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高旗山〈西中山コース〉(下関市菊川町西中山) [県西部の山]

華山の南に連なる尾根上に位置する高旗山とその周辺を、平成23年3月から4月にかけて数回にわたり探索した。
高旗山には10年程前県道から無線中継所経由で初めて登った。その時は全く展望がなかったが、4年前東麓の西中山から登ったところ、三角点付近が広く伐採され、華山などの山々が見晴らせる展望地に変貌していて驚いた。
この山は華山に続く支尾根上の一ピークに過ぎないため、一部の三角点マニア以外にはこれまで殆ど注目されることはなかったように思う。この山の魅力は何と言っても雑木の尾根道にある。シダも少なく、手強い倒木も殆どない。防火帯の名残と思われる幅広の切り開き道が随所に残っており、趣のある静かな山行が楽しめる。
惜しむらくはどのルートもアプローチ部分が明瞭でないことだ。また、歩き易そうな尾根道がいくつも枝分かれするので、下山時にはよく地図読みして方向を定める必要がある。
雑木に囲まれた山頂は展望もなく平凡だが、少し下った三角点のある平坦ピークはまだ雑木が伸びていないので、しばらくは展望が楽しめるだろう。測量関係の杭やテープ以外、目印となるテープ類は今のところない。(2011.03~2011.04)
P1010730Bコース尾根・小岩.JPG Bコースの雑木尾根
高旗山(西中山コース).jpg (クリックで拡大)

Aコースは、民家横から延びる林道に入り、二つ目の溜池から右上に上がる作業道に取り付く(手前の舗装道を上がっても行けるが入口にゲートがあり私有地と思われる)。平坦尾根に上がって左の雑木尾根を登り、ヒノキ植林境の平坦尾根に出ると明瞭な尾根道となる。後はひたすら尾根を登り、山頂手前でBルートと合流する。(下山時には分岐点が分かりづらいので注意を要する)
P1010739Aコース尾根.JPGAコース雑木尾根

B-1コースはAコースのすぐ左の支尾根が登り口となる。神社(木製の小社が二基祀られている)の裏手から取り付くか崖状の尾根を直登する二つのルートがある。標高210mピークでB-2コースと合流する。なお、標高270mの伐採展望地はカヤ等が茂り分岐が分かりづらいので、下山時には特に注意して下る必要がある。
P1010892石祠.JPG石祠
P1010893小社.JPG小社
P1010894 B-1コース・ヒノキ尾根.JPGヒノキ尾根
P1010895 B-1コース雑木尾根.JPG雑木尾根
P1010898地籍図根三角点.JPG地籍図根三角点
P1010734伐採展望地・高畑山.JPG伐採展望地から高畑山
P1010886.JPG雑木尾根(下り方向)
P1010885 Bコース尾根.JPG雑木尾根(下り方向)
P1010881A・Bコース分岐.JPGAコース分岐(下り方向)
P1010727高旗山.JPG高旗山山頂
P1010721三角点.JPG三等三角点「岩穴」
P1010726.JPG残雪と三角点

B-2コースも取り付きから標高90mあたりまでは道が不明瞭である。
P1010737 B-2コース雑木尾根.JPG雑木尾根(下り方向)

無線中継所コースは最短で簡単そうだが、尾根が蛇行するのでやや迷いやすい。その上、地形図の中継所位置が誤っており、管理道の位置も違っている。国土地理院の地図にも稀にこういう間違いがある。(新しいウオッちずでは訂正されている)
このほかにもいくつかのルートがあるが、不明瞭箇所や倒木帯など一部難所があることから割愛した。

■山名考
地下上申や風土注進案には「高旗山」の山名は見当たらない。「菊川町史 三」(平成17年発行)の山岳の項に、その山名と三角点の標高429.1mが掲載されているぐらいである。高旗山の名の由来は分からないが、同町上保木には「高畑山」があり、それと区別するため、旗の名を当てたのであろうか。
なお、三角点ピーク北側の標高440mピークが、城戸・中山・岡枝の旧村境となっており、地下上申の境目書にある「安田ヶ迫頭」などの山名がこのピークに当たるとみられる。
よって、ここでは、440mピークを高旗山山頂とした。