山口尾〈松ヶ谷川・十七渓流ルート〉(防府市奈美) [県央部の山]
八幡谷渓流側から山口尾へ登った際、測量による切り開きが東西に延びているのを確認した(某HPにも書き込みがあった)ので、今回は、東側の切り開きを辿ってみることにした。一日目は松ヶ谷川ルートを歩いたが、十七渓流側にも道があるのが分かったので、後日八幡谷渓流側から再度山口尾へ登った帰路に、十七渓流ルートも下ってみた。
なお、松ヶ谷川ルートの第一堰堤から先は、堰堤工事のため関係者以外立入禁止となっている。一般車両のみ通行止めと思い入山したが、帰路に看板があることに気が付いた。工期が今年7月31日までとなっているので、工事完了までは入山を諦めた方がよい。ただ、山口市側の藪ヶ尻へ林道が抜けているので、そちらから入山することができるかもしれない(山口市側が立入禁止かどうか確認はしていない)。
十七渓流側も麓で堰堤工事中だが、関係者以外立入禁止の看板は見なかった。いずれにしても工事に邪魔にならぬよう気を付けたい。
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●松ヶ谷川ルート
奈美の岡田集落から松ヶ谷川沿いに遡り、林道に入って新設堰堤横の広場に駐車する。平成21年の豪雨災害後に設置された堰堤のようだ。このため、地形図上の林道は山側に付け替わっている。
新設堰堤
林道を進むと、第三堰堤の先で現在河川工事が行われている。山側に仮設道路が付けられており、これを下ると、川沿いに歩くようになる。
林道
暗渠で対岸(右岸)へ移り、200mほど進むと林道分岐に着く。
林道分岐
ここで左の道へ入る。林道は現在も使われているようで傷んでいない。コンクリート橋や暗渠で数回渡り替えながら進むと、林道が終わり山道に変わる。
林道
まもなく山道が右上の斜面に分岐するので、これを上がる(直進するとすぐに小堰堤で行き止まりとなる)。
小堰堤
山道分岐
明瞭な山道が雑木尾根に付いており気持ちよく歩ける。
山道
支尾根を越え、やや下りとなり巻き道に変わると、谷を横切る所で測量テープが右上の支尾根に上がっているが、ここは直進する。
測量分岐
暗渠のある支谷を渡り、支尾根を右に回り込むと鞍部へ付く。鞍部では左右の尾根上に測量の切り開きがあり、更に向かい側の谷(十七渓流側)にも道が付いている。
四分岐鞍部
ここは右の切り開き道を取り、支尾根から左の小谷を詰めながら登り切ると、尾根に出る。
測量の明瞭な切り開きは右に続いているが、ここで左折し、シダ被りを分けながら踏み跡をたどり、315mピークまで足をのばしてみた。岩があるほか特に特徴的なものはないが、山口尾山頂が間近に望める。
315m展望ピーク
展望ピークから山口尾
分岐点まで戻り、そのまま直進し、明瞭な切り開きをたどって雑木尾根を進むと、地籍図根三角点のある伐採展望ピークに出る。東方向に先ほどの315mピークが望める。
尾根切り開き道
伐採展望地
展望地より315mピーク
ここからさらに尾根伝いに進むと、まもなく測量の切り開きが終わり、切り開き道は右へ下っている。
尾根道
測量分岐点(逆方向から)
ここからは、旧測量時のテープが残るやや荒れた雑木尾根に変わる。
特徴のある角石
尾根道
尾根上の踏み跡をひたすら辿り登り切ると、右から新しいピンクの測量テープと切り開きの道が合わさる。
尾根分岐
切り開きの道を少し進むと、山口尾山頂に着く。
山頂(東方向)
帰路は先ほどの分岐まで戻り、新しい切り開きの道が付いた北尾根を下る。
雑木北尾根
緩やかな雑木尾根を下り、一旦右側がヒノキ植林帯となるが、再び雑木尾根となり、鞍部を登り返すと418mピークに着く。
418mピーク
右折し、大木を過ごすと、小ピークで切り開きが左の支尾根に急勾配で下っているので、これを降りる。シダの平坦尾根となり、最後に急勾配を下りきると、沢に出る。
シダ尾根
最後の急な下り(逆方向)
支尾根取り付き
沢を渡り、対岸の斜面を登ると林道に出る。
林道出合い(逆方向)
右折し、林道を歩いて駐車地へ戻る。
北尾根のルートを上りに取る場合、測量テープはあるものの、沢を渡った支尾根の取り付き点が分かりづらいだろう。
●十七渓流ルート
十七渓流ルートへの下りは、東尾根の四分岐点から東の谷側へ下る。幅広の道を下っていくと、まもなく新設林道に出合う。豪雨災害時で崩落した土砂を利用し林道整備したようだ。
鞍部からの幅広山道
林道終点
あちこちの谷で災害時の痛々しい崩落跡を見ることができる。
崩壊谷
林道
途中の堰堤も上端まで土砂でびっしり埋まっている。麓では今も新設堰堤工事が続けられている。
第二堰堤
第一堰堤
堰堤工事箇所
なお、松ヶ谷川ルートの第一堰堤から先は、堰堤工事のため関係者以外立入禁止となっている。一般車両のみ通行止めと思い入山したが、帰路に看板があることに気が付いた。工期が今年7月31日までとなっているので、工事完了までは入山を諦めた方がよい。ただ、山口市側の藪ヶ尻へ林道が抜けているので、そちらから入山することができるかもしれない(山口市側が立入禁止かどうか確認はしていない)。
十七渓流側も麓で堰堤工事中だが、関係者以外立入禁止の看板は見なかった。いずれにしても工事に邪魔にならぬよう気を付けたい。

●松ヶ谷川ルート
奈美の岡田集落から松ヶ谷川沿いに遡り、林道に入って新設堰堤横の広場に駐車する。平成21年の豪雨災害後に設置された堰堤のようだ。このため、地形図上の林道は山側に付け替わっている。
林道を進むと、第三堰堤の先で現在河川工事が行われている。山側に仮設道路が付けられており、これを下ると、川沿いに歩くようになる。
暗渠で対岸(右岸)へ移り、200mほど進むと林道分岐に着く。
ここで左の道へ入る。林道は現在も使われているようで傷んでいない。コンクリート橋や暗渠で数回渡り替えながら進むと、林道が終わり山道に変わる。
まもなく山道が右上の斜面に分岐するので、これを上がる(直進するとすぐに小堰堤で行き止まりとなる)。
明瞭な山道が雑木尾根に付いており気持ちよく歩ける。
支尾根を越え、やや下りとなり巻き道に変わると、谷を横切る所で測量テープが右上の支尾根に上がっているが、ここは直進する。
暗渠のある支谷を渡り、支尾根を右に回り込むと鞍部へ付く。鞍部では左右の尾根上に測量の切り開きがあり、更に向かい側の谷(十七渓流側)にも道が付いている。
ここは右の切り開き道を取り、支尾根から左の小谷を詰めながら登り切ると、尾根に出る。
測量の明瞭な切り開きは右に続いているが、ここで左折し、シダ被りを分けながら踏み跡をたどり、315mピークまで足をのばしてみた。岩があるほか特に特徴的なものはないが、山口尾山頂が間近に望める。
分岐点まで戻り、そのまま直進し、明瞭な切り開きをたどって雑木尾根を進むと、地籍図根三角点のある伐採展望ピークに出る。東方向に先ほどの315mピークが望める。
ここからさらに尾根伝いに進むと、まもなく測量の切り開きが終わり、切り開き道は右へ下っている。
ここからは、旧測量時のテープが残るやや荒れた雑木尾根に変わる。
尾根上の踏み跡をひたすら辿り登り切ると、右から新しいピンクの測量テープと切り開きの道が合わさる。
切り開きの道を少し進むと、山口尾山頂に着く。
帰路は先ほどの分岐まで戻り、新しい切り開きの道が付いた北尾根を下る。
緩やかな雑木尾根を下り、一旦右側がヒノキ植林帯となるが、再び雑木尾根となり、鞍部を登り返すと418mピークに着く。
右折し、大木を過ごすと、小ピークで切り開きが左の支尾根に急勾配で下っているので、これを降りる。シダの平坦尾根となり、最後に急勾配を下りきると、沢に出る。
沢を渡り、対岸の斜面を登ると林道に出る。
右折し、林道を歩いて駐車地へ戻る。
北尾根のルートを上りに取る場合、測量テープはあるものの、沢を渡った支尾根の取り付き点が分かりづらいだろう。
●十七渓流ルート
十七渓流ルートへの下りは、東尾根の四分岐点から東の谷側へ下る。幅広の道を下っていくと、まもなく新設林道に出合う。豪雨災害時で崩落した土砂を利用し林道整備したようだ。
あちこちの谷で災害時の痛々しい崩落跡を見ることができる。
途中の堰堤も上端まで土砂でびっしり埋まっている。麓では今も新設堰堤工事が続けられている。