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大笹山・見の越・足河内(長門市日置中、俵山) [県北部の山]

これらの峰は平成10年から平成15年にかけてそれぞれ歩いている。今回は大笹山から足河内まで日置側から縦走することにした。
P1060859日置側から大笹山.JPG日置側から大笹山
大笹山.jpg (クリックで拡大)

大笹トンネルを北へ下ると、幅広の路側帯があり、ここに駐車し歩き始める。
前方に大笹山の伐採斜面が遠望できる。
右に大きくカーブしたところから林道が分かれるが、関係者以外立入禁止となっている。新しい「ウォッちず」によると、大笹峠近くを経由し、「見の越」ピーク西側あたりまで延びているようだ。
P1060860林道分岐・関係者以外立入禁止.JPG林道分岐

結局トンネルからひとつ手前の、谷の右岸側(左側)に荒れ道があり、これへ入る。
P1060865登山口・谷の左より入る.JPG登山口

すぐ先で右に回りこみ、谷を横切ると、まもなく道は行き止まりとなるので、雑木まじりの植林尾根へよじ登る。踏み跡はないがひどいヤブもない。
P1060867荒れた山道.JPG荒れた山道
P1060868植林・雑木の急登.JPG植林・雑木の急登

雑木疎林となり、登り切ると、小ピークへ出る。
P1060869雑木疎林.JPG雑木疎林

尾根上の植林境には切開きがあり、トンネル側へ下っている。前回俵山側のトンネル近くから登ったが、明確な登山ルートはなかったと記憶していたので、登山口を確かめるため下ってみた。トンネル上部の鞍部へ着き、スギ谷を南へ下る。植林管理道と思われる山道が現われ、そのまま下ると、トンネル入口から150mほど南へ下ったところの小広場へ出た。

そこで、ここを登山口として以下に記載する。
広場には数台駐車できる。
P1060873南側登山口.JPG俵山側登山口

広場の奥から谷へ向かい、対岸に保安林の看板のあるところから沢を渡ると、山道が延びている。植林斜面沿いにトンネル方向へ向かう。
P1060874保安林看板.JPG保安林看板

右下にトンネル入口を過ごすと、三つの谷が分かれる分岐となる。道は両側の谷へ分かれるが、ここで方向を確認して、植林斜面に取り付き、中央の支谷に向かう。
P1060876植林支谷分岐.JPG植林支谷分岐
P1060877支谷.JPG支谷

倒木をよけながら谷を詰めると鞍部へ出る。
P1060878鞍部.JPG鞍部

右折し、少し荒れた右側スギ植林の尾根境を登ると、先ほどの小ピークへ着く。「日置・長門」と記された黄色のブラスチック小杭があり、この先も旧市町境の随所に設置されている。
P1060879植林境尾根.JPG植林境尾根
P1060881植林境・小ピーク.JPG小ピーク

両側雑木尾根を進み、右に支尾根を分ける。
P1060883雑木尾根.JPG雑木尾根

さらに登り、最後にヤブを少し分けると、小空間に三等三角点(点名「上政」)を見る。
大笹山の山頂は低木ヤブに囲まれ、展望は得られない。
P1060884大笹山山頂.JPG大笹山山頂

山頂部を少し先へ進むと、ヒノキ林頂部の支尾根分岐へ出て、見の越方面が樹間に望める。
P1060885植林尾根分岐.JPG植林尾根分岐

左の支尾根を取り、植林境を下る。少し下った適当なところで左へ入ると、伐採斜面沿いにネットが新設され、展望が大きく開ける。
P1060887伐採境からの展望.JPG伐採境からの展望

鞍部へ下り、登り返すと、次のピーク尾根の先端で支尾根分岐となり、シカ除けネットに出会う。そばに「村有民有堺」の石柱を見る。
P1060888植林境尾根.JPG植林境尾根
P1060890「村有民有堺」石柱.JPG「村有民有堺」石柱

両側の支尾根にネットが分かれるので、左の支尾根をネット沿いに下る。ネットは古く、一部倒壊している。
P1060891ネット沿いの道.JPGネット沿いの道

平坦尾根の先端部で、ネットが右下の谷へ方向を変えるので、ネットに沿って右へ下る。
P1060892ネットが直角に分岐.JPGネットが直角に下る

少しヤブ気味のネット境を下ると、左に新設林道が近接し、まもなく大笹峠へ着く。
P1060893林道近接部.JPG林道近接部
P1060895大笹峠.JPG大笹峠

峠を左へ少し進むと、林道に出会う。
P1060896北側に林道.JPG峠北側の林道

峠へ引き返し、再びネット沿いに植林境の尾根を登る。
少しヤブ気味の雑木尾根を進み、途中から少し歩きやすくなる。
P1060897ヤブ気味のネット境.JPGヤブ気味のネット境

平坦尾根の北端ピーク(標高400m)で「村有民有堺」を見る。
P1060899境石柱・雑木平坦尾根.JPG平坦尾根ピークの境石柱

比較的歩きやすい雑木平坦尾根となり、樹間に草添山方面が望める。
P1060900雑木平坦やせ尾根.JPG雑木平坦やせ尾根

ヤブ気味のヒノキ植林堺に変わり、登り切ると標高450mのピークに出る。
P1060902植林境ヤブ.JPG植林境ヤブ
P1060903ネットと分かれる・境石柱など.JPG450m平坦ピーク

平坦尾根上を右に延びるネットと別れ、左折する。植林境から雑木疎林尾根に変わる。
P1060904植林境.JPG植林境
P1060905タコ足の木.JPG雑木疎林に立つタコ足の木

感じのよい平坦雑木尾根を進み、だだっ広い緩斜面となる。
P1060906雑木平坦尾根.JPG雑木平坦尾根

一部道が不明瞭となるが、雑木疎林の中を山頂方向に向かうと、「見の越」に着く。
中央部に四等三角点(点名「見の越」)がある。雑木高木に囲まれ展望はない。
P1060910見越山山頂.JPG見の越山頂

一旦尾根を南方向へ戻り、すぐに東側に延びる平坦尾根へ向かう。しばらくは雑木疎林尾根を緩いアップダウンを繰り返しながら下っていく。
P1060911雑木鞍部.JPG雑木尾根
P1060912雑木尾根.JPG雑木尾根

最低鞍部(標高400m)まで下り、登り返すと小ピークの尾根上に出て、左方向へ取る。
P1060914最低鞍部.JPG最低鞍部
P1060918雑木切開き.JPG雑木切開き

途中樹間越しに草添山方向の展望を確認しながら進むと、小伐採地の「足河内」山頂へ着く。
P1060919山頂手前鞍部から樹間越しに草添山方面.JPG草添山方面の展望
P1060920足河内山頂.JPG足河内山頂

コンクリート製の四等三角点(点名「足河内」)がすぐに確認できる。雑木低木に遮られるが、東方向のみ展望が開け、鉄割山、権現山、天井山などの展望が得られる。
P1060921四等三角点.JPG四等三角点
P1060922東側の切開きに展望(鉄割山).JPG東側の切開きに展望(鉄割山)

山頂から北尾根方向に切開きが続き、草添山まで縦走が可能であるが、今回は少し先の鞍部までたどった後、山頂まで引き返し、北西尾根を下ることにした。
P1060925山頂北方向の雑木尾根(縦走路).JPG北方向の縦走路
P1060926.JPG同上

山頂から雑木尾根を下っていくと、右側ヒノキ植林へ出る。
P1060931山頂北西の雑木尾根.JPG北西の雑木尾根
P1060932植林境.JPG植林境
P1060933植林境.JPG植林境

右下は間伐された植林谷となっている。
P1060934間伐の植林谷.JPG間伐の植林谷

そのまま植林境を下り、植林が終わる手前の適当なところから、右の植林谷へ急斜面を下る。
P1060937植林斜面.JPG植林斜面

谷には植林作業の際付けられたと思われる踏み跡があり、これをたどる。
P1060938植林谷の踏み跡.JPG植林谷の踏み跡

沢を何度か渡り替え、棚田跡らしき段状のところを下っていく。踏み跡は明瞭ではないが、青テープの目印が随所に付いており、これに従って下る。
P1060939沢渡り.JPG沢渡り
P1060941青テープに従い踏み跡を進む.JPG青テープに従い踏み跡を進む
P1060942沢渡り.JPG沢渡り
P1060944青テープを追う.JPG青テープを追う

沢の両側に石垣が築かれたところで沢を渡り、斜面をよじ登ると林道終点に出る。
P1060945石垣.JPG石垣
P1060947林道終点部.JPG林道終点部

足河内川沿いに続く林道を下る。
P1060948林道.JPG林道

途中、林道わきに慶応元年と刻まれた石祠と石垣が築かれた石碑を見る。このあたりにあったと思われる集落の名残だろう。
P1060950石祠・石碑.JPG石祠・石碑
P1060952渓流沿いの林道.JPG渓流沿いの林道
P1060953金属製の堰堤.JPG金属製の堰堤

奥畑集落へ抜け、県道に出たところで奥畑橋を渡り、畑ダム湖を右に眺めながら県道を歩き、駐車地へ戻る。
P1060956見の越.JPG奥畑から「見の越」を望む
P1060959奥畑橋から草添山方面.JPG奥畑橋から草添山方面
P1060960奥畑橋から350m峰.JPGダム湖上の350m峰

なお、足河内の林道は、なぜか新しい「ウォッちず」では消されている。一方で植林用の作業道と思われる道が詳細に記される場合もあり、このあたりの取扱い基準がよく分からない。

■山名考等
「大笹山」は、地下上申の日置村境目書に「大ささ嶺尾」という名が見え、日置村側の呼称と思われる。また、点の記には俗称「扉樫(とびらかし)」とある。南麓の集落名にこの名があり(旧地形図には記載されていたが、現在削除されている)、また地下上申には、俵山村の小村小名として「とべらかし」が見える。

「足河内」は無名峰であり、現在の呼称は不明だが、地下上申の日置村の項に「足河内山」の名が見え、これも日置村側の呼称だろう。

「見の越」は地下上申や風土注進案にその名が見当たらず、出所は不明である。地下上申俵山村境目書にある「牛か迫山」がこれに当たると思われる。
ここでは、「足河内」と「見の越」は、便宜上三角点名を山名とした。

「大笹峠」は大笹山と同じく日置村側の呼称と思われるが、真木村側では「国木垰」と呼ばれたようで、地下上申や風土注進案にも名前が出てくる。また、長門郷土文化研究会の「ふるさとの石仏」では「国木峠」とされ、峠の南側200mほど下ったところにある石仏が紹介されている。以前の記録を調べたら、平成15年に扉樫側から登った際にこの石仏を確認している。