JPG石鳥居
P1080978石鳥居「山上」.JPG 「山上」

少し登ると段状の平坦地に石仏2体を祀った石祠がある。
P1080980石祠.JPG石祠
P1080981石仏2体.JPG石仏2体

斜面をよじ登ると、平坦な山頂広場へ着く。北方向わずかに展望が得られる。
P1080983平坦山頂.JPG七ツ尾山山頂
P1080984北面の樹間展望.JPG北側の樹間展望

分岐まで戻り、ヒノキ林沿いの巻き道をたどる。
P1080985植林沿いの巻き道.JPG植林沿いの巻き道

土塁状の尾根に変わり、右から山道を合わせると、まもなく右の巻き道となる。
P1080986土塁状の山道.JPG土塁状の山道
P1080987巻き道右へ.JPG右の巻き道へ

峠で左の巻き道に変わる。ここで石仏があったのを思い出し、探してみたが見当たらず、そのままやり過ごそうとしたが、気になったので途中で引き返し、昔の記憶をたどりながら尾根方向へ少し上がって探したところ、うつ伏せになった石仏を見付けた。抱え起こして元の台座へ戻しておいた。
P1080989峠、左の巻き道へ.JPG峠で左の巻き道へ
P1080991石仏.JPG峠の石仏

スギ植林の中、左の巻き道を進むと左の谷と合わさり道が不明瞭となる。
P1080992スギ植林沿いの巻き道.JPGスギ植林沿いの巻き道
P1080993谷へ出る.JPG谷へ合わさる

少し谷を進むと倒木が多くなってきたので、右の植林斜面を登って支尾根上へ出ることにした。
P1080994倒木の植林谷.JPG倒木の植林谷

斜面を少し登ると、そま道に出会ったので、尾根へ上がるのをやめ、これをたどることにした。
P1080995右の植林斜面を登る.JPG植林斜面を登る
P1080996巻き道(そま道)現る.JPGそま道と出会う

そのうち道が怪しくなってきたので、一旦下のスギ谷へ下り、谷を詰め、適当なところで植林斜面をよじ登り、再び右の支尾根上をめざした。
P1080997植林谷へ下りる.JPG植林谷へ下りる

支尾根は期待した明瞭な尾根道はなく、雑木疎林ヤブを登る。途中右手に涼山が展望できる。
P1080999右の尾根に上がる.JPG支尾根に上がる
P1090001樹間越しに涼山.JPG樹間越しに涼山
P1090002雑木尾根.JPG雑木尾根

440m小ピークの縦走尾根に出ると、切開きの名残りがあり、少し歩きやすくなる。ピークからは樹間越し北西方向に西・東鳳翩山、西方向に鼓ヶ岳などが望める。
P1090005 440mピーク.JPG440mピーク
P1090004両ホウベン山.JPG北西方向に西・東鳳翩山
P1090003 440mピークからの展望(鼓ヶ岳など).JPG西方向に鼓ヶ岳

支尾根分岐で測量ポールを確認し、堀割状の峠を越えると平坦ピークとなりササが少し現われる。
P1090006縦走雑木尾根.JPG雑木尾根
P1090007ポール(支尾根分岐).JPG測量ポール
P1090008ササ尾根.JPGササが現われる

鞍部を登り返し尾根上に上がると、突然測量の切開きに出会う。合流部に「山口県」の小プラ杭がある。
P1090010三角点山頂部合流点・プラ杭「」山口県).JPG切開き合流点のプラ杭

左折するとすぐに三等三角点(点名「落合山」)のある標高473.0mピーク(田床山)に着く。展望は北西方向わずかに得られる程度である。
P1090011三等三角点山頂.JPG田床山山頂
P1090012 北西方向の樹間展望.JPG北西方向の樹間展望

尾根を戻り、少し先で北東方向へ切開きが下っている。下草が被り気味の植林境を下る。
P1090014植林境の下り.JPG植林境の急な下り

雑木低木ヤブの中の切開きが続く。そのうち茂って歩きづらくなるだろう。
P1090015低木ヤブ尾根.JPG雑木低木ヤブ尾根

堀割状の峠を越え、複雑に方向が変わる切開きをたどって進む。
P1090016堀割状の峠.JPG堀割状の峠
P1090018.JPG測量の切開きをたどる

標高430mの鞍部で右から堀割状の山道が合わさり、ササ被りの支尾根に上がると、切開きが左右に分かれる。
P1090019 430m鞍部.JPG430m鞍部
P1090020ササ尾根(左方向).JPGササ尾根(左方向)

ここは右に取り、次の小ピークで明瞭な切開きが東方向へ下っているが、これはその先で不明瞭となる。よく見ると、少しヤブ気味の南方向へ測量の切開きが続いており、こちらへ進む。
P1090023切開き方向.JPG南方向の切開き

次の小ピークで切開きから少し右に入ったところに、石杭「縣」を確認する。
P1090022石杭「縣」.JPG石杭「縣」

ここで切開きが東方向に向かう。標高420m鞍部を登り返すと、低シダの雑木尾根となる。
P1090025 420m鞍部.JPG420m鞍部
P1090027低シダ尾根.JPG低シダ尾根が続く

やがて雑木の歩きやすい尾根に変わる。
P1090031雑木尾根.JPG雑木尾根

平坦尾根上で石杭「縣」を確認すると、直進方向の尾根道から右へ直角に折れる支尾根方向へ下る。このあたりから測量の切開きはなく、この先しばらく道(切開き)が不明瞭となる。
P1090033石杭「縣」・分岐.JPG石杭「縣」・分岐
P1090034山道不明瞭.JPG切開き不明瞭

倒木等で荒れ加減の雑木尾根を進む。アオキヤブの平坦鞍部で進行方向を思案したが、取りあえず標高439mピークをめざすことにする。
P1090035アオキヤブ.JPGアオキヤブの鞍部

雑木疎林の斜面を登り切ると、439mピークに出る。測量杭等特徴的なものはない。南側に少し展望が得られるのみである。
P1090036 439mピーク.JPG439mピーク
P1090037 ピークから南面の展望(姫山).JPGピークから南面の展望

山頂部の雑木尾根を東へ進むと、先端部あたりで再び切開きの名残りが現われる。
P1090038雑木尾根.JPG雑木尾根
P1090039雑木切開き尾根となる.JPG切開き尾根

この先倒木等の少し荒れ加減の雑木尾根が続く。平坦ピークで北方向へ90度変えて進むと、雑木ヤブのヤセ尾根となる。
P1090041荒れ加減の雑木尾根.JPG荒れ加減の雑木尾根
P1090042ヤセ尾根・雑木ヤブ.JPG雑木ヤブのヤセ尾根

鞍部から登り返すと歩きやすい明瞭な雑木尾根となる。
P1090044明瞭な雑木尾根.JPG明瞭な雑木尾根

山頂手前の480mピークの先で石杭「山」を確認し、鞍部を登り返すと涼山山頂に達する。
P1090046山頂手前ピーク.JPG山頂手前ピーク
P1090047石杭「山」.JPG石杭「山」

山頂は手入れされた広場となっており、北端に秋葉社が祀られている。
P1090051山頂広場.JPG山頂広場
P1090058秋葉社.JPG秋葉社

社の右高所に三等三角点(点名「秋葉山)がある。東側半面に展望が大きく開ける。
P1090053三角点.JPG三角点
P1090054山頂展望(真田ヶ岳、蕎麦ヶ岳).JPG真田ヶ岳、蕎麦ヶ岳
P1090055粟ヶ岳・西方便山、右田ヶ岳.JPG粟ヶ岳、西方便山
P1090056鴻ノ峰、狐ヶ峰.JPG鴻ノ峰
P1090057西・東鳳翩山.JPG西・東鳳翩山

帰路は整備された南側の住吉コースを下り、バイパス沿いに歩いて駐車地へ戻った。通行量の多い車道沿いを歩くのは無粋なので、山道を探して県立大看護学部の裏あたりへ抜けるつもりだったが、法明院の先の破線道が潰れており、ひどいヤブこぎとなったので早々にあきらめた。
P1090060雑木尾根道.JPG雑木尾根道
P1090061龍花コース(左)分岐.JPG龍花コース分岐(左)
P1090065反射板跡・700m看板.JPG反射板跡・山頂700m道標
P1090066反射板跡.JPG反射板跡
P1090073植林.JPG植林帯の巻き道
P1090074炭焼窯跡・1400m標識.JPG炭焼窯跡・山頂1400m道標
P1090076伐採谷沿いの道.JPG伐採谷沿いの道
P1090079堀割状の道・竹林.JPG堀割状の道
P1090081涼山登山口.JPG涼山登山口


◆山名考

「七ツ尾山」の位置は、「防長山野へのいざない第3集」に拠った。

標高473.0mの三等三角点ピークの点名は「落合山」であるが、これは字名であり、このピークを指すのかは不明。「防長山野へのいざない改訂版第1集」の「山口県の山標高ランキング」では「田床山」とされているようであり、宮野村の地下上申絵図でもその名が見えるため、ここでは田床山を採用した。

◆山でのワンショット「同病相憐れむ」

涼山山頂手前の鞍部近くで真新しい鹿の角研ぎ跡を見付けた。角の間隔が狭いので若鹿だろうか。
私と同様悩み事が多くストレスが溜まっているようで…。
P1090049鹿の角研ぎ跡.JPG鹿の角研ぎ跡

◆余談

途中の交差点で、不幸にも県立大の女子学生と思しき数人の自転車軍団に遭遇した。

GPSやカメラケースを腰にぶらさげ、泥の付いた安っぽい作業ズボンやシャツと一度も洗ったことのないザックといったいでたちで、木切れの杖を突きヨタヨタしている変なおじ(い)さんを見て哀れに(不審に?)思ったのか、中の一人が明るく「こんにちは」と声をかけてくれた。
「やあ、どうも」くらいは素直に挨拶を返せばよいものを、黙ってむうっと不機嫌に見返しただけだった。いい大人がろくすっぽ返事もできないなんて…。

他意はありません。おじ(い)さんは、ただただ恥ずかしかったのです。この場を借りてお詫びします。