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西山・津尾山(上関町八島) [離島の山]

山口県最南端の島、八島の山を歩いてみた。(2011.03.09)
P1010660小島側から大島を望む.JPG大島
八島2.jpg (クリックで拡大)

室津漁港から「かみのせき丸」の第1便に乗り、約30分で八島漁港に着く。風があり30分が随分と長く感じた。
真新しい待合所で地元の方から島の山情報を入手。「島じゃあ、(大島の)東の山の方を沖の平(ひら)(または東の平)、西の方をムネの平(または西の平)、真ん中はチュウデンの平と言うちょるが、山名じゃないよ。」とのこと。地域一帯をさす名称らしい。
島の南側を大島、北側を小島と言い、間を砂州が結んでいる。「防長風土注進案」で洲之通(スノトオリ)と記されているのが、砂州部分と思われる。P1010626渡船場.JPG渡船場
P1010669待合所.JPG待合所

島の高地をめぐる林道は集落の東端から上がっているが、近道を取ることにした。神社の先をすぐに左折し、路地を上がっていくと砂防堰堤へ続く舗装道に出る。右折しカーブの先のトタン小屋の所から小道に入り、踏み跡を辿ると林道の急カーブの所に出る。林道は最近車両等が通った様子はなく、枯葉や下草で覆われ荒れ加減だが、下部は舗装が残っており樹木は生い茂っていないので、ヤブを漕ぐほどではない。林道の両側斜面には有刺鉄線柵が続く。
P1010665神社.JPG神社
P1010627石垣.JPG山道沿いの石垣
P1010628林道に出る.JPG林道に出る
P1010629荒れた林道.JPG少し荒れた林道

269.1mピーク北側の尾根のところから斜面に取り付き、最初の山頂をめざす。柵が切れた所を抜け、ほとんど踏み跡もない尾根を忠実に進んでいくと、やがて平坦ピークとなる。あたりをうろうろ探し回っていると、あっけなく二等三角点(基準点名「八嶋」)を見付ける。雑木に囲まれ展望はまったくない。
P1010632三角点「八嶋」.JPG三角点「八嶋」

尾根上はヤブ気味なので、すぐ先の鞍部から右のスギ植林帯に下り、段状の斜面を下ると、ふたたび林道に降り立つ。
P1010636林道から砂州を望む.JPG林道から砂州を望む

さらに林道を進むと、尾根と合わさり小広場となった所から俄然道が荒れてくる。
P1010638砂防指定地看板.JPG砂防指定地看板
P1010639荒れ林道.JPG荒れ林道

倒木やイバラ含みのヤブが濃いところは迂回しながら進んでいると、尾根上に石組の囲みを見付けた。この島でも昔は牛の放牧が盛んで土塁状の石垣が残るが、それと関連したものなのだろうか。
P1010640石積.JPG石組

279.4mピーク北東の鞍部で道が下りになるあたりから尾根に取り付き、ヤブをひたすらかき分けながら平坦尾根を進む。三角点はこの辺かと下草の茂ったあたりを足で探っていると、コツンと当たるものがある。枯れ草を足でかき分けると周石に囲まれた四等三角点(基準点名「大島」)が頭を覗かせた。ここも展望はない。(防長風土注進案によると山名は「西山」)
P1010642三角点「大島」.JPG三角点「大島」

帰路は、少しはヤブが薄いかと期待して西方向へ下ってみたが、往路と同じ程度のヤブを分け林道へ出る。
これ以上林道を先に進む気になれず、林道をそのまま引き返すことにした。
電柱が現れ、大島と小島をつなぐ砂州部分まで下ると東側の海岸に出る。
P1010645砂州への林道.JPG電柱の立つ林道
P1010646神社.JPG神社

前方の浜に大師像を含む数十体の石仏群が並ぶ。大師像には昭和八年三月建立とある。ハワイ移民を多く出した島らしいので、帰郷された方が建てられたのだろうか。最近お参りされた様子はない。
P1010649石仏群.JPG石仏群
P1010652大師像.JPG大師像
P1010653ヘリポート?.JPGヘリポート

2便まで時間があるので142.1mピークをめざすことにした。(小島の山は、注進案では「津尾山」と記され、長い尾の山全体をさす山名と思われる。)
舗装道から山頂西側の尾根に取り付くとまもなくヤブに四等三角点(基準点名「小島」)を見付ける。
P1010654三角点「小島」.JPG三角点「小島」

キャンプ場のある古浦やカシワ・ビャクシン群落のある与崎の方まで足をのばしたかったが、今回は諦め、戻ることにした。
港には2便の船が待っていたが、強風注意報が出ているらしく、治まるまで出港を見合わせるとのこと。工事関係者ほか10名ぐらいの乗客といっしょに延々と待ち続け、結局4時間後の3便の時間に出港となった。行きも結構揺れたが、帰りはその段ではなくジェットコースターかロデオ乗りの気分を味わった。