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金蔵山(岩国市柱島) [離島の山]

柱島を歩く。10数年前に雑誌「山と渓谷」に紹介された際に一度歩いたことがあり、それ以来である。
一般コースを歩くだけでは面白味がないので、山頂周辺の軍事遺構を探索するほか、できれば新しいルートを探ってみようと島へ向かった。(2015.01.17)
P1190577端島より柱島(2014.11.06).JPG端島より柱島(2014.11.06)
金蔵山2.jpg (1,2クリックで拡大)
金蔵山.jpg 周回図(1,2クリックで拡大)


岩国港午前7時40分の始発便に乗る。船は高速船「すいせい」。黒島・端島と立ち寄り、約1時間で柱島港へ着く。
P1210624「すいせい」(柱島港).JPG 「すいせい」(柱島港)

待合所から山手へ向かうと、すぐに大きな島の案内板がある。山へ向かう集落道へ入り、まずは柱島小中学校をめざす。
P1210625柱島港待合所.JPG柱島港待合所
P1210815柱島案内図.JPG柱島案内図 (クリックで拡大)
P1210627分岐.JPG分岐
P1210628集落道を上方へ向かう.JPG集落道を山側へ向かう
P1210629分岐.JPG分岐
P1210631分岐・道標.JPG分岐・道標
P1210632前方に山頂方面.JPG前方に山頂方面

柱島小中学校を右に過ごすと道標を見て登山道へ入る。
P1210633柱島小中学校.JPG柱島小中学校
P1210636登山道入口道標.JPG登山道入口道標
P1210637分岐.JPG分岐
P1210638分岐・石仏.JPG分岐の石仏

竹林や植林沿いに登山道を登る。100mごとに距離表示板が設置されている。
P1210639登山道.JPG登山道
P1210640 100m表示・竹林.JPG100m表示・竹林
P1210641ヒノキ林.JPGヒノキ林沿い
P1210642 200m表示.JPG200m表示
P1210643 300m表示.JPG300m表示

以前は背丈状のシダが被るところもあったが、昨年、地元や県の中山間応援隊によりシダ等が刈られたらしく、整備された快適な道が続く。
400m表示あたりから背後に海側の展望がときどき開ける。
手前の平坦支尾根上に柱島城主「藤原種智(やすとも)」の墓があったのだが、標識もなく分岐を見落としてしまったようだ。
P1210644 400m表示.JPG400m表示
P1210645 500m表示.JPG500m表示
P1210647広島県側の島々.JPG広島県側の島々
P1210648柱島港.JPG柱島港

途中から「あとX00m」の表示に変わる。
P1210649あと400m表示.JPGあと400m表示
P1210650柱島港・妙見の鼻・新宮の鼻.JPG妙見の鼻・新宮の鼻
P1210651あと300m.JPGあと300m表示
P1210652小柱島・倉橋島(奥側).JPG小柱島・倉橋島(奥側)
P1210653あと200m.JPGあと200m表示

鞍部が前方に見えてくるあたりで、左の路傍に旧海軍の境界石標を見る。
P1210654海軍境界石標.JPG海軍境界石標

まもなく鞍部へ出て、まずは「三角点」の道標に従い左折する。
P1210655三角点表示.JPG三角点道標
P1210657あと100m.JPGあと100m表示

二等三角点(点名:柱島)が設置された平坦ピークは、広く刈り払われ、海側東半面の展望が大きく広がる。
P1210658三角点ピーク.JPG三角点ピーク
P1210659二等三角点「柱島」.JPG二等三角点
P1210660倉橋島・黒島.JPG倉橋島・黒島
P1210661鹿島・横島.JPG鹿島・横島
P1210662妙見の鼻・新宮の鼻.JPG妙見の鼻・新宮の鼻
P1210663続島.JPG続島
P1210664長島・福良島.JPG長島・福良島

鞍部へ戻り、尾根沿いに幅広の山道をたどり山頂をめざす。
P1210667山頂方向の登山道.JPG山頂方向の登山道

左側の尾根はササヤブとなっており溝が切ってある。また尾根の反対側がコの字状に掘削され、コンクリート・レンガの基礎部分と横に小水槽が残っている。軍事施設跡か?

P1210672尾根上の溝.JPG尾根上の溝
P1210668コンクリート基礎(側面).JPGコンクリート基礎(正面)
P1210669コンクリート基礎(正面).JPGコンクリート基礎(側面)
P1210671基礎・小水槽.JPG小水槽

尾根上へ出ると、周辺の笹が刈られ、前方の尾根上斜面に貯水槽が二基並んでいるのが見える。
P1210674貯水槽①、上に②.JPG貯水槽①、上に②がある
P1210676貯水槽①.JPG貯水槽①
P1210677貯水槽②.JPG貯水槽②

さらにその奥にレンガ造りの大きな建物が現れる。「特設見張り所」跡と思われる。ここも周辺のササがきれいに刈られ、海側が望める。
P1210711見張り所(東側).JPG見張り所(東側)
P1210710見張り所(北側).JPG見張り所(北側)
P1210714見張り所(南側).JPG見張り所(南側)
P1210684見張り所(西側).JPG見張り所(西側)
P1210679便所跡?.JPG便所跡?
P1210712見張り所(内側).JPG見張り所(内側)
P1210713コンクリート基礎・ボルト5本.JPG内部中央のコンクリート台座

少し登ると平坦ピークに出る。ここが最高所の金蔵山山頂である。以前はササヤブだったが、今はササが刈られて、ここからも海側の展望が得られ、明るい山頂に変貌している。コンクリートやレンガ片をいくつか見つけた。
P1210683登山道.JPG登山道
P1210690山頂への最後の登り.JPG山頂への最後の登り
P1210685金蔵山山頂.JPG金蔵山山頂
P1210705山頂から大見山.JPG大見山
P1210706浮島.JPG浮島
P1210686山頂のコンクリート片.JPGコンクリート片
P1210687コンクリート片.JPGコンクリート片
P1210688レンガ片.JPGレンガ片

ササ刈りはここまでだが、西側にある次のピークまで足を延ばしてみた。
山頂から雑木疎林の斜面を北側へ巻き加減に進むと、すぐ左のササヤブの中に、山頂方向へコの字型に掘削されたところがあった。
P1210692山頂北側平坦地.JPG山頂北側の平坦地

ササヤブを分けて掘削部分へ入ると、手前に小さな水槽があり、奥には約4m角のコンクリート台座が残っている。また中央にはその上に横1m、縦1.5m程度の方形のコンクリート台座があり、四隅に半円形の欠けた跡がある。背後は4mほどの掘削面となっている。
P1210693掘削地・小水槽.JPG掘削地・小水槽
P1210695コンクリート基礎(方形・中央部分).JPGコンクリート台座
P1210694コンクリート基礎(四隅に半円形の欠けた跡).JPGコンクリート台座(中央)

西側の270m平坦ピークまで行ってみたが、鞍部から山頂部までは竹ヤブとなっており、その先はササ尾根となったので引き返す。
P1210696西側雑木疎林尾根.JPG雑木疎林の西尾根
P1210697 270m平坦ピークへの倒竹林.JPGタケヤブ
P1210699 270m平坦ピーク.JPG270m平坦ピーク

山頂から北へ延びる支尾根方向へ下ってみると、鞍部から260m平坦ピークあたりまでは雑木疎林の尾根で歩きやすいが、その先は背丈を越える濃いシダが茂り先へ続いているようなので断念。
P1210722支尾根分岐部.JPG北支尾根分岐部
P1210723支尾根・イノシシの足跡.JPG支尾根上のイノシシの足跡
P1210724雑木疎林鞍部.JPG雑木疎林鞍部
P1210725 260m平坦ピーク.JPG260m平坦ピーク
P1210726シダヤブ尾根.JPGシダヤブ

手前鞍部まで戻り、東側の谷方向へ下ることにする。
測量杭が所々続いているが、倒竹木が現れ始めたので左の支尾根へ逃げ込み、急斜面を注意しながら下る。
P1210729疎林谷.JPG疎林谷
P1210730疎林谷.JPG疎林谷
P1210731測量杭.JPG測量杭
P1210733倒竹谷.JPG倒竹谷
P1210734支尾根.JPG支尾根
P1210735支尾根斜面.JPG支尾根斜面
P1210736支尾根斜面.JPG支尾根斜面
P1210738支尾根急斜面.JPG急斜面
P1210739右の倒木・倒竹谷.JPG右の倒竹木谷

急斜面が谷に合わさるあたりで、小さな取水施設と出会い、谷底の平坦部へ降り立つ。
P1210741荒れ谷へ下る.JPG荒れ谷へ下る
P1210743小貯水施設.JPG取水施設(逆方向)
P1210746荒れ谷(逆方向).JPG荒れ谷(逆方向)

ここからは踏み跡をたどっていくと堰堤と出会う。
P1210747堰堤①.JPG堰堤①

堰堤の左端側を越えて下っていくと次第に左の巻き道となり、竹林沿いに進むと耕作地へ出る。
P1210748堰堤左端を下る.JPG堰堤左端を下る
P1210749水路沿いの山道.JPG水路沿いの山道
P1210750山道・竹林.JPG竹林沿い

左の支尾根上に石段があり、少し登ると「不老様」(ふろうさま。地元ではなまって「くろうさま」と呼ぶ)がある。その上の墓地で道は終わる。
P1210752石段・不老様入口.JPG石段
P1210754不老様.JPG不老様

巻き道へ戻り耕作地を下ると、右下に堰堤を見て集落道へ出る。
P1210756堰堤②.JPG堰堤②
P1210757集落道(巻き道).JPG集落道
P1210758井戸・ポンプ.JPG井戸・ポンプ

出航まで時間があるので、島を巡る周回道を歩いてみた。
右に松田港や小柱島などを眺めながら周回道を進む。
P1210759墓地.JPG墓地
P1210760周回道・小柱島.JPG周回道・小柱島
P1210761松田港.JPG松田港
P1210762小柱島.JPG小柱島

無線中継所のところから、周回道を一旦離れ、「島尻の浜」へ降りてみた。小柱島のほか、手島や端島などが望める。
P1210763無線中継所.JPG無線中継所
P1210764手島.JPG手島
P1210766端島(タコウ山).JPG端島(タコウ山)
P1210768島尻の浜(西側)・端島(見壁山).JPG島尻の浜(西側)・端島(見壁山)
P1210770島尻の浜(東側)・小柱島.JPG島尻の浜(東側)・小柱島

周回道へ戻り、先を進んでいると、向こうから軽トラがやってきた。数名のお年寄りが乗っている。イノシシ用のククリワナを仕掛けているようで、今年だけですでに10数頭は仕留めたという。
P1210771舗装道.JPG周回道への舗装道
P1210772周回道合流点.JPG周回道合流点
P1210773周回道.JPG周回道
P1210778端島.JPG端島(周回道西端付近から)
P1210780竹林沿いの周回道.JPG竹林
P1210781周回道・ミカン園・イノシシワナ(紅石).JPGミカン園
P1210783周回道.JPG周回道
P1210792松崎(左手前)・情島・長島・福良島・鯛の峰.JPG松崎(左手前)・情島・長島・福良島・鯛の峰
P1210793大見山.JPG大見山
P1210795平畠から三角点ピーク方向.JPG三角点ピーク方向
P1210796周回道.JPG周回道
P1210797分岐.JPG大峠の分岐
P1210798大峠.JPG大峠の切通し

山頂探索等で時間を費やしてしまったので、予定していた島南側の「浦庄の浜」や賀茂神社などはあきらめ、善立寺や赤禰武人の墓がある西栄寺に立ち寄り、柱島港へ戻る。
P1210799分岐(逆方向)・立入禁止.JPG分岐(逆方向)・立入禁止表示
P1210800コンクリート橋(大橋?).JPGコンクリート橋
P1210801分岐(右善立寺).JPG分岐(右善立寺)
P1210802路地.JPG善立寺への路地
P1210803善立寺.JPG善立寺
P1210804西栄寺.JPG西栄寺
P1210805赤禰武人の墓.JPG赤禰武人の墓
赤禰武人は幕末の奇兵隊第三代総督。墓は西栄寺内にある。
P1210806桑原杢之助の墓.JPG桑原杢之助の墓(隣に側室と幼児の墓)
桑原杢之助は16世紀半ばごろの柱南城の城主。墓は西栄寺の下の田にある。この付近に城があったという。
P1210807集落から三角点ピーク方向.JPG集落から三角点ピーク方向
P1210808柱島港・妙見の鼻.JPG柱島港・妙見の鼻
P1210810柱島(帰路・船内から).JPG柱島(帰路・船内から)

■軍事遺構について

周回道を歩いていると散歩中の古老に出会った。
山頂にある軍事遺構のことを尋ねたところ、次の情報をいただいた。

①山頂直下の掘削地には探照灯が設置されていた。
②鞍部から山頂の南側斜面は戦時中から耕作地だった。鞍部から山頂寄りにある掘削地は耕作関係の家屋の名残りで軍事施設ではない。(これについては検証の必要あり)
③帰路に下った堰堤あたりに発電所と貯水槽があり、山頂へ電気を送っていたが、戦後堰堤建設のため取り壊された。


コメント(2) 

コメント 2

yamakan

レンガ建物がきれいに残っていますね。

コンクリ基礎は聴音機か探照灯基礎とおもいますが、周囲の地形に対して凹地形が深く、径20m程度であれば聴音機、そうでなければ探照灯、尾根端にあれば聴音機、やや高度が高く山頂に近ければ探照灯です。

金蔵山、もう何年前に登ったのだろうか?

ところで、お金は埋まっていませんでしたか。宝くじを買うといいでしょう
by yamakan (2015-01-28 08:16) 

gomen

山頂北側斜面の掘削部分は幅8m、奥行き14mぐらいで、裏側の掘削面は高さ4mぐらいありました。島の古老の話では探照灯跡だということです。
また、某資料によると、見張所の「建物の中には望遠鏡と聴音機が備えられ、探照灯で夜空を警戒していた」とあります。

お金は見つかりませんでしたが、逆にズボンの後ろポケットのボタンがいつの間にか取れており、危うく財布を落とすところでした。

by gomen (2015-01-28 21:02) 

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