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高馬越・馬越・後高松山(上関町長島) [県東部の山]

前回(4月4日)上盛山を歩いたとき、取り付き付近から南に延びる破線道が気になったので、これをたどることにし、上盛山の南西尾根から白井田集落あたりまで縦走を試みた。(2015.4.27)
P1240385高馬越.JPG白井田側より高馬越
高馬越・馬越.jpg (1,2クリックで拡大)

前回駐車地より西側のカーブ地点に広めの駐車スペースがあるのでここへ車を置く。
前回のGPSログを見て、地形図の集落道位置とズレがあり不審に思っていたが、今回も同様のズレが生じていた。航空写真で確認したところ、今回駐車地の前後数百メートル間が実際の道路と大きく相違していることが判明した。事情は不明だが、こういうこともごく稀にはあるので、地形図を鵜呑みにはできない。

前回同様、小溜池の先の植林小尾根から取り付く。斜面際を登り小段上で水平道となる。
P1240240取り付き.JPG取り付き
P1240241植林尾根.JPG植林尾根
P1240242平坦地.JPG平坦地

前回はここで右の斜面を登り尾根上へ出たが、水平道の踏み跡をそのままたどり、谷に合わさる手前で右の小谷へ入る。古道が残るが荒れている。
P1240244踏み跡.JPG踏み跡
P1240245小谷へ入る.JPG小谷へ入る

小谷を詰めると鞍部の峠へ出る。右に倒壊小屋を見る。
P1240246上方に鞍部.JPG上方に鞍部
P1240247鞍部.JPG鞍部
P1240249倒壊小屋.JPG倒壊小屋

ここから右の巻き道へ進む。
P1240250踏み跡.JPG巻き道
P1240251巻き道.JPG巻き道

小崩落箇所を過ぎ、石組み上を渡って谷を横切る。
P1240252小崩落箇所(逆方向).JPG小崩落箇所(逆方向)
P1240253谷の石組.JPG谷の石組み

斜面上のケモノ道化した踏み跡となり、右斜面が植林帯に変わるとふたたび明瞭な巻き道となる。支尾根を大きく右に巻くと雑木林に変わる。
P1240254巻き道の踏み跡.JPG巻き道の踏み跡
P1240256植林沿い.JPG植林沿い
P1240257巻き道.JPG巻き道

ツルやヤダケヤブが前方に現われると右斜面へよけながら進む。
P1240259ツル.JPGツル
P1240260ヤダケ.JPGヤダケ
P1240261右へ逃げる.JPG右へ逃げる

左の尾根上に石積み(土留め用か?)を見ると、まもなく主尾根上に出る。
P1240262ヤダケを抜ける.JPGヤダケを抜ける
P1240263尾根上の石積み.JPG尾根上の石積み
P1240264尾根.JPG尾根へ出る

199mの標高点箇所で南に支尾根を分け、主尾根は西方向へ変わる。江戸期の古地図によるとこのあたりが上関・戸津・白井田の旧村境と思われ、境界石などの特徴物を期待したがこれといったものは見当たらない。
P1240265平坦鞍部.JPG平坦尾根
P1240267199m支尾根分岐付近(逆方向).JPG199m支尾根分岐付近(逆方向)
P1240266南支尾根方向.JPG南支尾根方向
P1240268西尾根方向.JPG主(西)尾根方向

200mピークを越えると、鞍部で有刺鉄線柵跡と出会う。八島で見たものと色も形も似ている。ここでも牛の放牧が行われたのだろうか。倒木等により各所で倒壊し、現在柵の機能を果たしていない。
P1240270 200m小ピーク.JPG200mピーク
P1240271右斜面を巻く.JPG右斜面を巻く
P1240272鞍部・有刺鉄線柵.JPG鞍部の有刺鉄線柵

尾根伝いに続く有刺鉄線柵沿いに進み、倒木箇所を抜けると、「高馬越(たかうまこし)」の山頂へ着く。雑木に囲まれ展望もなく、荒れた感じがする山頂である。
P1240273雑木尾根・有刺鉄線柵.JPG雑木尾根・有刺鉄線柵
P1240274雑木尾根.JPG雑木尾根
P1240275平坦鞍部.JPG平坦鞍部
P1240276倒木箇所.JPG倒木箇所
P1240278高馬越山頂.JPG高馬越山頂

山頂部の平坦尾根を直進し、支尾根分岐点あたりで有刺鉄線柵が消失する。
P1240280尾根分岐付近.JPG尾根分岐付近

支尾根を右に送り南西方向へ下ると、雑木ヤブの急斜面となり、尾根筋がつかみにくくなる。
P1240281左にヤダケが現われる.JPG左にヤダケが現われる
P1240282灌木ヤブ尾根.JPG雑木ヤブ尾根

まもなく有刺鉄線柵がふたたび現われ、主尾根上に続いていることを知る。
P1240285有刺鉄線を見る.JPG有刺鉄線柵を見る

勾配が緩み始めると尾根上は密生したヤダケヤブとなるので、右斜面へ逃げながら巻き加減に下っていくと、鞍部で鉄線柵が右の巻き道方向へ逃げる。
P1240288左尾根上にヤダケ.JPG左尾根上にヤダケ
P1240287右巻き道.JPG右巻き道
P1240290鞍部へ出る.JPG鞍部へ出る
P1240292疎林尾根・有刺鉄線は右へ.JPG有刺鉄線は右へ

気持ちの良い雑木疎林に変わり、登り切ると雑木に囲まれた174mピークへ着く。
P1240293疎林尾根.JPG疎林尾根
P1240294 174mピーク.JPG174mピーク

平坦疎林を進み、鞍部へ下ると、右から上がってきた有刺鉄線柵とふたたび出会う。
P1240295疎林尾根.JPG疎林尾根
P1240297 150m鞍部・有刺鉄線出合い.JPG鞍部・有刺鉄線出合い

古道上に続く有刺鉄線柵を左下に見ながら尾根上を登り返すと、大木が立つ160mピークへ着く。
P1240298 160m小ピーク・ヤマモモ?.JPG160m小ピーク・大木

雑木尾根を下り土塁状の鞍部を進む。
P1240300雑木尾根.JPG雑木尾根
P1240301土塁状の鞍部.JPG土塁状の鞍部

小ピークを越えると次の鞍部上で有刺鉄線柵が右の支尾根上へ分かれる。この先やっと有刺鉄線柵から解放される。
P1240303 150m小ピーク.JPG150m小ピーク

ふたたび土塁状の鞍部を進むと左の谷にヒノキ林を見る。P1240305 土塁状の鞍部.JPG土塁状の鞍部
P1240306左ヒノキ林・古道.JPG左ヒノキ林・古道

掘割状の古道を左下に見送りながら疎林尾根を登り、170mピークを越えると、ヤダケヤブの鞍部で古道とふたたび出会う。
P1240308疎林尾根.JPG疎林尾根
P1240309 170mピーク.JPG170mピーク
P1240310疎林尾根.JPG疎林尾根
P1240311鞍部上のヤダケ.JPG鞍部上のヤダケ

集塊岩が続く尾根を左に過ごしながら、巻き道となった古道を進む。
P1240312集塊岩.JPG集塊岩
P1240313巻き道.JPG巻き道
P1240314巻き道.JPG巻き道
P1240315集塊岩大岩.JPG集塊岩大岩

上方が三角点ピークと思われるあたりで巻き道を離れ、左斜面へ取り付く。登り切って尾根上へ出たところで、丁度ヤブに覆われた四等三角点「馬越」を見つける。展望はない。
P1240316左斜面に取り付く.JPG左斜面に取り付く
P1240317183.9m山頂.JPG三角点山頂
P1240318四等三角点.JPG四等三角点

そのまま雑木疎林尾根を下っていくと、鞍部で巻き道とふたたび出会う。
P1240319疎林尾根.JPG疎林尾根
P1240320鞍部の山道(右方向).JPG鞍部の巻き道(右方向)
P1240321巻き道(左方向).JPG巻き道(左方向)

左折し古道をたどって下っていくと、尾根沿いの掘割り道となり、まもなく灌木等で荒れた道となる。
P1240322掘割り状の山道.JPG掘割り道
P1240326下草・灌木ヤブ.JPG灌木等ヤブ

尾根上へ出てみると密生したヤダケヤブとなる。右の谷方向を見下ろすと空地が見えるが少し距離があり、途中もヤブ化しているようだ。反対側の斜面は深いササヤブだが、地形図では破線道がすぐ下にあるので、意を決してこの斜面を下ることにする。
P1240327尾根上のヤダケ.JPG尾根上のヤダケヤブ
P1240328右下方に空地.JPG右下方に空地

ところが思いのほか破線道まで距離があり、ササにイバラが加わり最悪の状態となる。杖でヤブを叩き、胸高の絨毯にからだを預けて道をつくりながら、破線道跡と思われる平坦道へなんとか抜け出た。しかし破線道はヤブに覆われ完全に廃道化している。
P1240329ササヤブ.JPGササヤブ
P1240330イバラ・ササヤブ斜面(逆方向).JPGイバラ・ササヤブ斜面(下方向から)
P1240331下降地点(逆方向).JPG下降地点(逆方向)

右へ向けてふたたびヤブを分けて進むと、舗装された林道終点部へ抜け出た。
P1240333林道終点部(逆方向).JPG林道終点(逆方向)
P1240334空地・ヤブ尾根(逆方向).JPG空地・ヤブ尾根(逆方向)
P1240337三角点ピーク.JPG三角点ピーク
P1240336高遠山・遠見山.JPG高遠山・遠見山

峠を越え、つぎは180mピークの「後高松山(うしろたかまつやま)」をめざす。
舗装林道を少し下り、支谷を横切るあたりで踏み跡を左の斜面に見つけ、これに取り付く。
P1240338取り付き法面(逆方向).JPG取り付き(逆方向)

踏み跡をたどり谷を進むと竹林となる。倒竹が多くなりそうなので途中から右の小尾根へ取りつく。
P1240339踏み跡.JPG踏み跡
P1240340竹林.JPG竹林
P1240341竹林谷.JPG竹林谷

竹林の中を抜けながら登ると雑木林に変わる。尾根を登り切ると177mピークへ着く。この先測量時に付けられたと思われる赤テープが散見できる。
P1240342竹林の支尾根.JPG竹林の支尾根
P1240343竹林が終る.JPG竹林が終る
P1240344雑木疎林尾根.JPG疎林尾根
P1240345 177mピーク.JPG177mピーク


平坦疎林尾根を進むと右側にヒノキ林が現われる。
P1240346平坦尾根・赤テープ.JPG平坦尾根・赤テープ
P1240347疎林尾根の切り開き.JPG疎林尾根の切り開き
P1240348右ヒノキ林境.JPG右ヒノキ林境

ヒノキ林沿いに登ると180mピークの後高松山山頂である。「蒲林区」と刻まれたコンクリート杭があるくらいで、特徴的なものはなく、展望も得られない。
P1240351 180mピーク.JPG180mピーク
P1240350コン杭「蒲林区」.JPGコン杭「蒲林区」

そのまま直進し尾根を下るとふたたび同じコンクリート杭を見る。
P1240352右ヒノキ林境.JPG右ヒノキ林境
P1240353コン杭.JPGコン杭

小尾根が右に分かれる小ピークでヒノキ林が終る。小尾根上のヒノキ林境を下る方がみやすそうだったが、そのまま雑木尾根上を進むことにする。
P1240354 150m小ピーク・ヒノキ林終る.JPG小ピーク・ヒノキ林終る

150mピークを過ぎ、尾根分岐点あたりでシダが現われると右方向の尾根へ向かう。雑木が密生し尾根筋も分かりにくい。
P1240355疎林尾根.JPG疎林尾根
P1240356 140mピーク.JPG150mピーク
P1240357雑木尾根.JPG雑木尾根
P1240358シダヤブ.JPGシダヤブ
P1240359疎林尾根.JPG雑木が密生した尾根

雑木疎林斜面となりさらに下っていくと、平坦地へ出たあたりで建物跡とみられるところへ降り立つ。石積み壁や瓦を見る。
P1240360疎林尾根.JPG疎林尾根
P1240361建物跡.JPG建物跡
P1240362石積み・瓦.JPG石積み壁・瓦

この下に掘割状の古道があったので、これを下ることにする。
最初はやや荒れ加減だが、まもなく歩きやすくなる。
P1240363ヤブ状の溝道.JPGヤブ気味の掘割り道
P1240364山道.JPG山道

右にコンクリート小屋を過ごし、草被りの道を下っていくと、作業小屋のところで集落道へ出る。
P1240366草被りの山道.JPG草被りの山道
P1240369下に舗装道.JPG下に舗装道
P1240371取り付き(逆方向).JPG下降地点(逆方向)

右折し、途中白井田八幡宮に立ち寄り、海岸風景の眺めを楽しみながら駐車地へ戻る。
P1240372高遠山・遠見山.JPG高遠山・遠見山
P1240373牛島・白井田港.JPG牛島・白井田漁港
P1240374林道(右)分岐.JPG林道(右)分岐
P1240377八幡宮.JPG白井田八幡宮
P1240379石段.JPG集落側の長い石段
P1240382.JPG
P1240383.JPG
P1240388白井田港・祝島.JPG白井田漁港・祝島(奥側)
P1240390.JPG
P1240392.JPG
P1240395 馬越・後高松山.JPG馬越・後高松山

■山名考

◆高馬越(たかうまこし)・馬越(うまこし)
地下上申絵図を見ると、両山ともピーク上にその名を見ることができるが、毛利家文庫の論所絵図などでは「馬越」の名しか見えない。
推測するに、上盛山から南西へ派生する尾根全体を「馬越」と言い、最高所のピークを「高馬越」と呼んでいたのではないだろうか。したがって、ここでは230mピークを「高馬越」とした。
また「馬越」については、標高183.9mの四等三角点(点名:「馬越」)ピーク、標高174mピークのいずれとするか迷ったが、点の記によると三角点の字名も馬越となっていること、標高が高いことを理由に前者を山頂とした。
なお、『防長風土注進案』上ノ関、山之事の項に「高馬越」の記載がある。

◆後高松山(うしろたかまつやま)
『防長風土注進案』上ノ関、山之事の項に当山の記載がある。
なお、白井田側に「高松」、蒲井側に「後高松」の地名がある。
ここでは、最高峰の180mピークを山頂とした。



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