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丸卒塔婆山・天井ヶ岳(長門市油谷河原) [県北部の山]

丸卒塔婆山は過去2度歩いている。最初は平成10年に室ヶ浴から尾根に取り付き、叶木ヶ浴へ下った。二度目は平成21年に、室ヶ浴を市境稜線まで詰め、603mピークから尾根伝いに丸卒塔婆山まで下って、伐採谷から叶木ヶ浴へ出た。
今回は室ヶ浴から入り、丸卒塔婆山山頂への最短コースと思われるルートで上がることにした。山頂からは前回と逆コースで603mピークまで上がり、天井ヶ岳まで足を延ばしてみた。
P1070074二本松橋から丸卒塔波山.JPG赤滝湖上の丸卒塔婆山
丸卒塔婆山・天井ヶ岳.jpg (クリックで拡大)

大坊(だいぼう)ダム管理事務所横の駐車場を利用する。
P1060964大坊ダム手前から丸卒塔波山.JPG大坊ダム手前から丸卒塔婆山
P1060965堤防への入口.JPG堤防への入口
P1060966大坊ダム.JPG大坊ダム

ダム堤防上を進み林道に入る。車止めがあり一般車両が進入できなくなったせいか、以前より荒れが目立つ。倒木もあり、現在は林業関係車両も入っていないようだ。
P1060967林道入口.JPG林道入口
P1060971林道.JPG林道

採石場を右に過ごすと、谷入口のコンクリート橋の手前で、林道分岐となり、右の林道に入る。
P1060972採石場近接部.JPG採石場近接部
P1060974林道分岐・コンクリート橋.JPG林道分岐・コンクリート橋

左の谷の渓流を見下ろしながら、未舗装林道を進む。
P1060976林道.JPG林道

暗渠で対岸(右岸)へ移る。次の暗渠で左岸へ移るとまもなく、右上へ新設林道が分岐する。
P1060978暗渠.JPG暗渠
P1060980林道分岐.JPG林道分岐

直進し、さらにすぐ先の暗渠で右岸へ変わり、道が少し荒れてくる。
P1060982小崩壊・林道.JPG荒れた林道

次の暗渠で左岸へ戻るとまもなく、林道が右へ大きくカーブするところで、対岸にスギ植林帯の支谷が分かれる。
P1060985支谷分岐.JPG支谷分岐

この支谷が取り付きとなる。小さな川を渡り、倒木のある谷へ入る。
P1060986登山口.JPG取り付き


左に炭焼窯跡を過ごすと、左岸側に踏み跡がある。
P1060987炭焼窯跡.JPG炭焼窯跡
P1060988左岸に踏み跡.JPG左岸の踏み跡

右、左と支谷を分けながら本谷をたどる。雑木疎林の谷を詰めると雑木尾根鞍部へ出る。
P1060989雑木疎林谷を詰める.JPG雑木疎林の谷
P1060990雑木疎林尾根の鞍部.JPG鞍部

左折し、角張った石が多い雑木疎林尾根を登る。
P1060992角張った岩が散在する尾根.JPG雑木疎林尾根

小ピークで右に取り、平坦尾根の切開きを進む。
P1060993山頂手前ピーク.JPG山頂手前ピーク
P1060994山頂部平坦尾根.JPG山頂部平坦尾根

次の小ピークが丸卒塔婆山頂である。
小スペースに三等三角点(点名「室山」)がある。雑木に囲まれ展望はほとんどない。
P1060995丸卒塔婆山.JPG丸卒塔婆山山頂

以前展望が得られた南東方向の小ピークまで下ってみたが、雑木が伸びて展望はなくなっていた。
鞍部まで戻り、天井ヶ岳をめざし縦走を開始する。相変わらず雑木疎林の尾根が続く。結局天井ヶ岳まで尾根上に植林帯はない。これほど雑木尾根が続くのはめずらしいのではないだろうか。また、旧村境(大字境)ではないためか測量も入っていないようで、市境の603mピークまでは測量杭も全く見なかった。
P1060999縦走雑木尾根.JPG縦走路雑木尾根

小ピーク手前で背丈の低いシダが現われる。シダを分け樹木がないところへ出て振り返ると、丸卒塔婆山を展望できる。
P1070001小ピーク手前のシダ尾根から丸卒塔波山.JPGシダ尾根から丸卒塔婆山
P1070002シダ尾根.JPGシダ尾根

380mピークの先あたりから岩尾根が現われ、天井ヶ岳、603m峰などを見渡せる絶好の展望地となる。
P1070003<strong>380mピーク.</strong>JPG
P1070006ピーク先の展望(天井ヶ岳、603m峰).JPG天井ヶ岳、603m峰
P1070007ピーク先の展望(470.6m峰、天井ヶ岳).JPG470.6m峰、天井ヶ岳
P1070008(603m峰、509.6m峰).JPG603m峰、509.6m峰
P1070012岩尾根.JPG岩尾根
P1070015岩尾根(390mピーク手前).JPG390mピーク手前

390mピークからシダ尾根を下り、再び雑木尾根となる。
P1070016 390mピークからの下り(シダ尾根).JPG390mピークからの下り
P1070017雑木尾根.JPG雑木尾根

一旦鞍部へ下り、400m平坦ピークを越え、鞍部から再び登り返すと、あとは603mまで多少アップダウンはあるものの、雑木疎林尾根の上りが続く。
P1070019 400mピーク(シカ角研ぎ跡).JPG400mピーク
P1070020雑木・薄いシダの下り.JPG雑木・薄いシダの下り
P1070022雑木尾根の登り.JPG雑木尾根の上り
P1070024 440m鞍部・シカの角研ぎ跡.JPG440m鞍部
P1070025雑木尾根の上りが続く.JPG雑木尾根の上りが続く

市境の603mピークに出ると、市境の尾根に明瞭な切開きの道が両側に続いている。
P1070028市境尾根に出る(天井ヶ岳方向).JPG市境尾根に出る

左折し、天井ヶ岳をめざす。測量のポールが所々に設置されている。一旦鞍部へ下り、上り返すと620m小ピークで白滝山と天井ヶ岳を結ぶ縦走路に出て、一段と明瞭な道となる。目印のテープ類も多くなる。
P1070029切開きの下り.JPG切開きの下り
P1070030鞍部.JPG鞍部
P1070033平坦尾根.JPG雑木尾根
P1070035620mピーク.JPG620mピーク

小ピークを二つ越え、だだっ広い緩斜面の尾根を登り切ると天井ヶ岳の山頂小広場へ出る。中央に一等三角点(点名「天上ヶ岳」)と山名看板が立つ。
P1070038市境縦走路.JPG縦走路
P1070039平坦縦走路.JPG縦走路
P1070041最後の登り.JPG最後の登り
P1070043天井ヶ岳山頂.JPG天井ヶ岳山頂

雑木低木に囲まれ、北北西と南西方向の切開きの展望が得られる。
P1070044山頂から北北西の展望(向津具半島・油谷湾).JPG北北西に向津具半島・油谷湾
P1070045山頂から南西の展望(狗留孫山).JPG南西に狗留孫山

帰路は傍示ヶ峠コースを下る。
雑木尾根の道が続くが、561mピークを越えると、右側ヒノキ植林の急斜面の下りとなる。
P1070046雑木切開き.JPG雑木尾根
P1070047 561m手前鞍部.JPG561m手前鞍部
P1070049ヒノキ林境を急降下.JPGヒノキ林境を急降下

鞍部で林道との合流地点が新登山口となっており、「豊浦高校61期豊山会」と書かれた木製道標が立てられている。
P1070050右下に林道が見える.JPG右下に林道が見える
P1070054新登山口.JPG新登山口

左折し林道を進み、国道491号に出る。
P1070056林道入口.JPG林道入口

ここから傍示ヶ峠を越えて、大坊ダムまで国道を歩いて戻った。
なお、途中新設道が付け替えられており、新設の赤滝橋などからダム湖上に丸卒塔婆山を遠望できる。
P1070061天井ヶ岳・470.6m峰・岩ヶ迫林道.JPG新設道から天井ヶ岳(奥)・470.6m峰・岩ヶ迫林道
P1070065赤滝橋と高瀧山.JPG赤滝橋と高瀧山

また、藤棚のある展望台には、ダム建設に伴い移転された石碑(「三部妙典一字一石納経 常正教寺 安政二年」)が、展望地の先端部に建てられている。
そばの手すりにはダムで沈む前の「旧地形図」の案内板がある。
P1070070展望台.JPG展望台
P1070072納経石碑.JPG納経石碑
P1070071旧地形図.JPG旧地形の案内図 (クリックで拡大)
P1070073展望台から丸卒塔婆山.JPG展望台から丸卒塔婆山

■山名考
丸卒塔婆山は国土地理院の地形図では「九卒塔波山」と記されている。
地下上申の河原村由来覚書境目書には、御立山として「丸卒度婆山」、風土注進案の河原村・新別名村・久富村の項には、同じく御立山として「丸卒渡婆山」が載っている。これらから明らかなように「九」は「丸」の誤記と思われる。
また、「防長山野へのいざない 改訂版第一集」巻末の「山口県の山標高ランキング」では「丸卒塔婆山」と記載されている。
以上により「丸卒塔婆山」を採用した。なお、山名の由来についてはどの書にも記されておらず不明である。