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深谷山・十種ヶ峰(山口市阿東徳佐下) [県央部の山]

深谷山から十種ヶ峰まで縦走を試みた。
深谷山は平成11年に南側の三等三角点「二ノ瀬」から縦走して以来だ。今回は林道スタイ線を利用しヒノキ植林境のササ尾根を山頂まで直登した。取り付きは背丈状のササで先行き不安を覚えたが、次第に歩きやすくなり、勾配が緩くなると踏み跡が現われる。山頂からの展望は期待できない。
十種ヶ峰をめざしての縦走路は、ヒノキ植林境の緩いアップダウンが続く。途中数百メートルの間は植林が途切れ、ササ被りの尾根となり不明瞭なところもあるが、難渋するほどではない。ふたたびヒノキ植林境となりやや荒れた尾根が続く。それも長くはない。作業道をたどり主尾根へ取り付くとササ刈りされた登山道となる。
十種ヶ峰からの帰路は、「ヤマシャクヤク登山道」として近年新しく開かれた道を取る。上り専用の一方通行となっているが、花のシーズンではないので、下山道として利用させてもらった。昨年の豪雨災害による影響が懸念されたが、ロープや目印が修復されている。ただ、目印を見逃しやすい箇所やガレたところもあるので、やはり上りのコースとして利用したほうがよさそうだ。(2014.10.18)
P1180753深谷山・縦走尾根.JPG十種ヶ峰より深谷山・縦走尾根
P1180797十種ヶ峰・神角神社.JPG神角から十種ヶ峰
深谷山・十種ヶ峰.jpg (1,2クリックで拡大)


鍛冶ヶ原で国道沿いに幅広の駐車地がある。
阿武川が護岸工事中で、橋が落とされたり通行禁止により大きく迂回を強いられた。
P1180640十種ヶ峰.JPG鍛冶ヶ原より十種ヶ峰
P1180641深谷山.JPG深谷山の山並み
P1180642金毘羅社.JPG金毘羅社

谷あいに延びる林道スタイ線へ入る。こちらも豪雨により護岸が崩壊したり、林道がえぐられたりで、かなりの被害を受けたようだ。
P1180644林道スタイ線入口・小堂.JPG小堂横の林道スタイ線入口
P1180647えぐれた護岸.JPGえぐれた林道護岸
P1180648林道.JPG林道

コンクリート橋をいくつか渡りかえながら、ところどころ損壊した林道を進む。
P1180649コン橋.JPGコン橋①
P1180651えぐれた林道.JPG損壊林道
P1180652コン橋.JPGコン橋②
P1180653コン橋.JPGコン橋③
P1180654崩壊林道.JPG損壊林道
P1180655コン橋.JPGコン橋④
P1180656コン張り.JPGコンクリート張り
P1180657崩壊林道.JPG損壊林道

土砂が堆積する支谷分岐を横切り、堰堤手前から林道が右へ分かれる。前回は深谷山山頂からこの林道へ下ったので、今回もこの林道を利用しようと思ったが、入口からササが茂り荒れている様子なのですぐに諦め、少し戻り、支谷沿いに山頂まで延びる尾根へ取り付くことにする。
P1180658土砂が堆積した林道.JPG土砂が堆積する支谷出合い
P1180663土砂が堆積した谷.JPG土砂が堆積する支谷
P1180660林道分岐(逆方向).JPG林道分岐(逆方向)
P1180661堰堤.JPG堰堤
P1180662ササ尾根の取り付き.JPGササ尾根の取り付き

ヒノキ植林境に背丈を越えるササが茂り踏み跡もないのでひるんだが、気を持ち直し少し頑張るとササが腰高や膝上程度に薄くなり安堵する。
P1180664背丈高のササ・植林境.JPG植林境の背丈状のササ
P1180665膝・腰高のササ.JPG膝から腰高のササ
P1180666.JPGササ

勾配が緩むと植林が終わり、雑木林に変わるが、すぐに右側が中木のヒノキ林境となる。植林管理がされているようで植林境に踏み跡が続く。
P1180667植林が終わる.JPG植林が終わる
P1180668雑木平坦尾根.JPG雑木平坦尾根
P1180670右ヒノキ植林.JPG右ヒノキ植林・踏み跡

両側ヒノキ林となり、急勾配の植林境を登り切ると山頂の一角へ出る。左折し、左ヒノキ林境を進むとすぐに三等三角点山頂(基準点名:「深谷山」)へ着く。樹林に囲まれ展望は期待できない。
P1180671両側ヒノキ林.JPG両側ヒノキ林
P1180672勾配がきつくなる.JPG勾配がきつくなる
P1180673ピーク手前.JPGピーク手前
P1180675左手三角点山頂方向.JPG左方向の三角点山頂
P1180676三角点.JPG三等三角点
P1180677樹間わずかに十種ヶ峰.JPG樹間わずかに十種ヶ峰

そのまま東へ植林境を少し下ると「村有林」の石杭を見る。ここから大字境の縦走尾根は北方向へ向かう。
P1180678縦走路東方向.JPG縦走路東方向
P1180679下降地点・石杭.JPG下降地点・石杭

途中小ピークをいくつか越えながら649mピークまでは左側ヒノキ林境を進む。植林や測量時に付けられたと思われる踏み跡もあり、要所に石杭やプラ杭が設置されている。
P1180680左ヒノキ林の下り.JPG左ヒノキ植林の下り
P1180682 植林境.JPG植林境
P1180683ところどころにプラ杭・600m小ピーク.JPGところどころにプラ杭
P1180684 620mピーク・石杭・プラ杭.JPG620mピーク・石杭
P1180685 630mピークへの上り.JPG630mピークへの上り
P1180686 630mピーク.JPG630mピーク
P1180688 640mピーク.JPG640mピーク
P1180689 640mピーク.JPG640mピーク・石杭
P1180690 649mピークへの上り.JPG649mピークへの上り
P1180691 649mピーク・植林境終わり.JPG649mピーク・植林境終わり

649mピークからしばらくはササ被りの雑木尾根が続き、踏み跡も不明瞭となる。
P1180692ササ尾根の下り.JPG雑木ササ尾根の下り
P1180693尾根不明瞭.JPG踏み跡不明瞭な尾根
P1180694 600mササ尾根鞍部.JPGササ尾根鞍部
P1180695 ササ尾根上り.JPGササ尾根上り
P1180696 踏み跡・ササがやや歩きやすくなる.JPG踏み跡

640m小ピークを過ぎ次の640mピークあたりでふたたび右側にヒノキ林が現われるが、しばらくは倒木等で荒れた植林境を進む。
P1180697 640m小ピーク.JPG640m小ピーク
P1180698 640mピークへの上り.JPG640mピークへの上り
P1180699 640mピーク・右ヒノキ林となる.JPG640mピーク・右ヒノキ林となる
P1180700 ヒノキ林境.JPGヒノキ林境
P1180701荒れたヒノキ林境.JPG荒れたヒノキ林境
P1180702 600m支尾根合流点・赤プラポール.JPG650m支尾根合流点・赤プラポール

667mピークあたりから歩きやすくなり、峠状の鞍部を登り返すと675m平坦ピークへ達する。右方向へ下ると作業道終点部へ降り立つ。作業道は終点部が分岐している。
P1180704植林境.JPG植林境
P1180705コン杭・667mピーク付近.JPGコン杭・667mピーク付近
P1180708 667mピーク(北方向から).JPG667mピーク
P1180707 667mピークから北方向.JPGピークから北方向
P1180710 640鞍部.JPG峠状鞍部
P1180711鞍部から東方向.JPG鞍部から東方向
P1180712鞍部から西方向の谷.JPG鞍部から西方向の谷
P1180713灌木・植林境.JPG灌木・植林境
P1180714 680m平坦ピーク.JPG675m平坦ピーク
P1180715林道終点部.JPG作業道終点部
P1180716林道終点部分岐(逆方向).JPG作業道終点部分岐(逆方向)

最近利用されておらず、一部ササ被り等のある作業道を進むと、福谷池側からの作業道と合流する。
P1180719ササ被りの林道.JPGササ被りの作業道
P1180720植林沿いの林道.JPG植林沿いの作業道
P1180721林道合流点.JPG作業道出合い

左折し、植林沿いにたどると県境尾根へ出たところで終点となる。
P1180723林道.JPG作業道
P1180724林道右方向へ.JPG作業道
P1180725林道終点・主尾根合流部.JPG主尾根合流部

主尾根の斜面へ取り付く。尾根上はササ刈りされ歩きよい。
P1180726取り付き尾根斜面.JPG尾根取り付き斜面
P1180729両側植林沿いの尾根道.JPG植林沿いの尾根道

植林境を登っていくと820mあたりから勾配が緩み、860m小ピークへ着く。
P1180730右植林境・平坦尾根.JPG右植林境・平坦尾根
P1180731ササ尾根.JPGササ尾根
P1180732 860mピーク・赤プラ杭.JPG860mピーク・赤プラ杭

下ったところの鞍部でヤマシャクヤク登山道コースが合流。登り返すと標高900mあたりから視界が開け、前方に山頂がのぞく。
P1180754ヤマシャクヤク登山道分岐.JPGヤマシャクヤク登山道分岐(逆方向)
P1180733山道.JPG登山道
P1180734雑木ササ尾根.JPG雑木ササ尾根
P1180736登山道.JPG登山道
P1180737山頂方向・視界が広がる.JPG山頂方向・視界が開ける

風を感じながらササ原を登っていくと山頂広場へ着く。
昼をだいぶ回っていたにもかかわらず、山頂では中高年の二人連れと70代くらいの単独ハイカーと出会う。ご老人から「元気でいいですね」と声をかけられる。
P1180738登山道.JPG登山道
P1180751十種ヶ峰山頂.JPG十種ヶ峰山頂
P1180739山頂・三角点.JPG山頂案内板・一等三角点

360度の展望を楽しんだあと、すぐに下山にかかる。
P1180740弟見山・莇ヶ岳・野道山.JPG弟見山・莇ヶ岳・野道山
P1180741石ヶ岳・下深山.JPG石ヶ岳・下深山
P1180742大蔵ヶ岳.JPG大蔵ヶ岳
P1180743大将山・飛石山・八幡ヶ迫山.JPG大将山・飛石山・八幡ヶ迫山
P1180745権現山・犬鳴山・高山.JPG権現山・犬鳴山・高山
P1180746青野山.JPG青野山
P1180747法師山.JPG法師山
P1180748高岳山.JPG高岳山
P1180749深谷山・薄谷山・下深山.JPG深谷山・薄谷山・下深山
P1180752下山方向.JPG下山方向

帰路はヤマシャクヤク登山道を下り神角集落へ出る。このコースは数年前に整備され気にはなっていたが、もともと花にはそれほど興味がないことに加え、多くのハイカーに出会うと思うと、なかなか足が向かなかった。
下山中、中腹あたりの沢で夫婦連れと思われる中年男女に出会う。花のシーズン以外にもこのコースを歩く登山者がいるようだ。3時近くだったので下山するころは暗くなるだろう。
P1180756ガレ道・ロープ.JPGガレ道・ロープ
P1180758ガレ道・ロープ.JPGガレ道・ロープ
P1180759木段.JPG木段
P1180760ガレ道.JPGガレ道
P1180762崩壊沢沿い.JPG崩壊沢沿い
P1180763沢上.JPG沢上を歩く
P1180767沢渡り.JPG沢を横切る
P1180768右奥に石積堰堤.JPG右奥の石積堰堤
P1180769沢沿い.JPG沢沿い
P1180771左斜面へ.JPG左斜面へ
P1180773ロープ箇所.JPGロープ箇所
P1180774堰堤.JPG堰堤①
P1180775沢沿いの山道取り付き(逆方向).JPG山道へ出る(逆方向)
P1180776山道.JPG山道
P1180777堰堤.JPG堰堤②
P1180778舗装林道.JPG舗装林道
P1180779堰堤.JPG堰堤③
P1180780林道分岐.JPG林道分岐
P1180782堰堤.JPG堰堤④
P1180783コン橋.JPGコン橋
P1180784分岐(逆方向).JPG林道分岐(逆方向)
P1180785視界が開ける.JPG視界が開ける
P1180786ゲート.JPGゲート
P1180788生木地蔵.JPG生木地蔵
P1180787説明板.JPG地蔵説明板
P1180790十種ヶ峰.JPG十種ヶ峰

神角八幡宮では、境内で地元の老婦人たちがイチョウの大木の下で銀杏採りを楽しんでいた。少し離れていても銀杏の香りがただよってくる。
コース案内板のところで写真を撮っていると、軽トラが横に停まり中年男性が降りてきた。高岳山に登った帰りだという。コースの状況を聞かれた。遅くなったので今から登るのは断念するとのこと。賢明だろう。荷台にはミニバイクが載せてあった。登山口へ戻るためのものだろうか。
P1180793神角神社.JPG神角神社
P1180794登山案内図.JPG登山案内図
P1180796石灯籠・記念碑.JPG石灯籠・記念碑

■山名考
「深谷山」の山名は地形図記載の名称をそのまま採用したが、どうも「福谷山」が正しいと思われる。現に周辺では「福谷池」、「福谷川」、「林道福谷線」など、すべて麓の地名「福谷」に由来するものしか見当たらない。
『防長山野へのいざない 第1集改訂版』の十種ヶ峰の項のルート図や巻末の「山口県の山標高ランキング」でも「福谷山」と記載されている。また著者の金光康資氏からも「福谷山」が正しい山名であると伺った記憶がある。地形図作製の際、聞き誤ったり書き誤ったりで、誤記された山名がその後一般名として通用するようになった例は他にもいくつかある。
ただ今回、地下上申や風土注進案などをあたってみたが、「深谷山」も「福谷山」もその山名を見つけることができなかったため、やむなく地形図どおり「深谷山」を採用した。今後、根拠が明白になれば訂正したい。

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