観音山(長門市三隅上) [県北部の山]
この山は平成11年12月に一度登っている。その時は北麓の国道191号線沿いの尾根に取り付き、東麓の谷へ下った。今回は同じく北麓の尾根に上がり、帰路は成り行きに任せることにした。
中畑から観音山
(クリックで拡大)
白拍子トンネルから南へ500mほど進んだところの、工場手前に駐車スペースがある。
植林斜面に取り付き、アオキなど低木ヤブをよけながら、石垣のある段状の斜面を上方へ向かう。
段状の石垣
作業道風の道も残るが植林上部で竹林ヤブとなるので、左にトラバースしながら登ると小鞍部に着く。
作業道風の山道
アオキ・スギ
タケ
鞍部
左折し、尾根上の切開きを進む。
雑木尾根
荒れた雑木尾根を登り、竹林を下る。
荒れた雑木尾根
竹林
右側ヒノキ植林境を進み鞍部へ下ると、前方に竹林斜面が現われる。
植林境
鞍部
竹林斜面
測量テープ方向に斜面を登り切ると、最高峰の山頂に出る。雑木倒木で荒れており、目印となるものはない。
最高部山頂
右折し、雑木ヤブの平坦尾根を進むと、倒木の先に測量ポールと三等三角点(点名:「毛無谷」)を見る。展望は全くない。
雑木ヤブ尾根
三角点山頂
帰路はそのまま南西に延びる雑木尾根を下ることにする。
雑木疎林尾根
アオキが繁茂する小ピークを右によけながら下ると竹林尾根に変わる。
アオキのヤブ
竹林尾根
倒竹
標高250mの小ピークでヌタ場の穴二つを見る。
小ピークのヌタ場
雑木混じりの植林の緩斜面を西方向へ下り、やがて南西に方向を変えて下っていくと(このあたり道不明瞭)、幅広の山道に出る。
植林・雑木の緩斜面尾根
植林・雑木低木
幅広山道現る
明瞭な雑木尾根の切開きに変わり、傾斜が緩むと竹混じりのヒノキ林となる。
雑木・竹尾根
竹・ヒノキ林
平坦尾根を進み、鞍部の分岐で右方向へ下る道を取る。
山道分岐
雑木尾根を下り切ると掘削された小平坦地に出る。
山道
小平坦地(逆方向)
ヤブ道を右へ下り、カヤヤブを分けると舗装林道へ出る。
ヤブ道
林道合流部のヤブ(逆方向)
左折すると、すぐ先で「林道中畑線起点」の看板があり、左の石段を登ると、中畑観音堂が建つ。
石段と観音堂
観音堂境内
観音堂の境内に、由来を記した説明板がある。
なお、防長風土注進案の三隅村之三の項には、「観音堂 中畑村に在 云々…」の記載がある。
説明板 (クリックで拡大)
なお、観音堂の左手に山道があり、これを登るとすぐに、平坦地からの下山道に出会う。ヤブのため先ほど下る時にはこの道に気付かなかった。
堂左手の山道
観音堂から下の舗装道へ戻り、そのまま集落を抜け県道に出ると、右に中畑バス停がある。
ここから一旦林道起点へ戻り、そのまま林道を進んで、谷詰めで鞍部へ上がって駐車地へ戻ることにした。
コンクリート橋・林道起点
墓・舗装林道
林道は堰堤を過ぎると、途中から未舗装に変わる。
堰堤・保安林看板
林道
棚田跡のスギ植林の中を進むと、倒木があるあたりで路面がえぐれ荒れてくる。
林道
倒木箇所(逆方向)
林道終点看板からは踏み跡程度の山道が続く。途中右に支谷がいくつか分かれるが本谷方向を確認しながら詰める。
林道終点
山道
最後は植林斜面をよじ登ると鞍部へ着く。
鞍部手前の斜面
前方の植林谷へ下れば駐車地は近いが、前回登った尾根道を確認するため、一旦右のピークへ上がることにする。
竹林尾根を登り切ると、雑木尾根の小ピークに出る。ここで右折し、上りの到達点を確認するためピストンした。
竹林尾根
雑木尾根ピーク
小ピークに戻り、北方向へ尾根を下る。道はないが雑木疎林で歩きやすい。最後はかなり急な植林斜面を下り、最後はヤブを分けて、国道沿いの平坦地へなんとか出た。
雑木尾根
下降部のヤブ(逆方向)
平坦地・前方にトンネル
傾斜はきついが、上りに取るなら、駐車地点よりこちらからの方が多少登りやすいと思われる。ここにも駐車が可能である。
■山名考
観音山の山名の由来について以前から疑問に思っていたが、今回、麓に中畑観音堂があることを知り、疑問が解けた。
地下上申や風土注進案には観音山の名は見当たらないので、近年の呼称と思われる。なお、点の記には俗称「毛無谷」とある。

白拍子トンネルから南へ500mほど進んだところの、工場手前に駐車スペースがある。
植林斜面に取り付き、アオキなど低木ヤブをよけながら、石垣のある段状の斜面を上方へ向かう。
作業道風の道も残るが植林上部で竹林ヤブとなるので、左にトラバースしながら登ると小鞍部に着く。
左折し、尾根上の切開きを進む。
荒れた雑木尾根を登り、竹林を下る。
右側ヒノキ植林境を進み鞍部へ下ると、前方に竹林斜面が現われる。
測量テープ方向に斜面を登り切ると、最高峰の山頂に出る。雑木倒木で荒れており、目印となるものはない。
右折し、雑木ヤブの平坦尾根を進むと、倒木の先に測量ポールと三等三角点(点名:「毛無谷」)を見る。展望は全くない。
帰路はそのまま南西に延びる雑木尾根を下ることにする。
アオキが繁茂する小ピークを右によけながら下ると竹林尾根に変わる。
標高250mの小ピークでヌタ場の穴二つを見る。
雑木混じりの植林の緩斜面を西方向へ下り、やがて南西に方向を変えて下っていくと(このあたり道不明瞭)、幅広の山道に出る。
明瞭な雑木尾根の切開きに変わり、傾斜が緩むと竹混じりのヒノキ林となる。
平坦尾根を進み、鞍部の分岐で右方向へ下る道を取る。
雑木尾根を下り切ると掘削された小平坦地に出る。
ヤブ道を右へ下り、カヤヤブを分けると舗装林道へ出る。
左折すると、すぐ先で「林道中畑線起点」の看板があり、左の石段を登ると、中畑観音堂が建つ。
観音堂の境内に、由来を記した説明板がある。
なお、防長風土注進案の三隅村之三の項には、「観音堂 中畑村に在 云々…」の記載がある。
なお、観音堂の左手に山道があり、これを登るとすぐに、平坦地からの下山道に出会う。ヤブのため先ほど下る時にはこの道に気付かなかった。
観音堂から下の舗装道へ戻り、そのまま集落を抜け県道に出ると、右に中畑バス停がある。
ここから一旦林道起点へ戻り、そのまま林道を進んで、谷詰めで鞍部へ上がって駐車地へ戻ることにした。
林道は堰堤を過ぎると、途中から未舗装に変わる。
棚田跡のスギ植林の中を進むと、倒木があるあたりで路面がえぐれ荒れてくる。
林道終点看板からは踏み跡程度の山道が続く。途中右に支谷がいくつか分かれるが本谷方向を確認しながら詰める。
最後は植林斜面をよじ登ると鞍部へ着く。
前方の植林谷へ下れば駐車地は近いが、前回登った尾根道を確認するため、一旦右のピークへ上がることにする。
竹林尾根を登り切ると、雑木尾根の小ピークに出る。ここで右折し、上りの到達点を確認するためピストンした。
小ピークに戻り、北方向へ尾根を下る。道はないが雑木疎林で歩きやすい。最後はかなり急な植林斜面を下り、最後はヤブを分けて、国道沿いの平坦地へなんとか出た。
傾斜はきついが、上りに取るなら、駐車地点よりこちらからの方が多少登りやすいと思われる。ここにも駐車が可能である。
■山名考
観音山の山名の由来について以前から疑問に思っていたが、今回、麓に中畑観音堂があることを知り、疑問が解けた。
地下上申や風土注進案には観音山の名は見当たらないので、近年の呼称と思われる。なお、点の記には俗称「毛無谷」とある。