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桃ヶ浴山・佐波山(山口市上小鯖・下小鯖) [県央部の山]

以前佐波山へ登った折、桃ヶ浴山まで縦走しようとしたが、シダ尾根で荒れているようなので諦めた記憶がある。先日、猿ヶ岳を歩いた際、林道から眺めた山容が美しかったので、登ってみることにした。
P1040003林道大平線から眺めた桃ヶ浴山.JPG林道大平線から眺めた桃ヶ浴山
P1040009-2県道から桃ヶ浴山.JPG県道から見た桃ヶ浴山
桃ヶ浴山・佐波山.jpg (クリックで拡大)

五区公民館の所から谷に向かう集落道を進み、林道を詰めると終点となる。
P1040009河原集落から桃ヶ浴山.JPG河原集落から桃ヶ浴山
P1040011林道終点部.JPG林道終点部

ここから支尾根に取り付くが、やや荒れ気味の幅広山道がその先も続く。
P1040012幅広の山道.JPG幅広の山道

棚田跡と思われる石垣が現れる。
P1040013石垣.JPG石垣

谷を詰め、スギ林沿いに進むと、小溜池のところで道が不明瞭となるので、左の支尾根に上がる。
P1040015溜池.JPG溜池

踏み跡もない雑木ヤブやヒノキ林の尾根をシダを踏みながら登ると、岩の多い尾根となり、まもなく左の支尾根と合わさる。
P1040016雑木ヤブ尾根.JPG雑木ヤブ
P1040018ヒノキ林.JPGヒノキ林
P1040019雑木・シダ.JPG雑木・シダ
P1040020岩尾根.JPG岩尾根

雑木尾根をさらに登り、小ピーク上で右に進むと、展望地に出る。西側の展望が開け、大内畑山から猿ヶ岳の稜線が眺められる。
P1040022雑木支尾根.JPG雑木支尾根
P1040026手前ピーク展望地から大内畑山・猿ヶ岳の稜線.JPG手前ピーク展望地からの眺め

やせ尾根を先に進むと、鞍部で両側に展望が大きく開け、左に雨乞山、真田ヶ岳、山口尾、右に楞厳寺山などが見渡せる。
P1040027鞍部展望地.JPG鞍部展望地
P1040028南ヶ岳、雨乞山.JPG南ヶ岳・雨乞山
P1040030真田ヶ岳.JPG真田ヶ岳
P1040029山口尾.JPG山口尾

シダが深い雑木尾根となりかなり歩きづらいが、ケモノ道か人の踏み跡か分からない程度の踏み跡があるので、これを外さないように進むと体力を消耗せず、随分楽である。
桃ヶ浴山山頂(391mピーク)はヤブで期待外れだが、ヤブを分けて南に回ると、樹木のない斜面上に出て展望が大きく広がるので報われる。楞厳寺山、西目山、右田ヶ岳などの眺めがすばらしい。
P1040032桃ヶ浴山.JPG桃ヶ浴山山頂ピーク
P1040034桃ヶ浴山展望地から楞厳寺山.JPG楞厳寺山
P1040035西目山、錦山.JPG西目山

いよいよ佐波山への縦走をめざすが、相変わらず深いシダ尾根が続く。小ピークをいくつか越えながら、シダこぎにうんざりしたころ、展望地に着く。楞厳寺山が再び眺められる。
P1040037シダ尾根.JPGシダ尾根
P1040043380m展望地より楞厳寺山.JPG楞厳寺山
P1040045380m展望地より佐波山、右田ヶ岳.JPG佐波山、右田ヶ岳
P1040049-1佐波山.JPG佐波山山頂ピーク

さらに緩いアップダウンを続け、ヤブの中に王子造林境界票を見て、少し進むと、突然明瞭な山道に抜け出る。鯖山峠からの登山道である。シダヤブの道ながら今までと違ってはるかに歩きよい。
P1040049-2山頂へのシダ道.JPG山頂へのシダ道

平坦な尾根を進むと、二等三角点(基準点名「佐波山峠」)のある佐波山山頂小広場に出る。南面に展望が開け、右田ヶ岳、西目山などの眺めがよい。
P1040050佐波山山頂.JPG佐波山山頂
P1040051山頂からの展望、右田ヶ岳.JPG右田ヶ岳
P1040053西目山.JPG西目山

帰路は途中まで鯖山峠への登山道を下ることにする。シダ尾根から雑木尾根を下っていくと、少し展望が開ける市境の小ピークに出て、王子造林境界票を確認する。
P1040057下山路シダ道.JPGシダ道
P1040058雑木尾根.JPG雑木尾根
P1040059王子造林境界票.JPG王子造林境界票

ここで、登山道と別れ、南西に派生する支尾根をめざし、雑木ヤブの斜面に突っ込む。まもなく平坦尾根上に再び王子造林境界票を見る。
P1040097王子造林境界票.JPG王子造林境界票

ここからは二方向のルートをたどれるが、いずれも明瞭な道はない。ひとつは、そのまま雑木疎林のヤブ尾根を忠実に下り、谷に達すると左にヤブ化した幅広の山道と出会うので、これを右に沢を見ながら下ると、谷の出合いで明瞭な山道に出る。
P1040060雑木疎林尾根.JPG雑木ヤブ尾根
P1040062山道.JPG山道

もうひとつは、境界票から南に派生する市境尾根に下る。こちらも雑木ヤブで歩きにくいが、やせ尾根をたどって進むと、切り通しとなった峠で、明瞭な山道に出会う。右に下れば、先のルートと合わさる。
P1040101市境の雑木ヤブ尾根.JPG市境の雑木ヤブ尾根
P1040089切通しの峠.JPG切通しの峠

左に沢を見ながら山道を下っていくと、河原に出る。平成21年の豪雨災害時のものと思われる崩壊谷を右に過ごしながらさらに下る。
P1040065-1河原沿いの道.JPG河原沿いの道
P1040065-2崩壊谷の土石流.JPG崩壊谷の土石流

途中の林道は崩壊しており、二つめの石積み堰堤あたりから林道が明瞭となる。
P1040068石積堰堤(逆方向).JPG石積堰堤(逆方向)
P1040070林道.JPG林道

林道分岐で沢を渡り、土砂で埋まった広い荒涼とした河原を通っていくと、保安林看板があり、現在地が開通していない名ばかりの県道(大内右田線)であることを知る。
P1040073-1林道分岐(逆方向).JPG林道分岐(逆方向)
P1040073-2土砂の埋まった広い河原.JPG土砂で埋まった広い河原
P1040074桃ヶ浴山.JPG河原から桃ヶ浴山

水が枯れた溜池のたもとで小堂と石碑(文化年間)を見ると、まもなく舗装道に変わり、江良集落に出る。
P1040078溜池.JPG溜池
P1040077堂、石碑(文化年間).JPG小堂と石碑

■山名考
「桃ヶ浴山」の名は、「小鯖村史」に拠った。
なお、「防長地下上申」小鯖村の項には、堤の名として「桃ヶ浴堤」が出てくる。上小鯖の船ヶ頭集落上方の谷にあったらしく、地形図を見ると多数の支谷が分かれている。「百」(多数を表す)を「桃」と書き換える場合があるようなので、もともとは「百ヶ浴山」であったかもしれない。

「佐波山」については、「防長山野へのいざない第一集改訂版」に詳しい。