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北の台(下関市六連島) [離島の山]

六連島へは20数年前一度仕事で渡った。そのときは仕事の合間に一気に集落の上へあがり、丘のようなところへ出た記憶がある。
今回は三角点のある最高峰、北の台をめざすことにした。年始めで軽めの山歩きのつもりだったが、三角点探しに手こずり、とんだ初歩きとなった。(2015.01.03)
P1210410北の台・集落.JPG北の台・六連島集落
北の台(六連島).jpg (1,2クリックで拡大)

下関港竹崎桟橋を始発便の午前10時に出航。約20分で六連島漁港に着く。
P1210305六連丸(下関港).JPG下関港の六連丸
P1210307六連丸(六連港).JPG六連島漁港の六連丸
P1210306待合所.JPG待合所

待合所の先にある漁村センターに立ち寄ると、島の案内マップが掲示してあったので、本日の予定ルートをもう一度確認する。島上方の台上へ上がる舗装道路が北から南へ延びており、これをたどると島をほぼ一周できる。
P1210308漁村センター.JPG漁村センター
P1210309島案内板.JPG島案内マップ

北方向の台上にある灯台へ向けて海岸沿いを歩き始める。
まもなく六連灯台の案内道標が目に入り、矢印方向に左の急勾配の石段を登る。両側にヨシやヤダケが茂る中を登り切ると、広場の奥に灯台が現れる。明治3年に建てられ、洋式灯台では日本最古のもののうちの一つらしい。
P1210310海岸沿いの周回道路.JPG海岸沿いの舗装道路
P1210311灯台案内標識.JPG灯台案内標識
P1210312急勾配の石段.JPG急勾配の石段
P1210318六連島灯台.JPG六連島灯台
P1210315灯台案内.JPG灯台案内板
P1210316プレート.JPGプレート
P1210325北の台.JPG灯台前広場から北の台

広場の南端から上がって明治天皇行幸の記念碑へ立ち寄ってみた。総理大臣を務めた田中義一の書による立派な碑だが、周辺はやや荒れた感じだ。
P1210319記念碑入口.JPG記念碑入口
P1210320ヤダケ沿いの道.JPGヤダケ沿いの道
P1210322明治天皇行幸の碑.JPG明治天皇行幸の碑.

下の舗装道まで戻り台上に向かう。そのまま登っていくとすぐに山頂へ着きそうなので、浜の方へ向かう道へ2箇所ほど入ってみた。いずれも花き栽培のビニールハウスへ向かう農道で、最後は耕作地で道が不明となる。
P1210334浜方向への分岐点.JPG浜方向への分岐(2箇所目)
P1210335分岐からの展望(竜王山).JPG分岐からの展望(竜王山)
P1210336ビニールハウス沿いの浜方向への道.JPGビニールハウス沿い
P1210341耕作地跡(行き止まり?).JPG耕作地跡
P1210342蓋井島.JPG井島を遠望

カーブ地点で左に監視施設(?)の塔を過ごし、台上の舗装道を進むと右手にレーダーが見えたので立ち寄ってみる。海上自衛隊のレーダー基地だ。
P1210344監視施設?.JPG監視施設?
P1210346周回道・猫.JPG舗装道路
P1210348境界石標.JPG防衛庁境界石標
P1210352分岐道・レーダー基地.JPGレーダー基地への分岐
P1210353レーダー基地.JPGレーダー基地

さらに進むと分岐を左に取り、いよいよ北の台山頂へ向かう。
P1210354北の台.JPG北の台
P1210356車道分岐・左へ.JPG北の台への分岐

貯水槽を右に過ごし、右折するとフェンスに囲まれた海上自衛隊六連警備隊のコンクリート建物がある。建物の様子からすると現在使用されていないように思われる。
P1210357前方右に貯水槽.JPG前方右に貯水槽
P1210358海上自衛隊施設.JPG海上自衛隊施設
P1210359.JPG建物北側

地形図から判断すると三角点は敷地の反対側あたりにあるようなので、フェンスの右手からまわってみることにする。一段高い段上の境に設置されたフェンスの縁は、樹木やカヅラ等が被さり最近人が入った形跡はない。先へ進むとイバラも加わり、何度も気がくじけそうになる。当初予想していたよりもフェンスで囲まれた区域がかなり広いようだ。
P1210360フェンス右から取り付く.JPGフェンス右側の取り付き
P1210361フェンス沿い.JPGフェンス沿い
P1210362フェンス沿い.JPGフェンス沿い
P1210363フェンス越しに施設を望む.JPGフェンス越しの施設
P1210364カヅラ・イバラやぶ.JPGカヅラやイバラのヤブ
P1210366南の台方向.JPG背後の南の台方向

縁が崩れかけたところを抜け、フェンス上の有刺鉄線が外れて眼前に垂れ下がり、思わずヒヤリとしながら、何とか三角点近くまでたどり着く。
P1210368カヅラが絡む.JPGカヅラが絡む
P1210371三角点近くのフェンス沿いヤブ.JPG三角点近くのヤブ

探索にかかると、フェンス際の縁が少し高くなったところにカヅラに覆われた小岩らしきものがある。そばには防衛庁のコンクリート境界杭もある。カヅラを少しのけてみると、コンクリートブロックやワンカップの酒の瓶が出てきた。何かを祀ったような感じであり、これが北の台にあるという「厄神」あるいは「峰像(みねかた)大明神」と呼ばれているものではないかと思われた。敷地の造成やフェンスを設置する際に壊されたのかもしれない。
三角点もこの周辺に設置されたに違いないと思い、フェンス際の周辺を隅々まで探してみたが、見つからない。ひょっとしたらと考え、フェンスの内側を覗くと、すぐそばにこんもりとした草の茂みがある。どうもこれが怪しいと思ったが、フェンスの中ではどうしようもないと、探索をあきらめることにした。(帰宅して「点の記」を確認したところ、二等三角点(点名:六連島)は案の定、探索したあたりのフェンス近くの敷地内にあることがわかった)
P1210373カヅラで覆われた石積み(作業前).JPGカヅラで覆われた石積み
P1210381石積み.JPGカヅラの一部を除けた石積み
P1210379ブロック・ワンカップ酒・鋼管.JPGブロックとワンカップの瓶など
P1210374フェンス内の茂み(三角点?).JPGフェンス内の茂み
P1210382竹ノ子島方向.JPG竹ノ子島方向

同じルートを引き返す気はとてもしないので、そのままフェンスに沿って北へ向かうと、行きと比べヤブも少なく案外楽に戻れた。
P1210383北側から三角点箇所方向(逆).JPG三角点箇所方向(北側から)
P1210385北側フェンス沿い.JPG北側フェンス沿い

まだかなり時間があるので、島内の名所に立ち寄ることにする。舗装道へ戻り南に向かうと、東方向の集落へ下る山道への分岐のすぐ先に、天然記念物「雲母玄武岩」の案内標識がある。
P1210387南の台方向.JPG舗装道路から南の台方向
P1210388西側遠望(女島・男島・藍島).JPG西側遠望(女島・男島・藍島)
P1210390中央破線道.JPG集落方向(東)へ下る山道
P1210391玄武岩案内標識.JPG玄武岩案内標識

矢印に従い少し戻るようにコンクリートの小道をたどると、雲母玄武岩とその記念碑がある。岩に顔を近づけてみたが、素人にはどれが黒雲母かよくわからない。一帯が指定地域となっているので、周辺を探せば同じような岩があるのかもしれない。
P1210392コン小道・前方に玄武岩.JPG記念碑へのコンクリート小道
P1210394黒雲母玄武岩.JPG雲母玄武岩と石碑
P1210395案内板.JPG案内板
P1210396玄武岩表面.JPG玄武岩表面
P1210397彦島大橋・風師山.JPG彦島大橋・風師山

南へ進み、南の台周辺を歩いてみたが、ビニールハウス栽培の農地などが広がり、最高所がどのあたりになるのかわかりづらい。
P1210398南の台側からビニールハウス越しに北の台.JPG南の台付近から北の台
P1210400南の台.JPG南の台

さらに南へ向かい、分岐を左折しすぐに右折すると東屋とトイレのある「農業公園」に着く。北九州側の良好な展望地となっている。
P1210402分岐左へ.JPG分岐(左へ)
P1210403分岐(右へ).JPG分岐(右へ)
P1210405農業公園・東屋.JPG農業公園・東屋
P1210406竹ノ子島.JPG竹ノ子島・戸ノ上山・足立山
P1210407皿倉山.JPG皿倉山

分岐を左へ過ごし鋭角のカーブを下ると、集落との分岐に出る。分岐付近からは島の集落や港のほか、下関や北九州の山並みが望める。
P1210411分岐(集落方向).JPG分岐(集落方向)
P1210457北の台.JPG北の台
P1210458六連島漁港.JPG六連島漁港
P1210455周回道分岐からの眺め.JPG鬼ヶ城・竜王山
P1210456長州出島・勝山・四王司山・青山・火ノ見山.JPG長州出島・勝山・四王司山・火ノ見山
P1210459霊鷲山・火ノ山.JPG霊鷲山・火ノ山

分岐を直進し、「音次郎遺跡」のある島の南西端、波止ノ鼻をめざす。
幅広道を下っていくと、左へ小道を分け、島の南端部で西へ向かう。平坦道となりやがて舗装が終わる。
P1210412音次郎遺跡へ向かう.JPG波止ノ鼻へ向かう
P1210415平坦道.JPG平坦道
P1210416終点?.JPG舗装道終点?

左下へ下る道は畑で行き止まりとなるので、草被りのやや荒れた道を直進する。舗装が終わったと思ったが、舗装の上を土が覆い草が被ったようで、土の下には舗装が残っている。
P1210418下の畑へ向かう下り道.JPG下の畑へ向かう下り道
P1210420直進する.JPG直進する

50mほど進むと舗装道終点になる。前方はすぐ先がヤブとなり左へ山道があるので、こちらへ少し下ると、段状の縁がコンクリート舗装されている小道を進む。
P1210422前方ヤブとなり左へやや下る.JPG終点・前方ヤブとなり左へ
P1210423段の縁にコンクリート道.JPGコンクリート小道

すぐに分岐となり、直進方向はヨシが被り荒れているようなので、左へ下る踏み跡をたどる。ヤダケを切り開いた跡を下り、段上へ出てさらに下ると、突然崩落した崖上に出て進退きわまる。踏み跡は電柱の管理用に付けられたものらしい。P1210425前方ヤブのトンネル.JPG前方ヨシヤブのトンネル
P1210426左へヤダケを分けた踏み跡あり.JPG左の踏み跡
P1210431段上奥の電柱.JPG段上奥の電柱
P1210430ヨシの間を下る道、先で崩落.JPGヨシの間を下る道(下で崩落)

何とか上方へ戻り、ヨシが被りトンネル状になった方へ進む。ヨシとヤダケが被る中をくぐりながらどうにか抜け、さらに下っていくと小さなコンクリート建物と出会う。電線はこの施設で終わっている。
P1210432ヤダケ・ヨシの中を直進.JPGヤダケ・ヨシの中を直進
P1210433枯れたヨシのトンネル.JPG枯れたヨシのトンネル
P1210435一旦ヤブを抜ける.JPG一旦ヤブを抜ける
P1210439ヨシとヤダケヤブの中を下る.JPGヨシとヤダケヤブの中を下る
P1210440コンクリート施設と出会う.JPGコンクリート施設

すぐ先で波止ノ鼻近くの海岸へ出る。
P1210441海岸へ出る.JPG海岸へ出る
遺跡は突端より上方の山側で見つかったようだ。発見当時は段々畑だったと思われるが、現在はヨシなどが茂り、とても探せそうにない。
波止ノ鼻の海岸べりを散策し、対岸の金崎島や馬島を眺めたあと、港をめざし戻る。
P1210442波止ノ鼻から金崎島・馬島.JPG波止ノ鼻から金崎島・馬島
P1210443彦島大橋・風師山.JPG彦島大橋・風師山
P1210444竹ノ子島・足立山.JPG竹ノ子島・足立山
P1210446波止ノ鼻から馬島.JPG波止ノ鼻から馬島
P1210447金崎島.JPG金崎島
P1210448女島・男島.JPG女島・男島
P1210449藍島.JPG藍島
P1210450波止ノ鼻西側海岸.JPG波止ノ鼻西側海岸
P1210451音次郎遺跡のある上方.JPG音次郎遺跡のある陸側
P1210452波止ノ鼻東側海岸.JPG波止ノ鼻東側海岸

集落へ戻る途中、舗装道から数箇所右へ下る分岐道があるが、いずれも畑へ下り、その先は不分明なので、おとなしく上方の分岐まで戻る。
P1210414分岐.JPG最初の分岐
P1210454次の分岐.JPG次の分岐

分岐からコンクリート道を下る。墓地を抜け右からの巻き道と合わさると、そのまま平坦道を直進し、西教寺へ立ち寄る。寺の裏側に「お軽同行(どうぎょう)の碑」と瓶詰めウニに功績のあった「城戸久七翁顕彰の碑」がある。
P1210460西教寺への石垣沿いの道.JPG西教寺への石垣沿いの道
P1210462西教寺.JPG西教寺
P1210463お軽同行の碑.JPGお軽同行の碑
P1210464城戸久七翁顕彰の碑.JPG城戸久七翁顕彰の碑

寺の下からさらに平坦道を直進し、突き当たりで左の石段を登ると八幡宮の境内へ出る。
P1210466八幡宮への石段.JPG八幡宮への石段
P1210472六連八幡宮.JPG六連八幡宮

神社の裏に出てみると、丘上から下っている山道が確認できる。
P1210473裏の石段道(上方).JPG裏の石段道(上方)
P1210474石段道(下方).JPG石段道(下方)

社殿前の石段を下り、そのまま港へ向かう。三角点探しと遺跡のある波止ノ鼻への行程で思わぬ時間を食ったため、予定の3便に間に合わず、午後5時30分発の最終便で下関港へ戻った。
P1210476石段(逆方向).JPG八幡宮石段(逆方向)
P1210477港傍の石仏・石祠.JPG港近くの石仏・石祠
P1210478漁協・集会所.JPG漁協・集会所
P1210480石油タンク.JPG油槽所
P1210482集落・北の台.JPG集落・北の台
P1210481集落・南台.JPG南の台・集落

■山名考
論文『六連島村落の社会と生活』(水産講習所研究業績第294号、1960年)を見ると、台上には「北の台」・「南の台」・「西の台」があり、それぞれの場所に大明神が祀られていたことがわかる。
また同論文にも引用されているが、『豊浦藩村浦明細書』によれば、北の台には「厄神」(御神体は石で、峰像大明神ともいう)、南の台には「みなかた(宗像?)大明神」(御神体は石)、西の台には青海大明神がまつられていたとされる。
論文掲載の写真を見ると、北の台と南の台の大明神は石祠に祀られているようである。

コメント(1) 

コメント 1

gomen

H.A.様

写真の件、了解です。
ブログ掲載写真は容量制限の都合で画質を落としています。少し良質なものが必要でしたらお知らせください。
なお、メールはブログのプロフィール欄に掲載しています。

by gomen (2016-10-28 21:02) 

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