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小滝・天井山〈辻並ルート〉(長門市三隅中) [県北部の山]

先日、権現山を登り大水峠から辻並側へ下った際、湯免ダム西方の尖峰が気になり、帰って調べたところ、四等三角点のある、標高299.2mの山で、点の記には俗称「小滝」と記されている。辻並集落側から尖峰に見えるのは、三角点より東のピークである。
そこで、まず小滝に登り、尾根伝いに天井山をめざすことにした。小滝山頂の先までは片側ヒノキ林を主体とした尾根だが、それから天井山までほとんど切開きの雑木尾根が続く。一部雑木疎林ヤブやシダが被るところや方向を失いやすいところがあるが、概ね良好な尾根歩きができる。
P1070505小滝.JPG辻並より小滝
P1070508天井山.JPG天井山
小滝・天井山.jpg (クリックで拡大)

湯免ダムにも駐車できるが、トイレのあるチェーン着脱場を利用させてもらった。ここからも天井山や小滝を眺めることができる。
県道を北へ300m程下ると、左に辻並集落側へ降りる舗装道がある。これを下って集落方向へ向う。
貯水槽横から舗装道が谷方向へ上がっているので、これに入る。
P1070509貯水槽.JPG貯水槽・舗装道

すぐに終点となるので、耕作地の畦道を左方向へ少し進むと、集落側から続いていると思われる山道に出会う。右折し、耕作地に張られたネット柵沿いに進む。
P1070510舗装小道終点.JPG舗装道終点
P1070512耕作地沿いの山道とフェンス.JPG山道

耕作地が終わり右にカーブしたところで、中電鉄塔の標柱を見る。これにより、この道が鉄塔巡視路であることを知る。当初、谷詰めで鞍部をめざすつもりだったが、予定変更し、巡視路を利用することとし、少し遠回りになるが小滝より北のピークへ一旦上がって小滝へ向かうこととした。
P1070513谷奥の中電標柱.JPG標柱

巡視路を進むと、峠に出て巡視路が左右に分岐する。
P1070514鞍部巡視路分岐の標柱.JPG分岐の標柱

峠左上のヤブの中に立派な墓碑を見つける。大正年間に建てられたもので、「新三郎嫡男透 透關大童子」と刻まれている。幼い子供さんを亡くされた方が建てられたのだろうが、現在お参りする人はいないようだ。
P1070515墓碑.JPG墓碑

左折し、巻き道を進むと再び標柱に出会う。ここから左斜面に付けられた道を少し登ると支尾根に出る。
P1070517標柱・左の支尾根へ取り付く.JPG標柱

少し尾根を登るとヒノキ植林尾根に変わり、登り切ると、鉄塔No.107が建つ平坦尾根に出る。
P1070518支尾根上のヒノキ林.JPGヒノキ植林尾根
P1070519 No.107鉄塔.JPGNo.107鉄塔

平坦尾根を進み、左ヒノキ林境から雑木尾根に変わり、登り切ると平坦ピークに出て、標柱を見る。
P1070520雑木尾根の巡視路.JPG平坦雑木尾根
P1070523標柱.JPG標柱(逆方向)

右折するとすぐに鉄塔No.106に会う。ここから久原山や高砂などが展望できる。
P1070521 No.106鉄塔から青海島・久原山方面.JPGNo.106鉄塔から青海島・久原山方面

平坦尾根の巡視路を戻り、左ヒノキ林境を進むと、平坦部の先端で巡視路が右に分かれる。ここは左のヒノキ林境尾根を下る。
P1070524ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1070525標柱・巡視路右へ.JPG巡視路と分かれる

左タケ林、右スギ林の鞍部に出て、少しヤブ気味の尾根を登り返すと、右ヒノキ林に変わる。
P1070528竹交じりの尾根.JPGヤブ気味の尾根取り付き

一旦鞍部に下って登り返すと、ヒノキ林境の少しきつい登りとなる。
P1070530ヒノキ林境を直登.JPGヒノキ林境を直登

ところどころシダが少し被るのを除けながら頑張ると、傾斜が緩み、まもなく小滝山頂に着く。四等三角点(点名:「正楽寺」)はコンクリート杭から北側3mほどのシダヤブの中にあった。ヒノキなどに遮られ展望はない。
P1070532低いシダ尾根.JPG低いシダ尾根
P1070534山頂手前.JPG山頂手前
P1070535小滝山頂の四等三角点.JPG山頂の三角点

ここで山頂から200mほどの東峰まで足を延ばすことにした。少し下ると、ヒノキが一列に並ぶヤセ尾根となり、先端部の小ピークに出る。尖峰の頂上ということで少し期待があったが、展望もなく、祠など宗教的なものも見当たらず、ピーク先のヤブの中に共同テレビアンテナの残骸を見付けただけだった。
P1070537縦走尾根のヒノキ並木.JPG尾根上のヒノキ林
P1070541東峰ピーク.JPG東ピーク
P1070540共同アンテナの残骸.JPG共同アンテナの残骸

小滝山頂へ戻り、いよいよ天井山への縦走路に入る。
しばらく右側ヒノキ林境を進むと、280m小ピークあたりでヒノキ林と分かれ、左の雑木の切開き尾根に入る。
P1070542ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1070543地籍多角プラ杭・280mピーク.JPG280mピーク
P1070544雑木尾根.JPG雑木尾根

この先ところどころシダ被りで方向が分かりづらい箇所もあるが、コンクリートの境界柱も随所にあり、目印となる。
P1070545コン杭.JPG境界コン杭
P1070546低シダの雑木尾根.JPG低シダの雑木尾根

地籍図根三角点のある260mピークを過ぎ、さらに雑木尾根を進むと、前方が少し開け、天井山山頂部が望める。
P1070548地籍図根三角点.JPG図根三角点・260mピーク
P1070549雑木尾根.JPG雑木尾根
P1070551前方に天井山頂方面.JPG天井山山頂部

縦走路中最低鞍部となる標高220mのやせ尾根あたりで左側にヒノキ林が現われる。
P1070554左ヒノキ林.JPG左ヒノキ林

一旦登り、疎林ヤブを下るとだだっ広い鞍部に出る。
P1070556だだっ広い鞍部.JPGだだっ広い鞍部

ここから雑木切開き尾根のかなりきつい登りとなる。こきざみにジグザグに登り高度を稼ぐ。
P1070557急登にかかる.JPG急登にかかる
P1070558尾根上の大木.JPG斜面上の大木

一旦勾配が緩んだ後、再び登りが続く。
P1070560傾斜が一旦緩む.JPG傾斜が一旦緩む
P1070561再び登り.JPG再び登り

左からの支尾根と合わさり、雑木やせ尾根の切開きを進む。
P1070562雑木やせ尾根.JPG雑木やせ尾根

標高430mの小ピークを過ぎると、雑木疎林ヤブとなり切り開きが不明瞭な尾根がしばらく続く。
P1070564疎林ヤブ.JPG疎林ヤブ

再び切開きが明瞭となり、緩やかな雑木尾根を進むと530mピークに着く。
P1070565コン杭と雑木尾根.JPG雑木尾根
P1070568530mピーク.JPG530mピーク

少しヤブを分け、鞍部から雑木尾根を登り返し、最後は雑木疎林ヤブを分けると、大水峠からの縦走路に抜け出る。
P1070569鞍部への下り.JPG鞍部への下り
P1070570雑木尾根.JPG雑木尾根
P1070571縦走路に出会う.JPG縦走路に出る

右折し、明瞭な尾根道を登り切り、少しカヤ分けて進むと、三等三角点と山名標識のある天井山山頂に着く。
P1070573山頂手前の雑木尾根.JPG山頂手前の雑木尾根
P1070575山頂と青海島先端部.JPG天井山山頂

ほぼ360度の展望を確認した後、大水峠をめざすことにする。
P1070578高砂.JPG高砂
P1070579権現山、左奥に日尾山.JPG権現山
P1070580桂木山.JPG桂木山

道は概ね明瞭でテープもあるが、小ピークでの方向転換も多く、思いのほか地図読みを強いられる。以下大水峠までは写真のみ掲載する。
P1070581雑木尾根.JPG雑木尾根の下り
P1070584地籍多角点・植林頂部.JPG地籍多角点・植林頂部
P1070585右ヒノキ林.JPG右ヒノキ林
P1070586右植林境.JPG右側植林の平坦尾根
P1070587石杭.JPG境界石杭
P1070589雑木尾根.JPG雑木尾根
P1070591 460mピーク・地籍図根三角点.JPG460mピーク・図根三角点
P1070592アオキ尾根.JPGアオキの尾根
P1070593雑木尾根.JPG雑木尾根
P1070594石杭.JPG境界石杭
P1070595雑木やせ尾根.JPG雑木やせ尾根
P1070597雑木ヤセ尾根.JPG雑木ヤセ尾根
P1070598そま道のトラバース道.JPG巻き道
P1070599大水峠の道標(柏木側から).JPG大水峠の道標(柏木側から)
P1070600大水峠・地蔵.JPG峠の地蔵

先日権現山に登った際は、大水峠からそのまま辻並側へ下ったが、道が分かりづらいので、今回は以前歩いたことのある383mピークから尾根ルートで下ることにした。
一旦権現山への縦走路に入り、383mピークまで登る。
P1070601権現山縦走路の雑木尾根.JPG縦走路の雑木尾根
P1070602 383mピーク.JPG383mピーク

ピークから北西の雑木尾根に入る。切開きがやや不明瞭だが、少し下ると支尾根分岐となるので、方向を確認して左の支尾根側に下る。
P1070603雑木支尾根のわずかな切開き.JPG雑木支尾根の切開き

まもなくヒノキ植林に出る。左に天井山山頂方向が展望できる。
P1070604ヒノキ植林頂部.JPGヒノキ植林頂部
P1070605天井山方面.JPG天井山方面

植林境がヤブ気味なので、右の雑木林に逃げ込みながら下ると、明瞭な植林境尾根となる。
P1070606 左ヒノキ林.JPG左ヒノキ林
P1070607ヒノキ林境.JPG左ヒノキ林

ぐんぐん下っていくと、鞍部で林道に出る。
P1070608支尾根取り付き(林道側から).JPG林道へ出る(逆方向)

荒れた林道を下り、崩落箇所の先で谷からの荒れ道と合わさり(公社造林看板あり)、そのまま林道を下る。
P1070609荒れ林道.JPG荒れ林道
P1070611荒れ林道.JPG荒れ林道
P1070614公社造林足河内事業地.JPG公社造林看板
P1070616荒れ林道.JPG荒れ林道

トンネル入口上部で舗装道に出て、さらに下ると県道に出る。
P1070617舗装道へ出る.JPG舗装道へ出る

湯免ダムを左に過ごし、駐車地へ戻る。
P1070621ダムと小滝.JPG湯免ダムと小滝
P1070623ダムから天井山.JPGダムから天井山

■山名考
◆小滝
防長風土注進案の三隅村の項を見ると、辻並川の説明として、「小瀧より貮拾丁程北流、中小野にて本川に入、川幅廣き所四間」とある。同項の他の箇所には小瀧の名は見当たらず、この記述からは、源流である小瀧が地名なのか、あるいは山名なのか判断できない。
また、「三隅町の歴史と民俗」(昭和48年発行)の辻並川の説明には、「3.4キロ、美祢郡秋芳町境にある大水峠の山中に発し、北流して下中野に出て本流に注ぐ。」とあり、大水峠あたりをその源流としている。
さらに、ネットで山口県の河川流域図を検索すると、辻並川の源流は字足河内の地番となっており、大水峠の谷と思われる。
したがって、標高299.2mの山を小滝とするのは疑問が残るが、ここでは一応、点の記の記述に拠ることとした。