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台田山(遠見)・屋敷山・岩影(上関町長島) [県東部の山]

歩き残した四代(しだい)の山を歩く。
大阪から帰省中というお爺さんと四代港で出会い、周辺の山情報を教えていただく。港南側の山は事前の調査で台田(だいた)山と思っていたところ、地元では「遠見」と言い、昔海賊や魚を見張ったところで石垣もあるとのこと。まずはこの山をめざすことにする。 (2015.05.05)
P1240695台田山・屋敷山.JPG台田山・屋敷山
台田山・屋敷山・岩影.jpg (クリックで拡大)

四代港の駐車場に車を置く。港の南端から舗装農道が斜面を上がっており、これを登る。すぐの分岐を右に取ると「上関宰判 番所跡」の石碑を見る。その先に「勘場代官の墓」がある。
P1240551舗装農道分岐.JPG舗装農道分岐
P1240552分岐.JPG分岐
P1240553中学校運動場跡・御番所・御勘場跡.JPG番所跡石碑
P1240554代官之墓.JPG代官の墓

左にカーブすると右手に四代小学校跡の広場がある。
P1240557校門.JPG校門
P1240558小学校跡.JPG小学校跡

右に巻きながら進むと、右の谷から上がってきたコンクリート小道と出合う。舗装道はこの先も続いているが、ここで左のコン小道に取り付く。
P1240561コン小道出合い.JPGコン小道出合い
P1240562コン小道.JPGコン小道
P1240563四代集落.JPG四代集落・港

登り切ると尾根鞍部に出る。右に舗装道が二つ、左にコン小道が分かれる。
P1240564鞍部・舗装農道出合い.JPG鞍部・舗装農道出合い

左のコン小道へ入り平坦尾根を進むとすぐに地道に変わる。
耕作地へ出ると丁度農作業中の方に出くわす。断りを言って先へ進む。
P1240566コン小道.JPGコン小道
P1240567耕作地へ出る.JPG耕作地へ出る

草被りの踏み跡を進む。途中南や北側に少し展望が開ける。
P1240568踏み跡が続く.JPG踏み跡が続く
P1240569草被り.JPG草被り
P1240570南側に海が開ける.JPG南側に海が見える
P1240571草被り.JPG草被り
P1240572北側に展望が開ける.JPG北側に展望が開ける
P1240573踏み跡.JPG踏み跡

巻き道となり、109mピークを右に巻くと、鞍部で土塀小屋と出合う。
P1240574ピークを右へ巻く.JPGピークを右に巻く
P1240575土塀小屋.JPG土塀小屋

ピークをめざし逆方向へ登るとすぐに台田山山頂へ着く。小岩があるものの期待した石垣らしきものは見当たらない。雑木に囲まれ展望もない。
P1240576ピークへの踏み跡.JPGピークへの踏み跡
P1240578台田山山頂.JPG台田山山頂
P1240580山頂部の小岩.JPG山頂部の小岩

やや落胆しながら、すぐ先にある次のピークへ向かう。鞍部から右へ巻き加減に進み、松林の斜面を少し登ると平坦ピークへ着く。
P1240583平坦尾根.JPG平坦尾根
P1240584右へ巻き加減に登る.JPG右へ巻き加減に登る
P1240585松に囲まれた100mピーク.JPG平坦ピーク

ここには小岩すらない。やはり駄目かと思ってふと前方を見ると、少し下ったところに石垣のようなものがある。駆けつけてみると物見場跡らしき石積みだった。
予想外に大きく、きちんとした形で残っている。幅4m、高さ2.5m、奥行き2.5mくらいだろうか。石積みの階段もある。反対側には台座風の石積みもあった。
P1240586物見場跡(正面).JPG物見場跡(正面)
P1240587裏側.JPG裏側
P1240588裏側下部の石積み.JPG裏側下部の石積み
P1240595右側面.JPG右側面
P1240589左側面.JPG左側面

松林に囲まれているが、上に登ってみると樹間越しに北方向が見通せる。
P1240591大畑山.JPG大畑
P1240592四代集落.JPG四代集落

帰路は南東側の尾根を下ってみる。松林の尾根は踏み跡はないが、疎林で比較的歩きやすい。
P1240596松林の尾根を下る.JPG松林の尾根
P1240597雑木交じりの松林.JPG雑木交じりの松林

車道近くまで下りると、右下にトタン小屋が見えたので、その方向へ斜面を下ってみたところ車道のコンクリート法面上で立ち往生となった。そこで小屋の右へ回り込み、果樹園を通らせてもらい、どうにか車道へ下りる。
降り口を確認したところ、尾根の先端部に手摺り付きの階段があった。これに出ればもう少しみやすく下りれたと思われる。
P1240598トタン小屋.JPGトタン小屋
P1240600トタン小屋・下降地点(逆方向).JPG下降地点(逆方向)
P1240601コンクリート擁壁の取り付き.JPGコンクリート法面の降り口

車道を西へ進み、海側の眺望を楽しみながら果樹園沿いにたどっていくと、台田山との鞍部へ戻った。
P1240602八島.JPG八島
P1240603定期船「いわい」・八島.JPG定期船「いわい」
P1240604天田島・宇和島.JPG天田島・宇和島
P1240605農道.JPG舗装農道
P1240607農道.JPG農道
P1240565.JPG鞍部・分岐

ここで左の舗装道へ入る。道幅が狭くなり、車の通行は無理と思われる。
P1240610狭くなった舗装農道.JPG狭い舗装農道

耕作地を左に見ながら進むと、尾根上へ出たところが墓地となり舗装が終る。墓地は南側の平坦尾根方向へ墓地が続いている。
P1240611耕作地沿い.JPG耕作地沿い
P1240614墓地.JPG墓地
P1240615尾根上に続く墓地.JPG尾根上に続く墓地

ここで右の尾根へ取り付き、三角点ピークの「屋敷山」をめざす。
なお、地形図上の破線道は左方向へ草被りの巻き道となり、電柱に沿って左へ続いているようだ。
P1240616草被りの山道(左)・尾根取り付き(右).JPG巻き道(左)・尾根取り付き(右)

尾根に取り付くとすぐ小屋を二つ、右と左に過ごし、ミカン園境を登る。
P1240617小屋の間を抜ける.JPG小屋の間を登る
P1240618ミカン園沿い.JPGミカン園沿い

果樹園が終ったところで、左の雑木が密生した斜面へ取り付く。踏み跡もない斜面を少しよじ登ると雑木疎林の尾根へ出る。尾根上には切り開きが残り、古いプラスチック小杭もある。
P1240619雑木斜面に取り付く.JPG雑木斜面に取り付く
P1240620尾根上の切り開き.JPG尾根上の切り開き
P1240621古い小プラ杭.JPG古い小プラ杭
P1240622切り開き.JPG切り開き

切り開きが不明瞭になると右からの尾根と合わさる。左折し雑木疎林を登っていくと、ピンクテープを見る。ところどころ付けられており、測量時のものか、あるいは二等三角点のピークハンターが付けたものかもしれない。
P1240623尾根合流.JPG尾根合流
P1240624雑木尾根・テープ.JPG雑木尾根・テープ

平坦尾根へ出て右に少し進むと二等三角点(点名:「四代」)を見る。雑木に囲まれ展望は期待できない。北東方向、南西方向とも目立った踏み跡はない。

P1240625尾根合流ピーク.JPG尾根合流ピーク.
P1240626雑木尾根.JPG雑木尾根
P1240627屋敷山山頂.JPG屋敷山山頂
P1240628二等三角点.JPG二等三角点
P1240629主尾根(北方向).JPG主尾根(北方向)
P1240630南西方向.JPG南西尾根方向

帰路は164mピーク「岩影」をめざし、南西尾根を下る。
雑木疎林尾根を下っていくと平坦尾根へ出る。溝状の古道を見る。
P1240633雑木尾根.JPG雑木尾根
P1240634雑木平坦尾根.JPG雑木平坦尾根
P1240635溝状の古道.JPG溝状の古道

段状地となり歩きやすそうな南支尾根方向へ一旦下りかけるが、竹林帯となったので修正し主尾根方向へ戻る。
P1240637小段上を左へ移動.JPG段上を南へ向かう
P1240638竹林帯と出会う.JPG竹林帯と出会う

小段が続く尾根を下る。左方向の鞍部は伐採竹や草被りのヤブ尾根なので、右の植林帯へ迂回しながら下る。
P1240639元へ戻りスギ並木沿いに小段上を下る.JPG小段状の尾根を下る
P1240641左方向のツル・草ヤブ.JPG左方向のツル・草ヤブ
P1240642伐採ヤブ.JPG伐採竹・木ヤブ
P1240643ヤブ尾根を右へ迂回.JPG植林帯へ迂回

ヤブがなかなか切れないので、業を煮やしてヤブへ突っ込むことにする。
すると前方に電柱が現われ、さらに上がると草被りの山道へ出た。電柱沿いに破線道の巻き道が続いているようだ。
P1240645電柱を見る.JPG前方に電柱
P1240648草被り道(右方向).JPG草被りの巻き道

草被り道を横切り、竹林斜面を少し登ると平坦尾根へ出る。倒竹が多くかなり荒れている。
P1240650倒竹尾根へ出る.JPG倒竹の平坦尾根へ出る

山頂をめざし尾根を右へ進む。倒竹をまたぎ間を抜けながら進むと、右の倒竹の中に電柱を見る。
P1240651倒竹帯を進む.JPG倒竹帯を進む
P1240653電柱を見る.JPG電柱を見る

さらに先へ進むと平坦ピークへ達する。「岩影」山頂だ。
竹林と雑木の境となっており展望は得られない。
P1240654岩影山頂.JPG岩影山頂
P1240655山頂(逆方向).JPG山頂(逆方向)

竹ヤブの中を戻る気がしないので、破線道を期待して西へ向かうことにする。
竹林境を下っていくと、竹林が終わり雑木林に変わる。
雑木疎林尾根をさらに下ると、途中で尾根を誤ったことに気付く。南西側の支尾根へ入り込んだようだ。最近どうも下りで誤ることが多い。
分岐まで戻り、方向を確認し西方向へ下る。平坦尾根を少し下ると右に電柱が見え、破線道の巻き道とふたたび出合う。
草被りの山道をどんどん下っていくと、突然道がよくなり、前方にフェンス囲いの施設と出合う。発電所関係の施設と思われる。
幅広くなった未舗装の明瞭道を下っていくと舗装道と出合う。入口にチェーンが張られ「関係者以外立入禁止」の札が下がっている。逆方向からなのでお許しをいただき、舗装道へ出て右折するとすぐに柵があり、ここにも同様の立入禁止札がある。ここもお許しいただき舗装車道へ出る。

車道をたどり峠越えをして、途中四代正八幡宮に立ち寄り、駐車地へ戻る。
P1240687台田山・四代集落.JPG台田山・四代集落
P1240689舗装農道.JPG舗装農道の下り
P1240690四代八幡宮.JPG石鳥居
P1240691四代八幡宮.JPG四代正八幡宮
P1240692境内より四代漁港・八島.JPG境内より四代港・八島

なお、屋敷山山頂以西のほとんどは中国電力社有地と思われ、途中も荒れているので、「岩影」へは向かわず引き返した方が無難だろう。以上の理由で途中の写真掲載は割愛した。

■山名考
「台田山」・「屋敷山」・「岩影」の三山とも『防長風土注進案』に記載がある。

◆台田山(臺田山)
注進案に「四代村郷南直ニ有之、…」とある。「台田山」の名について地元の古老に伺うと、台田という地は「北側鞍部から山頂にかけての平坦尾根あたりのことだろう」という方や「山の斜面あたりのことだろう」という方がおられた。
地元では「遠見」という名で呼ばれ、山頂部に石垣(物見場)があるとのこと。物見場に上がれば展望があることから、節句の時季などには皆で弁当をもって上がったということである。

◆屋敷山
注進案に「四代村郷後ニ有之、東北ハ細越之窪ニ下り、猶東北地大畑之岸ニ臨、東ハ郷中ニ下り、東南ハ僅ニ畠有之、臺田山ニ続、…」とあり、四代集落の西側に位置することがわかる。
地元では「屋敷」の名で通じる。山の西端、岩影に続く鞍部付近に広い平坦地があるが、山名と関係があるのだろうか。

◆岩影
注進案に「四代郷より西南にして阿津村之岡ニ有之、峯形ハ山上之南ニ寄り北之方地形廣く、故ニ峯上より東ハ屋敷山ニ続、(中略)西ハ嶋末ニ相當り山脊長く相続て漸々低く其山端ニ至て地脈絶、…」とある。
現在地元の古老にこの山名を言っても通じない。注進案の記載から判断すると、164mピークからさらに西へ進んだ119mピーク、そしてそこから西南尾根へ進んだあたりまでの山全体を指すものと思われる。

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