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坊山・小八郎山・畑山(山口市鋳銭司) [県央部の山]

11年ぶりに坊山から鐙ヶ峠を歩いてみた。前とは逆ルート。余力があったので小峠方面まで足をのばした。
鎧ヶ峠から黒河内山への縦走路区間は近年山道が開かれたので明瞭な道だが、そのほかの区間はところどころ古いテープが残るもののシダヤブ箇所があるなど、総じて荒れ気味である。
なお、「夫婦の里山歩きさん」の坊山情報(里山ハイカーの情報広場 平成28年1月26日付けの書き込み)も参考にさせていただいた。(2016.03.26)
P1320313扇田集落・坊山.JPG駐車地より坊山
坊山・鎧ヶ峠.jpg (1,2クリックで拡大)

山陽新幹線高架橋近くの幅広スペースに駐車。扇田集落方向へ向かう。
防火水槽のところで右折。右に扇田会館がある。すぐ先の民家のところから右の山道(参道)へ入る。
P1320130分岐・扇田会館.JPG分岐・扇田会館
P1320131山道分岐.JPG山道分岐

少し先で左折し登ると寛政年間に建てられた石鳥居があり、妙見社を見る。鳥居の石柱に刻まれた字は「防洲吉敷郡鋳銭司村防山」と読める。「坊」ではなく「防」のようだ。誤ったものだろうか。
P1320132参道分岐(逆方向).JPG山道分岐(逆方向)
P1320133妙見社.JPG妙見社

社殿の奥に石祠があり、そばから溝状の山道がヒノキ植林尾根に続いている。
P1320136奥の石祠.JPG石祠
P1320137植林尾根の山道.JPG植林尾根の山道

溝道沿いに登っていくと、一旦植林帯を離れ雑木林帯に入る。上方の尾根上で植林伐採斜面に出て、雑木尾根の上りとなる。
P1320138溝道・植林境.JPG溝道・植林境
P1320139雑木林・溝道.JPG雑木林・溝道
P1320140植林境から伐採斜面.JPG植林境から伐採斜面(逆方向)
P1320143溝道.JPG雑木尾根・溝道

平坦尾根で溝が不明瞭となり、左側雑木交じりの植林境を進む。左下に小伐採尾根を過ごし雑木尾根を登る。
P1320145雑木交じり植林境.JPG雑木交じり植林境
P1320147雑木尾根溝道.JPG雑木尾根溝道

左に巻く踏み跡を過ごし登り切ると享保の年号が刻まれた石鳥居に出合い、シダ被りの坊山山頂に着く。右奥に四等三角点「古迫」がある。
P1320148左巻き道.JPG左への踏み跡
P1320149石鳥居.JPG石鳥居
P1320150四等三角点「古迫」.JPG四等三角点「古迫」

シダを分けながら下ると平坦尾根上に小屋と手水鉢、歌碑を見る。小屋は施錠され、中に石祠が祀られている。こちらが旧妙見社と思われる。歌碑に刻まれた字は風化し判読できない。
P1320151シダ被り尾根道.JPGシダ被り尾根道
P1320152雑木平坦尾根.JPG雑木平坦尾根
P1320153社・歌碑・手水鉢.JPG小社・歌碑・手水鉢
P1320154歌碑.JPG歌碑

鎧ヶ峠をめざし上方へ向かう。
雑木尾根を登るに従いシダが深くなる。古いテープがところどころあり、踏み跡があるところは少し楽だ。急勾配になると樹間に後方の展望が得られる。
P1320158シダ尾根の踏み跡・テープ.JPGシダ尾根の踏み跡・テープ
P1320160雑木疎林の平坦尾根.JPG雑木疎林の平坦尾根
P1320162シダ尾根急登.JPGシダ尾根急登
P1320164楞厳寺山・花ヶ岳.JPG楞厳寺山・花ヶ岳
P1320163福西山・火の山連峰.JPG福西山・火の山連峰

登り切るとシダに覆われた250m山頂の一角に出る。
P1320166シダ尾根.JPGシダ尾根
P1320169 250mピーク.JPG250mピーク
P1320170 大内畑山.JPG大内畑山

深いシダから解放され、260mピークを二つと267mピークを越える。
P1320172シダを抜ける・下り.JPGシダを抜ける・下り
P1320175雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
P1320177 260mピーク①.JPG260mピーク①
P1320178下り.JPG下り
P1320180260mピーク②.JPG260mピーク②
P1320181 250m鞍部①.JPG250m鞍部①
P1320182雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
P1320183 267m平坦ピーク.JPG267m平坦ピーク
P1320184シダ尾根・下り.JPGシダ尾根・下り

250m鞍部から雑木尾根を登り返すと尾根筋がヤブ気味になるので、やや踏み跡のある左によけながら登る。まもなく踏み跡が消え、雑木ヤブを抜け出すと310m支尾根合流点に出る。
P1320185 250m鞍部.JPG250m鞍部②
P1320186雑木疎林尾根・上り.JPG雑木疎林尾根・上り
P1320189雑木ヤブ尾根.JPG雑木ヤブ尾根
P1320191雑木シダヤブ・上り.JPG雑木シダヤブ
P1320192 320m支尾根合流点.JPG310m支尾根合流点

330m支尾根合流点を過ごし、350mピークに着く。展望は樹間わずかに得られるのみ。
P1320194330m支尾根合流点.JPG330m支尾根合流点
P1320195雑木平坦尾根.JPG雑木平坦尾根
P1320196シダ尾根・上り.JPGシダ尾根・上り
P1320197 350mピーク.JPG350mピーク
P1320198樹間に黒河内山.JPG樹間に黒河内山

深いシダと雑木ヤブの下りとなる。シダを分けた跡も消え、長くはないが抜け出すのにてこずる。
P1320200シダヤブ・下り.JPGシダヤブ・下り
P1320201深いシダ.JPG深いシダ
P1320202雑木ヤブ尾根.JPG雑木ヤブ尾根

雑木尾根の鞍部から登り返すと小八郎山山頂である。鎧ヶ峠から黒河内山への縦走コースとして近年整備されたため、明瞭な道が両方向へ続いている。
P1320204 330m鞍部.JPG330m鞍部
P1320207小八郎山?・縦走尾根合流点.JPG小八郎山山頂

右折し明瞭な山道を忠実にたどると、石仏が待つ鎧ヶ峠へ着く。
P1320209雑木疎林尾根・下り.JPG雑木疎林尾根・下り
P1320211 320m鞍部.JPG320m鞍部
P1320212 330m鞍部・赤プラポール.JPG330m鞍部・赤プラポール
P1320213 340mピーク①.JPG340mピーク①
P1320215340mピーク②・コン杭「四五」.JPG340mピーク②・コン杭「四五」
P1320217 350m・340mピーク.JPG同上ピーク近くから350m・小八郎山
P1320218急な下り.JPG急な下り
P1320219赤プラポール・310m鞍部.JPG310m鞍部・赤プラポール
P1320220 310m平坦ピークを左に過ごす.JPG310m平坦ピークを右に巻く
P1320221平坦尾根.JPG平坦尾根
P1320224上り.JPG雑木尾根・上り
P1320225鎧ヶ峠.JPG鎧ヶ峠
P1320226石仏.JPG石仏

ここで右へ下れば駐車地まで戻れるが縦走を続ける。
平坦道を進み植林境の小尾根へ取り付く。地形が細かく複雑なため地形図に忠実に表現されていないようで、テープも数方向に分かれあてにできない。
P1320229踏み跡コン杭.JPG踏み跡・コン杭「ニ九」
P1320230小尾根の植林境.JPG小尾根の植林境

310m小ピークに出て、次の320mピークで北東方向へ直角に向きを変えて尾根をたどる。
P1320232310m小ピーク.JPG310m小ピーク
P1320233鞍部.JPG鞍部
P1320234 320mピーク・赤プラポール.JPG320mピーク・赤プラポール

植林境の鞍部を登り返すと四等三角点「鎧ヶ峠」のある353.6mピークへ着く。
P1320235植林境鞍部.JPG植林境鞍部
P1320236雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
P1320238雑木尾根切開き・上り.JPG雑木尾根切開き
P1320240三角点ピーク.JPG三角点ピーク
P1320241三角点・赤プラポール.JPG四等三角点・赤プラポール

平坦鞍部から340mシダ尾根へ出る。尾根を少し下ったところに裸地が見え、踏み跡があったので、下ってみると展望地へ出た。
P1320242雑木ヤブ尾根.JPG雑木ヤブ尾根
P1320243雑木切開き・平坦尾根.JPG雑木切開き・平坦尾根
P1320245シダヤブ.JPGシダヤブ
P1320251裸地展望地・大内畑山.JPG裸地展望地
P1320246岳山・猿ヶ岳.JPG岳山・猿ヶ岳
P1320247大内畑山.JPG大内畑山
P1320248田島山・花ヶ岳.JPG田島山・花ヶ岳
P1320249亀尾山(大海山)・福西山.JPG亀尾山・福西山

戻ってシダ尾根をたどると350mピークへ出る。
次の小ピークから深いシダを分けながら下り、平坦鞍部を登り返すと350mピーク②へ着く。
P1320252シダ尾根.JPGシダ尾根
P1320254 350mピーク①-1.JPG350mピーク①-1
P1320255 350mピーク①ー2.JPG350mピーク①ー2
P1320256深いシダ.JPG深いシダ
P1320257平坦尾根.JPG平坦尾根
P1320259雑木シダ尾根・上り.JPG雑木シダ尾根・上り
P1320261 350mピーク②.JPG350mピーク②

方向を確認し北東方向へ下る。
P1320262シダ尾根・下り.JPGシダ尾根・下り
P1320263雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り

300m平坦尾根から310mピークを越え、雑木尾根を登り切ると330m支尾根合流点へ出る。
P1320264 350m鞍部①.JPG300m平坦尾根
P1320266 360mピーク.JPG310mピーク
P1320269雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
P1320270 330m支尾根合流点.JPG330m支尾根合流点

鞍部から登り返すと364m平坦ピーク、畑山山頂に出る。
P1320271平坦鞍部.JPG平坦鞍部
P1320272雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
P1320273 364mピーク・赤プラポール.JPG畑山山頂・赤プラポール

右折し小峠へ向かって下る。テープ類も消えやや荒れた感じとなる。
シダ被りの尾根を下り、300m鞍部で登り返す。
P1320274平坦尾根.JPG平坦尾根
P1320275シダ尾根(膝高).JPGシダ尾根・下り
P1320277雑木尾根.JPG雑木尾根・下り
P1320278 300m・プラポール.JPG300m鞍部・プラポール

310mピーク、300mピークと越えシダ尾根を下っていくと、切通し状の250m鞍部へ着く。
P1320279雑木尾根・上り.JPG雑木尾根・上り
P1320280 310mピーク.JPG310mピーク
P1320281雑木尾根・下り.JPG雑木尾根・下り
P1320283 300mピーク.JPG300mピーク
P1320284シダ尾根・下り.JPGシダ尾根・下り
P1320285雑木疎林・下り.JPG雑木疎林・下り
P1320286 250m鞍部・石杭(南方向から).JPG250m鞍部・石杭(南方向から)
P1320287枯れ巨木.JPG鞍部上の枯れ巨木

さらにシダを分けながら小峠手前のピークまでたどってみたが、道路法面のため掘削され崖状となり下りられそうもない。そこで地形図から判断し一番安全に下れそうな250m鞍部まで戻ることにした。
(下山後、車で小峠まで上がってみたところ、庚申塚らしきものが祀られていた。先刻断念したピークから石祠の方向へシダ尾根を下れば、急斜面ではあるがなんとか降りれそうである)

P1320289溝道・上り.JPG溝道・上り
P1320290 260mピーク.JPG260mピーク
P1320292シダ尾根.JPGシダ尾根
P1320294 250mピーク.JPG250mピーク①
P1320295雑木平坦尾根.JPG雑木平坦尾根
P1320296シダ尾根・上り.JPGシダ尾根・上り
P1320297 250mピーク.JPG250mピーク②
P1320298シダ尾根・下り.JPGシダ尾根・下り
P1320300シダ平坦尾根.JPGシダ平坦尾根
P1320301 240mピーク.JPG240mピーク
P1320316小峠.JPG小峠(逆方向)
P1320315庚申塚?.JPG庚申塚?

250m鞍部から南へ幅広の山道を下っていくと、下方で消失するが、そのまま谷を下るとまもなく黄色のガードレールが見え、県道に出た。
P1320303 250m鞍部からの下り.JPG鞍部からの下り
P1320304幅広の古道.JPG幅広の古道
P1320305古道消失.JPG古道消失
P1320306県道が見える.JPG車道が見える
P1320308下降k所.JPG下降箇所(逆方向)
P1320307県道出合い.JPG県道

県道を下り駐車地まで戻る。
P1320309石仏.JPG石仏
P1320310小石祠.JPG小石祠
P1320311坊山~250mピーク~350mピーク.JPG坊山~250mピーク~350mピーク

■山名考など

◆坊山
『防長風土注進案 陶村』村内小名の項を見ると、小村である龍光寺村の小名として「扇田」・「坊山」の名があり、名所旧跡の項には「扇山 坊山とも云、扇田村の上にあり」との記述がある。
また、『防長地下上申 鋳銭司村石高境目書』には御立山として「竜光寺村 坊山」が、注進案には、御立山として「坊山拾七町八反 扇田村」、御預ケ山として「坊山拾貳町三反」が記されている。
注進案記載によると、御立山と御預ケ山を合わせたせた坊山の面積はおよそ30町となり、現在の単位で換算すれば30万平行メートルに及ぶ。
地下上申絵図の鋳銭司村下図には、旧村境にある小八郎山の下方に坊山が記されており、尾根続きであることはわかるが位置の特定はできない。しかし、上記面積から判断すると、四等三角点「古迫」のある171.3mピークよりさらに上方の山を含む山域ではないかと推測される。
ここでは便宜上三角点ピークを山頂とした。

◆小八郎山
地下上申の陶鋳銭司村境の記載により「黒河内垰」と「よろひか垰」の間の旧村境にある山であることから、340mピークとした。

◆畑山
地下上申の陶鋳銭司村境に「北の方よろひか垰より畑山迄水尾切り、後は問田之内菅河内・恒富と三ケ所之境なり」の記載があることから、364mピークをこの山とした。

◆妙見社
妙見社は、地下上申の鋳銭司村由来書に「妙見小社 竜光寺村ニ有之 但一元寺抱ニて、由緒有無之儀寺より可被申出候事」とあり、鋳銭司村内の畑村にあった禅宗寺一元寺の抱えであったことがわかる。また坊山の御預ケ山も一元寺の抱えであった。
注進案では一元寺について、付箋書きとして、「龍光院という真言宗の寺が扇田にあったが、その寺の本尊は現在一元寺に安置されている」といった記述がある。
こうしてみると一元寺と扇田の地との少なからぬ因縁を感じさせる。
一元寺は後に、本寺である山口の常栄寺に合併され、廃寺となった。

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