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大滝山(下関市菊川町上岡枝) [県西部の山]

大滝山は菊川町史に記載があり、地下上申にも名前が出てくる。以前歌野側のほか貴飯峠や奥野側から歩いたことがあるが、今回は菊川自然活用村の西側に連なる尾根からアプローチすることにした(Aルート)。雑木尾根を期待してロングコースを取ったが、登頂だけが目的なら、報告したルートの他にも簡単なルートが見つかるかもしれない。(2011.05.04, 05.07)
大滝山.jpg (クリックで拡大)

自然活用村の先にあるキャンプ場近くに駐車し、歌野清流庵へ向かう道のすぐ先から左の林道に上がる。
P1020050林道分岐.JPG林道分岐
P1020051公社造林看板.JPG公社造林看板

林道終点からスギ谷を詰め尾根に上がると、ふたたび林道に出会う(林道沿いに防獣ネットが設置されている)。
P1020052スギ谷.JPGスギ谷
P1020053ネット沿いの尾根林道.JPGネット沿いの尾根林道

右折するとまもなく林道は左の尾根を下るので、右の雑木尾根に取り付く。尾根に出ると切り開きの尾根道が続き、これを忠実にたどる。
P1020056雑木尾根に上がる.JPG雑木尾根に上がる

「村有林 大正七年」と記された境界石が所々残っている。測量杭も随所にあり目印になる。
P1020057境石(大正七年).JPG境石

倒木等もあるが概して歩きよく、気持ちの良い雑木尾根が続く。
P1020058雑木尾根.JPG雑木尾根
P1020059雑木尾根.JPG雑木尾根

ただし標高324mピークから410.0mの四等三角点(基準点名「樋ヶ迫」)ピークあたりまでは、倒木などで所々荒れが目立つ。
P1020060 324mピーク.JPG324mピーク
P1020061 410.1mピーク.JPG410.1mピーク

周辺を伐採された三角点ピークからは東西に展望が開け、西の嶽などが見渡せる。
P1020062西の嶽.JPG西の嶽
P1020064鳴滝山.JPG鳴滝山

すぐ先の鞍部は地形が入り組んでおり方向を失いやすいが、まもなく歩きやすくなる。
P1020065雑木尾根.JPG雑木尾根
P1020067岩塊.JPG尾根上の岩塊
P1020068ヤセ尾根.JPGヤセ尾根
P1020069雑木尾根.JPG雑木尾根
P1020071支尾根合流部.JPG支尾根合流部

三等三角点(基準点名「貴飯」)のある大滝山山頂は小伐採地となっている。ただカヤなどが茂り落ち着けない。5年前には西の嶽や狗留孫山などが見晴らせたが、現在は低木が伸び、だいぶ展望が悪くなっている。また、京ヶ嶽まで尾根伝いに縦走も可能だが、京ヶ嶽山頂には航空関係施設があり、立入禁止となっている。
P1020072大滝山山頂.JPG大滝山山頂

帰路は、山頂の先の平坦ピークから南尾根を下った。
P1020073主尾根.JPG縦走尾根
P1020075尾根分岐点(下降地点).JPG尾根分岐点(下降地点)

まもなく測量テープに誘われて左のスギ谷を急降下した(Dルート)。

P1020087スギ谷.JPGスギ谷

倒木が多いが、よく整理されており、それほど苦労せず抜けられた。
P1020088倒木のスギ谷.JPG倒木のスギ谷

立派な石積の棚田跡を観賞しながら耕作地沿いを過ぎ、車道に出た。
P1020090山道(逆方向).JPG山道(逆方向)
P1020091山道(逆方向).JPG山道(逆方向)
P1020092棚田跡.JPG棚田跡
P1020093棚田跡(逆方向).JPG棚田跡(逆方向)
P1020094作業小屋・舗装切れ(逆方向).JPG
車道合流部の作業小屋(逆方向)

なお、スギ谷に下りず尾根をそのまま直進するCコースの方がお勧めである。標高差200mもある雑木尾根が楽しめる。
P1020114雑木尾根.JPG雑木尾根
P1020113雑木尾根.JPG雑木尾根

尾根を下りきり小さな石橋を渡ると林道に出会うので、左折すると400mで車道に出る。
P1020118分岐の石橋.JPG石橋
P1020098林道.JPG林道(逆方向)
P1020097林道入口.JPG林道出口

Bルートは谷詰めの最短ルートだが、上部は道が消失し分かりにくいので、あくまで参考として載せた。

■山名考

536.3mの三角点ピークは、杢路子、岡枝、貴飯(きば)の三つの旧村境に位置し、地下上申の境目書によると、杢路子側では金山、岡枝側では松尾山、貴飯側では大迫山と呼ばれていたと思われる。
大滝山の名は、貴飯村境目書に大迫山より貴飯垰側の山として出てくる。したがって、本来の大滝山は三角点ピークより貴飯寄りの山であったと思われる。
しかしながら菊川町史などでは、三角点ピークを大滝山としていることから、これに拠ることとした。

410.0mの三角点名は「樋ヶ迫」であるが、貴飯村境目書の周辺山名に「鳶ヶ迫」があり、同じ山である可能性が高い。