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伊崎山(周防大島町地家室・外入) [県東部の山]

佐連山、白木山と続けたので、伊崎山をめざすことにした。以前、佐連山とダブルで登ったが、今回は新たなルートを探してみた。(2011.02.06)
伊崎山ルート図.jpeg (クリックで拡大)

石風呂入口の駐車場に車を置き、最近整備された地家室往還道を歩いていると、畑で作業中の方に出会い登山口を教えていただいた。往還道を整備された有志のお一人で、だいぶ前に登ったが道は残っているだろうとのこと。
P1010287往還道入口.JPG往還道入口
P1010303往還道入口道標.JPG往還道入口道標
P1010288往還道の石畳.JPG往還道の石畳

峠の所から往還道に入るとすぐ右手法面に踏み跡があり、尾根を右に回り込むと、あとは尾根沿いに山道が続いている。
測量点182mピークを含む3つの小ピークを左に巻くあたりはシダが被り、ミカン畑跡と思われる段状の土地が平行して何段も続いているので、道を失わないよう忠実にたどる。
P1010289山道.JPG山道
P1010290掘割り状の山道.JPG山道

232.0mの四等三角点(基準点名「立場東」)は尾根上にあるが、小ピークの最高部にはないので見過ごしやすい。このあたりから旧山道はヤブで歩きにくくなるので、尾根筋を外さないように登る。
P1010292三角点.JPG三角点

山頂は疎林ヤブで展望はない。山名札もなく、測量杭すら見あたらないので、苦労の割には拍子抜けするような山頂である。
P1010294山頂.JPG山頂

帰路は、踏み跡はないが、そのまま南西方向に尾根を下ってみた。
小ピークを左に取りヒノキと竹林のヤブを抜けると、疎林の急斜面をフカフカの落ち葉の上をすべるように下る。南側で視界もきくので、なかなか感じの良いところだ。
P1010295北面斜面.JPG南側斜面
P1010296斜面逆方向.JPG南側斜面(逆方向)
そのまま尾根を進むつもりが鞍部手前で猛烈な矢竹のヤブに突入し、とても抜けられそうにないので、左の谷に逃げ込みながら下っていくと、ミカン畑に出た。踏み跡をたどると、大地浦バス停近くの車道に降り立つ。
P1010297支谷(逆方向).JPG支谷(逆方向)
P1010298大地浦ルート下山口.JPG大地浦ルート下山口
P1010299大地浦海岸線.JPG大地浦海岸線
P1010300沖家室.JPG沖家室

駐車地に戻る途中で、前回の山行時に下った道を逆方向に登ってみることにした。
まずは、新設の農業用道路からミカン畑の尾根に取り付く。
P1010301地家室ルート取り付き.JPG取り付き

ミカン畑が終わると疎林ヤブとなり、ケモノ道程度の踏み跡をたどる。シダヤブが濃い所を抜け、尾根を外さないように登っていくと三角点手前のピークに出るので、そのまま尾根を左に取れば峠ルートと合流する。

どのルートも1時間半はみておいた方がよいだろう。今のところテープ類は一切ない。
駐車地に戻って石風呂を見学してみた。説明書きによると薄暗く狭い穴の中に8人も入ったようだ。
P1010305石風呂.JPG石風呂

■エピソード

往還道を歩いていると、下の畑の方から「こんにちわ」と声がかかった。見ると地元のお年寄り、いや青年だった(大島では60代くらいではまだまだ年寄り扱いされないのだ)。そこで道を聞くことにした。

「あのう伊崎山に登るんですが、登山口ご存知ないですか」
話をしてみると往還道を整備した有志のお一人だった。大分からもボランティアが参加し昨年整備したばかりとのこと。前に登ったことがあるから入口まで案内しましょうという言葉に甘えることにした。
「ところでいつ頃登られたんですか」
「そういねぇ、もう40年になるかいのぉ」
「………」
「大丈夫いねぇ。道はあるいねぇ。尾根までは行けるっちゃ」
(尾根まで水平距離で100mもないんだけど…)
「あれ、ちょっと行き過ぎた。こっちじゃった」
(分岐なんてあったっけ)
「ここいねぇ」
(えっ、これっ?雑木ヤブなんだけど…。確かに作業道跡のようではあるが…)
「それじゃ、気い付けて行きんさい」
「はぁ、どうもありがとうございました」
これから久賀の方へボランティアに行かれるとのことで、意気軒昂と去っていかれた。
取り付きからこんなんじゃ先行き怪しいなとは思ってみたものの、せっかく案内していただいた手前ためらう暇もなく、意を決してヤブに突入した。