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太郎万山・大平山(周南市譲羽) [県央部の山]

安部正道著「周防アルハイク」の平野山の項に、才ヶ垰から大平山・太郎万山・平野山を縦走したことが書かれてあり、未踏の山だったので、今回、大平山と太郎万山を歩いてみた。



山へgomen ~ 山口県の山歩き記録

才ヶ垰では、譲羽側に少し下ったところのヒノキ谷から取り付いた。地形図にはこの小谷はなく、すぐ北側のスギ谷しか表されていない。

両山とも四等三角点山頂は雑木に囲まれ展望はない。倒竹箇所以外ヤブは薄いが、明瞭な道は鉄塔巡視路ぐらいで、他はわずかな踏み跡か旧山道のなごり程度である。また何ヶ所か方向を失いやすい所がある。巡視路をたどり譲羽側に下った。


山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 大平山東尾根


山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 大平山山頂

山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 倒竹帯

山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 堀切

山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 太郎万山山頂

山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 鉄塔巡視路

山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 下山口


譲羽集落では路傍に石仏が散在している。河内社は鳥居の額束に「大明神社」、狛犬には文政の年号が刻まれている。


山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 路傍の石仏

山へgomen ~ 山口県の山歩き記録 河内大明神社

山名は周防アルハイクに拠ったが、太郎万山の位置についてはいささか疑問がある。「防長地下上申」の譲羽村境目書の項に「太郎まん山」が出ており、記載によると、この山は譲羽村・久米村・徳山村の三つの村境に位置すると思われる。現在の大字境が当時と同じであると仮定すれば、三角点(396.9m)は、これより東南方向約1kmのところとなり、かなりのずれがある。


また、大平山は地下上申の久米村境目書などに山名が出ており、「津(都)叶(つがのう)村のうち」と説明書きがあるので、おそらく周防アルハイクの記載どおりと思われる。なお、譲羽村境目書では「南ヶ迫山」と記されたのがこの山だろう。(2011.9.4)