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雄笠山・雌笠山・防迫の頭(下関市阿内) [県西部の山]

雄笠山・雌笠山は『防長山野へのいざない第3集』、中の嶽は同書第4集で紹介されているが、これら両山塊を結ぶ稜線は踏査したことがないので歩いてみた。取り付きの雄笠山と雌笠山はおよそ10年ぶりだ。
まずは林道地西線から雄・雌笠山のピークを踏み、豊関トンネルの東、264mピークの防迫(ぼうざこ)の頭まで縦走し、トンネル入口へ下った。縦走路のほとんどは植林境で、一部シダ被りや灌木箇所があるものの、地図読みをきちんとすれば案外楽に歩くことができる。
なお、高圧線鉄塔は廃線・変更により地形図と一部異なっている。(2015.03.15)
P1230342 264mピーク.JPGNo.142鉄塔から防迫の頭
雄笠山・雌笠山.jpg (1,2クリックで拡大)

県道沿いに駐車地を見付け、林道地西線へ入る。すぐに舗装切れとなり、少し進むと車止めがある。植林管理で利用されるのか道は荒れていない。
P1230253林道分岐.JPG林道入口
P1230254鉄塔・林道.JPG鉄塔・林道
P1230257林道看板・コン端.JPG林道看板・コン橋
P1230259林道直進・車止め.JPG林道(直進)・車止め
P1230260スギ植林沿い.JPGスギ植林沿い
P1230261分岐.JPG林道分岐

金属橋が沢に架かるところで巡視路コースを右に過ごし、林道終点までたどると、前方に堰堤を見る。谷方向に道がないので、少し戻り、境界杭とテープのある斜面に取り付く。
P1230262巡視路分岐・金属端.JPG金属橋・巡視路分岐
P1230263巡視路分岐・窯跡(逆方向).JPG巡視路分岐・窯跡(逆方向)
P1230265コン橋(左岸へ).JPGコン橋右(左岸)へ
P1230266林道終点.JPG林道終点
P1230267前方に堰堤.JPG前方に堰堤
P1230269取り付き.JPG取り付き

踏み跡をたどるとすぐに右のスギ植林谷へ入る。市有林のコン杭と測量テープが続く谷を詰め、ヒノキ林境を登ると、支尾根上で右からの巡視路コースと合わさる。
P1230270スギ谷.JPGスギ谷に入る
P1230272スギ谷.JPGスギ谷
P1230273ヒノキ境.JPGヒノキ林境
P1230274ヒノキ林境(支尾根).JPGヒノキ林境
P1230275ヒノキ林境・巡視路合流(右から).JPG巡視路合流(右から)

左に炭焼窯跡を過ごし右へ巻き道を進むと道標のある主尾根鞍部へ着く。反対側の谷から市ヶ浴や鳥通からのコースがここで合わさる。
P1230277鞍部.JPG鞍部
P1230278市ヶ浴・雄笠山方向.JPG市ヶ浴・雄笠山方向
P1230279雌笠山方向.JPG雌笠山方向

ここで一旦雄笠山まで往復する。ロープが張られた急勾配の雑木尾根を登り切ると、航空燈台の建つ雄笠山山頂へ着く。山頂は小広場となり、中央部に二等三角点「雄笠山」を見る。切り開きがあり、西や南西方向の展望が得られる。
P1230281雄笠山への雑木尾根急棟.JPG雑木尾根の急登
P1230282.JPG急登
P1230284三角点.JPG雄笠山山頂・三角点
P1230287航空燈台(逆方向).JPG航空燈台(逆方向)
P1230285首かたげ山.JPG首かたげ山など
P1230286四王四山・勝山.JPG四王司山・勝山

鞍部へ戻り、次は雌笠山をめざす。巡視路を兼ねた明瞭な尾根道が続く。
途中、標柱を確認し、鉄塔No.35に立ち寄る。展望は期待できない。
P1230288溝状の尾根道.JPG溝状の尾根道
P1230289巡視路分岐(左).JPG巡視路分岐(左)
P1230290 No.35鉄塔.JPGNo.35鉄塔

山道へ戻り、ヒノキ林沿いに平坦尾根をたどる。登り返し、右に巡視路(行者さんコース)を分けるとすぐに、鉄塔No.36の建つ雌笠山山頂へ着く。周囲の植林が伸び、残念ながら展望は得られない。
P1230294ヒノキ尾根.JPGヒノキ尾根
P1230295行者様分岐.JPG行者さんコース分岐
P1230296雌笠山山頂・No.36鉄塔.JPG雌笠山山頂

いよいよアップダウンが続く縦走路に入る。北尾根へ向かい、両側ヒノキ植林の尾根を伝うと310mの平坦北ピークへ着く。
P1230299ヒノキ尾根.JPGヒノキ尾根
P1230300北ピーク.JPG北ピーク

次の290mのピークでコンクリート杭「16」を確認し北西尾根を下る。ここからは左ヒノキ、右雑木の尾根道となり、随所に菊川町のコン杭を見る。
P1230301シダ・植林尾根.JPGシダ・植林尾根
P1230302ヒノキ尾根.JPGヒノキ尾根
P1230304 290mピーク.JPG290mピーク
P1230305ヒノキ境.JPGヒノキ境
P1230308雄笠山.JPG雄笠山

ヒノキ林境の道は左の巻き道に変わるが、そのまま直進方向へ雑木尾根を登ると289mピークに着く。
P1230309分岐(右へ).JPG分岐を直登
P1230310 289mピーク.JPG289mピーク

ここで北方向へ雑木平坦尾根を進み、ふたたび左ヒノキ林境の尾根道を下っていくと、左ヒノキ林、右竹林の鞍部へ降り立つ。地形図上に破線道があるが、両方向に明瞭な山道は確認できない。
P1230311雑木尾根.JPG雑木尾根
P1230312北ピーク.JPG北ピーク
P1230313植林境の下り.JPG植林境の下り
P1230314 210m鞍部・右に竹林.JPG210m鞍部・右に竹林

登り返すとすぐに平坦ピークに着く。周囲が灌木ヤブとなっており、ここ数年中に一度伐採されたと思われる。
P1230317灌木平坦ピーク根.JPG灌木の平坦ピーク

ふたたびヒノキ林境の平坦尾根を進み、登り切ると230mピークで、左右へ延びる明瞭な山道と出会う。右方向の先に「火の用心」マークがあり巡視路と思われるが、地形図上ではこの先東西に二本の高圧線が平行しており、南側は廃線となっている。したがって、この道が現在も巡視路として利用されているかどうかは定かでない。
P1230318左側ヒノキ林境の細尾根.JPGヒノキ林境の平坦尾根
P1230319ヒノキ林境の上り.JPGヒノキ林境の上り
P1230320途中の西側展望(首かたげ山・高地山).JPG途中の西側展望(首かたげ山)
P1230321 230mピーク・巡視路?出会い.JPG230mピーク・巡視路?出会い
P1230323北東尾根(巡視路?).JPG北東方向の尾根
P1230324 230mピークから北西尾根.JPG北西方向の尾根

左折しヒノキ林境の道を登り返すと、標高230mあたりで平坦な裸地へ出る。以前はここに鉄塔が建っていたと思われる。
P1230326平坦尾根鞍部.JPG平坦尾根鞍部
P1230327ヒノキ林境上り.JPGヒノキ林境上り
P1230328 230m小空地(鉄塔跡?).JPG裸地(鉄塔跡?)

少し進むと250m平坦ピークへ着く。樹林に囲まれ展望は得られない。
P1230329ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1230330 250m平坦ピーク.JPG250m平坦ピーク

右折する感じで北西方向へ下ると、ここも伐採跡と思われる両側灌木ヤブの平坦尾根となり、道のわきに四等三角点「小野」を見る。ヤブが濃くなると分かりづらくなるだろう。眼前には鉄塔が望める。
P1230332ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1230334灌木ヤブの平坦尾根.JPG灌木ヤブの平坦尾根
P1230335四等三角点.JPG四等三角点
P1230333前方に鉄塔.JPG前方の鉄塔

灌木帯を抜けるとヒノキ林となり、すぐにNo.142の鉄塔広場へ着く。周辺のカヤが刈られている。
ここで巡視路のひとつは南西方向へ向かうが、反対の北東方向への巡視路が定かではない。東側の谷へ踏み跡があるが、目印の「火の用心」マークが見当たらない。標柱は廃線前のものと思われ当てにできない。
P1230337ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1230343 No.142鉄塔.JPGNo.142鉄塔
P1230339 No.142鉄塔・中の嶽・264mピーク.JPG鉄塔広場から中の嶽・264mピーク
P1230344巡視路(南西方向).JPG巡視路(南西方向)

気にはなったが、そのまま北西方向の尾根道を下る。210m平坦ピークで左(北西)方向へ下ると鞍部へ着く。両側植林帯となり、それぞれ踏み跡がある。
P1230345北西尾根のヒノキ植林境.JPGヒノキ植林境
P1230346 260m平坦ピーク.JPG210m平坦ピーク
P1230347 190m鞍部.JPG190m鞍部

植林境を登っていくと境界杭等が並ぶ平坦尾根へ出る。右へ少し進んだところが最高所で、標高264mピークの「防迫の頭」である。山頂部は雑木に囲まれ、展望は得られない。
P1230350ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1230351ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1230352 264mピーク手前.JPGピーク手前
P1230354境界石から264mピーク方向.JPG境界石から264mピーク方向
P1230355 264mピーク.JPG264mピーク


境界石方向へ戻り、西へ延びる緩い尾根を下る。次の赤ポールのある250mピークで右折するとヒノキ植林帯の頂部へ着く。
P1230356平坦西尾根・ヒノキ林境.JPG西尾根のヒノキ林境
P1230357ヒノキ林境上り.JPGヒノキ林境上り
P1230358250mピーク①.JPG250mピーク
P1230360ヒノキ植林頂部.JPGヒノキ植林頂部

西尾根方向へややシダが被る植林境を下る。
P1230361ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1230362ヒノキ林境・シダ.JPGヒノキ林境・シダ

緩いアップダウンのあと濃いシダヤブを分けていくと、地籍図根三角点のある平坦小ピークへ着く。中の嶽、華山、四王司山、勝山などが見渡せる展望地となっている。
P1230363ヒノキ林境上り.JPGヒノキ林境上り
P1230364シダ被りの上り.JPGシダ被りの上り
P1230365 ピーク手前のシダ被り.JPGピーク手前のシダ被り
P1230366地籍図根三角点.JPG地籍図根三角点
P1230367 190m平坦ピーク.JPG190m平坦ピーク
P1230368中の嶽・六万坊山.JPG中の嶽・六万坊山
P1230369京ヶ嶽・華山.JPG京ヶ嶽・華山
P1230372四王司山・勝山・表山.JPG四王司山・勝山・表山

ここから踏み跡をたどってシダの薄い西方向へ一旦下るが、踏み跡が不明瞭となったので、下の車地峠をめざし雑木疎林をトラバースしながら下ると、切通しとなった峠のすぐ上へ出る。2mほどの高低差だったので、注意しながらそのまま峠へ降りたが、北方向へ少し迂回した方が無難かもしれない。
P1230375疎林・シダ斜面.JPG疎林・シダ斜面
P1230376疎林をトラバース.JPG疎林をトラバース
P1230380峠上の境界杭.JPG峠の上の境界杭
P1230381峠の下降地点(逆方向).JPG峠の下降地点(逆方向)
P1230382車地垰(阿内方向).JPG車地垰(阿内方向)
P1230383車地垰(七見方向).JPG車地垰(七見方向)

峠の両方向に古道が残るが、あまり使われた様子はない。
P1230384北側(七見側)の谷.JPG北側(七見側)の谷
P1230386阿内側の植林谷.JPG阿内側の植林谷

スギ谷に残る古道伝いに南方向へ下っていくと、コンクリート水路と出会う。前方の道はヤブ気味となるため、この水路を渡って対岸の斜面を上がると、作業道へ出た。そのまま草被りの道を下っていくと、豊関トンネルの入口近くで出る。
P1230388植林谷・古道.JPG植林谷・古道
P1230389植林谷.JPG植林谷
P1230390コンクリート用水路.JPGコンクリート用水路
P1230391作業道.JPG作業道へ出る
P1230392やや荒れた作業道.JPG作業道を下る
P1230395トンネル付近の下降口(逆方向).JPGトンネル近くの下山口(逆方向)

グリーンロードから県道へ出て駐車地へ戻る。
P1230398六万坊山・中の嶽が重なる.JPG六万坊山・中の嶽が重なる
P1230400雄笠山(右奥).JPG雄笠山(右奥)
P1230401 289mピーク.JPG289mピーク
P1230402230mピーク(中央奥).JPG230mピーク(中央奥)

■山名考
264mピークは阿内、七見、上田部の大字境の山で、『地下上申』の境目書には、それぞれ「ぼうざこの頭」、「岩なめり山」、「白ぐちなわの浴頭」とされている。また、『角川日本地名大辞典 山口県』「小字一覧」の阿内の項には、「防迫(ボウサコ)」が見える。
ここでは、阿内側の山名を採った。

なお、南に位置する246.1mの四等三角点「小野」の地番は、点の記によると小字名が防迫であることから、防迫は両ピークの南西にある谷付近の地名ではないかと推測する。


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